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【メモ公開】哲学で文章はうまくなるのか?!問いから鍛える文章講座

先日哲学×文章講座のイベントに参加してきましたので、取っていたメモを公開したいと思います。

問いの種類

【思考に構造を与える問い】
①目的:何のために書くのか?
②主題:何について書くのか?
③論点:大事な点は何か?
④順序:どのような順序で書くのか?

【思考に内容を与える問い】
①状況:5W1H「いつ」「どこで」「誰」「何」「なぜ」「どのように」
②理由:「なぜ」「なんのために」
③例示:「どんな例が?」「具体的には?」
④定義:「どういう意味か?」「○○とは何か」
⑤前提:「~のためには何が必要か/重要か」
⑥関係:「何が関係しているのか?」
⑦比較:「どのような点で違うか?似ているのか?」
⑧真偽:「本当にそうなのか?」
⑨反例:「そうでない場合はないか?」
⑩意見:「それについてどう思うか?」
⑪要約:「結局どういうことなのか?」

「問い」があると文章が書けるようになる

問いには様々な種類があるが、書き方に迷ったら、下記の構成で書くとエッセイは書きやすいそうです。
意識的に問いを立てると文章を書けるようになるともおっしゃっていました。

問い
 ↓
自分の経験・考察
 ↓
結論

世の中の人が悩みがちなことを提示して考察の時間があり、結論を出すのが、オーソドックス。

文章は「問い」と「答え」の連続で、問いを具体的に立てると、文章が書けるようになる。
まずは、問いに気づくことからスタート。
喋ると書けるケースがあるので、お互いに関心を持ち、聞いてもらう事が大事。


文章が書けないのは書く内容を見つけられないから

世の中にある文章本は「お作法」を教えているが、そもそも「何を書いたらいいのか?」は教えてくれないとのこと。何を書くのか?のヒントになるのは「問い」であり根底にある課題意識が重要。

取材原稿でもゴール・肝を決めて、自問自答を繰り返し完成に持っていくケースがあるそうです。
取材中は同じ動詞が出てくる時、そこにヒントや原稿の入り口がある。

自分に言いたい事がなくてもいい

誰に向けて書くのか意識するのが大事。
→「家」に例えるとそこに住むのは「男性」か「女性」か。年齢はいくつか?住む人が決まると、部屋の導線やレイアウトなどが自然と決まる。
特定の人だけが読むと想定して、書く文章も全然あり。

出口が明確な時は、逆算して問いを作る。
→言いたい事をはっきりさせるために、問いがある。良い文章は「強いメッセージ」があり、かつその人が伝える事で意味があります。パンチラインがあって、最後に問いを出す「アントニオ猪木型」の文章も構造としては存在するそうです。

自分を他者に出来るのが問い
→問いを踏まえると自分にインタビューが出来るので、客観性が出る。自分の中の当たり前を崩すのは難しい。

具体例として何を挙げるのか?が大事。
→信じるに値する根拠は体験として味わってもらい、共感を生む必要がある。数字やデータの根拠は出せないと思っている

自分に言いたい事がなくてもいい
→自分に言いたい事がなくても、聞きたい事があればそれはオリジナルの原稿になる。他の人にない問いが出来るかどうか、がキーである。

後半ではワークショップとなっており、3人1組になり質問をし合います。こちらで使用したコンテンツも後日noten

会場後方では「ニューQ」の販売もしていました。

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