子供は子供として完成しているのであって大人の模型ではない

毛虫と蝶が同じものであるはずがない。毛虫は毛虫として完成しており、蝶は蝶として完成している。それと同じで、大人も子どもも、それぞれに完成している。子どもは気ままであり、生命力にあふれ、好奇心に満ちて活発に動き回る。決して、大人を小型にした模型ではなく別個の個性をもった存在なのだ。しかし、子どもの独立性を認めない大人のなんと多いことか。

寺山修司


最近好きな名句。

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