Webサービスの収益構造についてまとめてみる

今年から社内での業務がマーケティングからややスライドして新規Webサービスの開発や既存サービスのグロースを担当する事になります。

そこで、現在世の中のWebサービスがどのようにマネタイズされているのか考えてみたいと思います。

広告収益モデル

サイトの一部スペースを広告媒体として売り出す事で、収益を得る仕組みの事です。広告媒体としての販売額はサイト訪問ユーザー数に概ね比例する仕組みとなります。

Webメディアでマネタイズしようと思うと、まず考えられるのは広告収益ではないでしょうか。KPIをPVに置いているケースも多い印象があります。

ターゲットが求める記事を定期配信し、ユーザーを集め媒体としての価値を高めます。ユーザーを一定程度集めた後に、広告スペースを販売して収益を得ます。

ベーシックなWebでのマネタイズモデルかもしれませんね。

事例:Webメディアなどのキュレーションサイト

定額課金モデル

定額課金モデルは、コンテンツの購読やサービスの利用を金銭を払い使用する仕組みです。こちらも良く見掛ける仕組です。

こちらのモデルの多くは自動で利用が更新される仕組みのようです。利用者側として、サービスを全く使用せずとも気が付くと払い続けてしまうことはよくあります。

お金を払っても利用したいと思わせるコンテンツ・サービスの質の担保が課題になりそうなモデルです。

事例:NewsPicks,Progate,ゲーム関係

マッチングモデル

サービス提供者とサービスを探している利用者を、マッチングさせる事で仲介手数料を得るモデルの事を指します。サイトには情報のデータベース的な役割を持たせ、ユーザーが自分の探している情報を見つけ出しやすい情報設計にします。

ユーザーをマネタイズ元にせずサービス提供者側から金銭を得る事が多いようです。

事例:不動産の検索サイト,引越しサイト,美容室検索サイト

プラットフォームモデル

CtoCなどの個人間取引やオークションのサービスなど、プラットフォームとなる「場」を提供するサービスのモデルです。

少し前まではオークションサイトがメインのイメージでしたが、売買されるものが物品だけではなくなりました。空き部屋シェアのAirbnbやスキルシェアのココナラもこちらに属するかと思われます。

シェアリングエコノミー系のサービスが増えているため、このビジネスモデルは拡張されるかもしれませんね。

事例:オークションサイト,CtoC系のサイト

売り切りモデル

自社サイトの商品・サービス・コンテンツを販売する事で利益を得るモデルです。

定額課金モデルと異なる点は、一度売り切るとその後の継続収入が見込めない部分です。毎月新規顧客を獲得する必要があるため、マーケティングに工数が掛かるイメージがあります。

もしくは、継続利用を促すためのロイヤルカスタマー化でしょうか。

利益を安定させるまでに時間・工数が必要になりそうです。

例:ECサイト

まとめ

4つのモデルを分類してみましたが、複合型もあります。

採用の記事広告を掲載しつつも、定額課金の仕組みを取っているNewsPicksは「広告収益モデル」と「定額課金モデル」の組み合わせです。

ビジネスは「継続性」も重要な指標の一つです。当然ですが、収益がないサービスは破綻しますので、どこからどのようにお金を得る仕組か理解しながらサービス開発に努めたいと思います。

参考記事

今回のブログを書くにあたって、こちらの記事を参考にさせていただきました。

Webサービスを立ち上げるなら知っておきたい4つのビジネスモデル

Web IT業界のビジネスモデルとは?収益を得るには?を事例で紹介!


最後まで読んでいただきありがとうございました! いただいたサポートは今後のnoteに活かすために使いたいと思います。 他のクリエイターさんへの支援や、書籍の購入に使い優しい世界を広めて行きたいです。