ソウカイヤ パニッシュ アン イデオット ビフォア オスシ(リプレイ記事:ミッション・フロム・シルバーフェイス その5 ニンジャとの戦闘)

この記事はオケガワ/シルバーフェイス=サンのソロシナリオ「ミッション・フロム・シルバーフェイス その5 ニンジャとの戦闘」のリプレイ記事です。discordで行ったものを一部加筆修正して載せました。

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「クソがっ」
行き場のない不満が口からもれた。久々に老人が営む老舗スシ・ショップでも回ってやろうかと思った矢先、
《一身上の都合により閉店させていただきます。》
これで何件目だ。
空腹はそろそろ臨界点を超え憤りさえ感じていた。
自分がなぜこんな目に会っているか、理由ははっきりしていた。
「スゴイ・オイシイ!ケミカル的な風味が極力少ないうえで、食糧としてのリーゾナビリティだ!」
隣の店、ドンブリ・ポン452号店だ。
けたたましい電子マイコ音声とネオンが顔を照らし、更に彼の神経を逆なでする。
実際自分のビズには文句もないし、組織がやっていることなど気にもならないが…。この時だけは自分の組織の所業を恨んだ。
流石に怒りに任せ組織の店を襲うほど愚かでなかったのか、その男が肩を落として帰路につこうとしたとき。
「ドーモ、グレートキャット=サン。シルバーフェイスです。」
端正な雰囲気を醸し出しながら、そのものは挨拶をした。
肩を落としていたレスラーめいた格好をしているその男、グレートキャットは、顔を上げてゆっくりと相手の姿を捉えた。
『ワーキツネの…オンナニンジャ?…じゃねえこの匂いと感じはオトコか…。』
そして肩をいからせ威圧的に両の手を合わせオジギした。
「ドーモ、シルバーフェイス=サン。グレートキャットです。誰だあんた?」
「敵ではありません。ソウカイヤの仕事の依頼です。グレートキャット=サン。」
「仕事?今から飯だってのに忙しいな。ったく。」
「無軌道ニンジャの話は聞いているかな?聞いてない?まあソウカイネットでみなさい。バウンドボールという奴です。奴はソウカイヤのニンジャへの攻撃をしました。スカウト?不要。奴をこの世界から排除してください。」
そしてシルバーフェイスはそういうと否や。
音もなくその場から去っていた。
「おい!シルバーフェイス=サン!ちょっとまだ質問が…くそ。」
そうして残された男は空腹に耐えつつ、ソウカイネットに示された座標へ向かった。

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ソウカイヤ パニッシュ アン イデオット ビフォア オスシ
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◆グレートキャット PL:uzi
カラテ		6	体力		6
ニューロン    	4	精神力		4
ワザマエ		6	脚力		3
ジツ		2	万札		88
DKK		2	名声		9
							
◇装備や特記事項
・ヨーカイヘンゲ・ジツ:自分の手番が回ってきたタイミングで使用を試みられる。
 成功すると一時的に【カラテ】が+3、【脚力】が+2される。
・オーガニックスシx1 ・トロ粉末x1

ネコ・アニマルレスラーマスクに上裸、レスラーパンツという恰好の
元レスラーニンジャ。ケンカと金が好きな粗暴な性格。
ニンジャネームはレスラー時代の名前を名乗っている。

示された座標についた。
スラム街の臭いがグレートキャットの顔を歪ませる。
「こんなところ根城にしやがって。」
彼は粗暴な人間だったが神経質な面もあった。
今回のターゲット、無軌道ニンジャの名前は「バウンドボール」
スラムに作られた地下室を根城にして、町に出て暴虐を繰り返すちゃちな野郎である。
そのせいでグレートキャットは空腹を我慢しつつ、しかも臭い根城付近でしばらく張らなければならずイライラしていた。
『やっと来たか…』心の内でそうつぶやくと。ゆっくりターゲットをつけた。
まだだ。まだここでは襲えない。その巨体から想像できないネコめいた敏捷性を発揮しつつ後をつけ暗い路地に入ったその瞬間!

☆グレートキャット:ワザマエ判定 6d6>=5 = (3 3 5 3 6 6,3 successes) = 3

「ウーハー!」ネコパンチ!アンブッシュだ!
「なッ!グワー!?」不意を突かれたニンジャ、バウンドボールは反応できずもろに喰らい。後ずさった。(残り体力4)

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戦闘開始な
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◆バウンドボール (種別:ニンジャ)	
カラテ		3	体力		5
ニューロン    	3	精神力		4
ワザマエ		4	脚力		2
ジツ		1	回避		4
							
◇装備や特記事項
特殊カラテミサイル:複雑なバウンドをするボールをぶつけ、爆発させる。
回避難易度はハード、隣接射撃可能。ダメージ1。
1対1のため戦闘特別ルール
敵味方すべての回避難易度が+1、
すべてのニンジャは回避ダイスを半減(小数点以下切り上げ)
距離は接近かそうでないか以外は考慮しない 

残心を決めつつ、グレートキャットは無軌道ニンジャにアイサツをした。
「ドーモ、バウンドボール=サン。グレートキャット=です。」
「グッが…、ドーモグレートキャット=サン。バウンドボールです。ぶっ殺してやる!!」
「てめえはソウカイヤを舐めすぎた。だからスカウトも無し。此処で殺す。」

☆グレートキャット:ジツ判定 6d6>=4 = (6 1 2 3 6 1, 2 successes) = 2
(残り精神力3)

「グぐぐ…。GORONYAAAAaaaGOOOOOOOoo――!!」
おお、ブッダ…。
突如グレートキャットの体が肥大化したかと思うと、その体中から体毛が伸び、牙や爪は獰猛なメキシコライオンのごとく鋭くなった。
これぞ恐るべきソウカイニンジャ「グレートキャット」のジツ。ヘンゲヨーカイ・ジツである。
そしてヘンゲが終わった瞬間グレートキャットは…跳んだ!?

☆グレートキャット:カラテ判定9d6>=4 = (4 1 5 6 5 6 1 2 5, 6 successes) = 6
サツバツ!
〇バウンドボール:回避判定 2d6>=5 = (5 2, 1 success) = 1

「っな」その勢いにたたらを踏むも…
「イヤー!」ギリギリのところで跳んで回避!
そのままスリケンをグレートキャットめがけ投擲!

〇バウンドボール:ワザマエ判定 4d6>=4 = (3 1 2 4, 1 success) = 1
☆グレートキャット:回避判定 5d6>=5 = (4 4 1 3 6, 1 success) = 1

しかしグレートキャットは身をよじって回避をした!
「生意気なソウカイニンジャめ!俺様のジツを見せて…」
そうバウンドボールが言い切らないうちに、グレートキャットは地を蹴り再び襲いかかった。

☆グレートキャット:カラテ判定9d6>=4 = (6 5 5 1 3 1 5 6 4, 6 successes) = 6
サツバツ!
〇バウンドボール:回避判定 2d6>=5 = (4 4, 0 successes) = 0
サツバツ判定 1d6 = (3) = 3

「…やるっ!?」バウンドボール再び回避を敢行!
「イヤー!」跳んで回避!
しかし狡猾な猛獣グレートキャットに二度は同じ手は通用しなかった。
バウンドボールが跳躍するや否やグレートキャットの鞭のような尻尾が…
おお…ナムサン。バウンドボールの股間を強打し破壊したのである!!
(バウンドボール【精神力】-2、【ワザマエ】-1、【ニューロン】-1、残り体力3、精神力2)
「グワー―!?」
痛みのあまり着地体制を整えられずそのままジャンクに突っ込んだ!
「ク、クソ―!!」
想像を絶する痛みに耐えつつ起き上がったバウンドボールはジツの構えを取った。
「イヤー!」

〇バウンドボール:ジツ判定 3d6>=4 = (1 5 3, 1 success) = 1
(残り精神力1)

するとどうだ!
バウンドボールの手からカラテ粒子で光り輝く球状の塊が飛ばされ、路地裏を乱反射しながら飛んでくるではないか!?
「GOOOOAAAAAAAaaaaaaa!」

☆グレートキャット:回避判定 5d6 = (5+5+5+6+2) = 23

しかし怒り狂う猛獣の目はその軌道をしっかりと捉え、回避!!
跳びかかるとそのままネコ・パンチを敢行した!
(ヘンゲ自動延長 残り精神力2)

☆グレートキャット:カラテ判定9d6>=4 = (4 3 1 2 3 5 3 2 5, 3 successes) = 3
〇バウンドボール:回避判定 2d6>=5 = (2 5, 1 success) = 1

イヤー!」バク転回避!そのままスリケン投擲!

〇バウンドボール:ワザマエ判定 忘れていた。成功した体で…
☆グレートキャット:回避判定 5d6>=5 = (2 4 1 2 3, 0 successes) = 0

「グッ、GURuuuuaAAAAAAAAA」(残り体力5)
いくらかスリケンが被弾‼しかし関せず突撃!?!
そして咆哮!「GAAAAAAAA!」コワイ!

☆グレートキャット:カラテ判定9d6>=4 = (4 6 5 6 6 6 6 5 3, 8 successes) = 8
サツバツ!
〇バウンドボール:回避判定 2d6>=5 = (2 1, 0 successes) = 0
サツバツ判定 1d6 = (1) = 1

「な、止まらなっ!?グワー―!!」
強烈なタックルが命中!(残り体力2)
バウンドボールはボールめいて吹っ飛び廃車となったトラックに激突した。(残り体力1)
「ク、クソ…。イヤー!」
ヤブレカブレのジツ発動!

〇バウンドボール:ジツ判定 3d6>=4 = (3 2 3, 0 successes) = 0

しかし成功することはなかった。
痛みによるものか焦りによるものかはたまたその両方か、その手にいったん収束したカラテ粒子だったが突如霧散してしまったのだ!
「バ、バカな―!俺様のジツが、ジツが…」
「……guruuuu…」(ヘンゲ自動延長、残り精神力1)
「俺様のジツが…ッハ!」
狼狽していたバウンドボールの前に今とどめを刺さんと恐るべき猛獣がゆっくりと近づいてきた!!
「GORONYAAAAAAAAAAAAGOOOOOOOOO!!」

☆グレートキャット:カラテ判定9d6>=4 = (2 2 6 6 5 1 3 1 1, 3 successes) = 3
サツバツ!
〇バウンドボール:回避判定 2d6>=5 = (4 1, 0 successes) = 0
サツバツ判定 1d6 = (3) = 3

「ア…アイエエ」
ナムサン!バウンドボールは恐怖のあまり腰が抜けて立っていられなくなった。
それ見逃す慈悲などはなくグレートキャットは足を大きく上げた。
「アイエエエエエエエ!!」
そして哀れなニンジャの無防備な所、破壊され、また恐怖で血と尿が入り混じった股間を!目にもとまらぬスピードで踏みつぶしたのだ!?
「アバー―!?ア…ア…」
オオ、ナムアミダブツ…。
余りにも強烈な痛みに声にならぬ悲鳴を上げると…
「サヨナラ!」バウンドボールは爆発四散した。

「NYAoooooooOOOOOOOOoooooN」

残った猛獣はひとしきり雄叫びを上げた後、路地裏へと去った。

忘れていた残虐ボーナス = (2+2) = 4 万札4

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戦闘終了な
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マグロ…タマゴ…イカ…。
店主が書いたであろうショド―がメニューとして壁にかけられていた。
ここは今のネオサイタマには珍しい老舗スシ・ショップである。
「あのニンジャを自力で倒したか。素晴らしい。評価も高いだろうね。」
女装をした端正なワーウルフがイナリ・スシを手に取りながら言った。
「あんな雑魚、どうってことないですよ。」
横のレスラー男がフライド・マグロ・スシを咀嚼しながら返した。
「食べながら話さないでくれ、汚いから。さて今後だが君の評判も上がってきた。その分これからは厄介な任務も任されるだろうが気を付けてくれ。」
「望むところだ。」
バイオ・イカ・スシを咀嚼しながら返した。
「はあ、全く。あああとこれは報酬ね。それとちょっとしたプレゼント。もっと強くなるためにオキナワで修行でもして来たら?」
そういってカウンターに素子とオキナワ旅行チケットを差し出した。


・10万
・名声+2
・オキナワ旅行チケット【修行の旅(ジツでもそれ以外でも)に無料で行く権利(余暇4日)】

「アリガトウゴザイマス!!」
彼はオーガニック・マグロ・スシを咀嚼しながら返した。
「だから汚いって言っているだろ…まあいいや。私はもうお腹いっぱいだから先帰るね。君はまだ食べてくだろう?」
といい返事を待つや否や美しきワーウルフ、シルバーフェイスは代金のトークンをだけ残してその場から消えた。
それを一瞥して、レスラー男、グレートキャットはまた箸をすすめた。
「おやじ。アナゴくれ。」
タマゴ・スシを咀嚼しながらレスラー男は言った。

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シナリオクリアな
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というわけで無事クリア。
後のオキナワ修行で見事グレートキャットはカラテの成長の壁(1)を突破しました。
ソロシナリオはキャラの成長が出来、じっくりロールを考えることが出来、実際楽しい。みんなもやろう!!

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