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のりこ✕寿司

猪木が亡くなった。
ただ前進のみしかしなかった稀有な存在だったと思っている。
脇目も振らず、外圧にも動じず、ただただ真っすぐに。

そんな魂をぼくも育てたいものである。

はじめに

ノリコが「もっと美味しいものを食べただの、楽しい所に行っただの、色々あるだろう」とぼくにプレッシャーをかける。
特に記憶に残る食事はないのだが、ひねり出してみたいと思う。

海老が好き

結構お金を自由にしていた頃、ノリコと勤め先近くのホテルニューオータニの久兵衛で食事を取っていた。
大変失礼な話かもしれないが、ぼくの印象はそれほどありがたがるものでもなかった。

ノリコはエビに嵌まってた。最初から最後までエビを食べていた。
間に少しマグロ等を挟んだとしても、エビを食べ続けた。

今のノリコは、マグロを中心としたチョイスとなり、エビはほとんど食することがなくなった。
あの時のは「エビ祭り」は何だったのか。
お寿司というよりお海老である。

お寿司とケーキ

同じニューオータニに「SATSUKI」なるケーキ屋がある。
当時1,000円のショートケーキに度肝を抜かれたが、現在は「スーパー」を冠に4,000円越えである。
その味を堪能する舌を育てるのに、莫大な費用と時間をぼくは要することだろう。

お寿司とケーキ。ノリコの好きな食べ物である。
もっぱら回っているものや、コンビニ商品ではあるが、ノリコはそれなりに楽しんでいるようだ。

最後に

ノリコもぼくも息子には健全な食生活を送ってほしいと願っている。
まぁ、それは願いでしかなく、好きなものしか息子は食べない。
あれこれ言ってみた所で、立派な人間を育てる素地のないぼくは、早々に息子を尊重し始める。
「好きなものを食べ」「好きなことをやる」
さて、どんな人間となるのでしょうか。
父親業の放棄ですみません。
でも、楽しみなのです。息子がどんなに素晴らしいを道歩んでいくのかが・・


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