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02_自然はそんなに愚かではない

2件目の記事です。初投稿をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

さて、「正しい努力をする」
あまり物覚えのよくない(特に興味のないものは全然覚えない)私にしては、ワリと頭に焼き付いているフレーズです。
名言系のあちこちで見かけるフレーズですね。

これの反意語的に、
「とにかくがむしゃらにやってみる」
みたいなフレーズがありますが、アレは苦手です。

前置きが長くなりました。で、時々下記のフレーズを目にしたことはありませんか。
「優雅に見える白鳥も、水面下では必死に足を動かしている」
あるいは、
「白鳥の水かき」なんてことわざもあるようですね。

コレ、人目に触れないところでの努力を例えたフレーズなのでしょうが、実に筋が悪いなぁと常々思っているところです。

皆様は、白鳥の足ってどんな形状かご存知ですか?
まさか、鶏の足みたいなフォークみたいな形だとは思っていませんよね。
googleさんの画像検索で、こんな形状であることがわかります。

どんなところに住んどるのよ?
と言われそうですが、白鳥を比較的近くで見ることができるわけでして、彼らはこのデカい水かきを使って、あっという間に水面を前進してきます。
必死に足をバタバタなんかさせていないわけです。
ひとかきで、ズーン、ふたかきで、ズーンズーンと華麗に水面を移動しています。

考えてみましょうよ。
自然界で、水面で生活する水鳥が、そんな必死で動かないと移動できないわけないですよね
そんな生き物だったら、とっくに滅びていますよ。
足に限らず、あらゆる器官が長い年月を経て最適化された結果として今の形状になっているのだと考えます。

と、いうわけで、表題の「自然はそんなに愚かではない」と言いたくなるわけです。
水面を優雅に移動する白鳥は、水面下の足も優雅に動いているんですよ。

自然は、人間ごときのエピソードに都合よく利用されるような薄っぺらい成り立ちではないのだよなぁと思うところでございます。
次回は、ビジネス界隈でよく話題になるアノ進化論でもとりあげてみようかと考えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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