見出し画像

ガチ恋には、なりたくない

まえがき

 皆様はじめまして、現状テニミュに狂い挙げ句の果てにミュージカルの歌部分をすべて書き出した人間です。歌詞書き出しのご意見をくださった方々、本当にありがとうございます。今後も更新は続けますし、そのうち曲ダンス感想も上げていきたいとおもいます。
 じゃあこのnote記事はなんなんだ、と思われるかもしれません。ちょっとガチ恋になりかけた人間の呻きです。私に今わかることは忍足侑士くんがかっこいいということだけです。
 本noteではキャラ名だけでなく俳優さんのお名前もかなり沢山登場します。またかなり気持ちの悪い感情吐露ばかりなので不安な方は読まれない方が良いかと思います。読了後の苦情は一切受け付けておりません。申し訳ありません。



ワンクッション



やっぱ

 今回の関東氷帝戦、私は草地稜之くん演じる忍足侑士くんにまぁ驚くほど綺麗に沼りました。そもそも初日しか観劇予定がなかったにも関わらず、行ける日は全て立川に行く暴挙を始めたことからもお察しの通り。その影響は私生活に甚大な影響を及ぼしており、出会った記念に立川ルミネで私の身分にしてはちょっとお高いeteの指輪を買い、人生初のファンレターを忍足侑士役である草地稜之さんに捧げ、なぜか跡部ソロ(通称跡部ディスコ)の忍足侑士くんの振りはある程度踊れるようになっていました。そろそろ全ての台詞が言えるようになります。ちなみに最初のセリフは「おい跡部。こいつ、ホンマに青学のレギュラーなん?大したことなさそうやん」です。
 立川での計3回の観劇を終え、草地稜之くんのTwitterスペースを視聴し、「こんなんすきなってまうやろ……」とU-NEXT見逃し配信視聴時間は31時間(平均4時間)を記録、配信が終了した現在は気がついたらブロマイドを見て満面の笑みを浮かべ、羆落としをする忍足侑士くんを脳内再生しては唸り、原作関東氷帝D2、全国氷帝S3、そして新テニスの王子様36/37巻を読んで号泣していました。
 そんな明らかにテニミュ、忍足侑士、草地稜之に支配されていた私ですが、作業中ふと流した『やっぱバーチャルな恋ばっかりしとってもアカンと思うねん』(通称バチャ恋)に全ての意識を奪われてしまったのでこのnoteを書き始めました。


バーチャルな恋

 もともと忍足侑士くんは好きなので、『バチャ恋』も勿論聴いていました。なんて罪な男だと笑っていました。あの時の呑気な自分へ、笑い事ではない。
 なにがやばいって、いま現実に、いや2.5次元に忍足侑士くんはいる。厳密に言えば忍足侑士を演じる草地稜之さんがいらっしゃる。生身の人間です。当たり前ですね。
 Twitterでは毎日公演が終わったら俳優さん同士の交流ショットがアップされ、今日も無事公演が終了したことを伝えてくれています。どの俳優さんもある程度そうです。さて、今回の注目パーソンである草地稜之くんはというと、毎日誰かをお姫様抱っこして、演者同士仲の良さを見せてくれていました。そして感想ツイをして気づいたのですが、草地稜之くんはエゴサしていいねをしているらしく、結構な量の感想ツイートに反応していました。
 
「あれ、これ『とりあえずのいいね乱射ばかりしてるんやろ』じゃない?」
 
 これに最初に気付いたのはおそらくTwitterにいる天才の御方です。私ではありません。本当にありがとうございます。ただこの時は、きっと本職アイドルだし、まあ妥当だよね。という感想でした。(本当に恐ろしいことをするな、とは若干思っています)
 そして作業中流した『やっぱバーチャルな恋ばっかりしとってもアカンと思うねん』の最初の歌詞を聞き取った瞬間私はそこそこおしゃれなカフェで酷いうめき声を発しました。
 
『お姫様抱っこしてほしいんやろ』
 
 公演中のツイートで演者をお姫様抱っこしてしている草地稜之くん。もしかして、草地稜之くんがしていたのは、『バチャ恋』?本当にちょっと意識していた?インタビューでも語っているのですが草地稜之くんは原作もファンブックも読み込んだ上で今回の忍足侑士役に挑んでくださっています。これは、もしや?と考えた瞬間、タイトルが目に飛び込んできました。『やっぱバーチャルな恋ばっかりしとってもアカンと思うねん』。


ばっかりしとっても

 新人俳優の登竜門、そして2.5次元舞台の先駆けであるミュージカルテニスの王子様。紙、スマホ、テレビの向こう側にしか居なかったキャラクター達が生身の人間を借りて、舞台の上でテニスの練習をして、試合をして戦って、歌って、踊って、生きている。試合をしない滝さん、池田、トリオ、みんなが必死に自分のチームを応援しているベンチワーク。漫画のコマには収まりきらない、一人ひとりの呼吸する様が、初夏の関東大会が、全国に行くための前奏曲が舞台上にはある。
 2次元から飛び出してきた格好良い王子様達。息をしているから、勘違いしてしまった。彼らは限りなく近いだけなのに。2次元の壁は薄いようで分厚くて、抱きしめても板で、布で、実体は無いのに、それでも愛玩という意味で好きだった。でも、でもそこに忍足侑士くんがいるんだよ。立川に行ったら会えた。これから全国を巡って、テニスって楽しいことを伝えてきてくれるんだ。なんて、夢見がちだったら頭いっぱい嘘みたいな甘言に浸ることができたのに、それでも冷静な頭は、『バチャ恋』を聴いてああ、0.5次元の壁も厚かったなぁと納得してしまった。愛玩じゃなくて、本当にちょっとだけ恋をしてしまっていたからかもしれない。


アカンと思うねん

 題名に反するけれど、私はアカンくないと思うんです。バーチャルな恋ばっかしてたって。つかバーチャルにしか恋してないな……。そうやろ?
 でも今回のは限りなく同じ次元に近くて、動揺してしまったのかもしれない。一応同じ人類だし。顔のデカさとかめっちゃ違うから正直違う生命体であって欲しいけれども。
 だって舞台から30mくらい距離のあるセンターブロックでも、配信でも、目と目があった体で運命感じ取ってるし、俺のことすきやったら好きって言ったらええんちゃうの?って言葉通り、忍足侑士くんのことも草地稜之くんのことも好きやったから好きってファンレターを出した。でもデートしたり手を繋いだりイチャイチャはできないんですよ。当たり前ですけれども……。惚れてまうやろ男は単純明快ですってどっちも私に惚れないやんな!惚れたら解釈違いなので全然そこはOK。何個人格あるの?
 好きという純粋な感情のお陰で私は最近元気だし、推しが居るということはマジで人生の活力になる。でもそれが3次元の人間で、2次元のキャラクターを演じているという、書きだしてしまえば単純で、でも咀嚼して飲み込むにはこんなに複雑な状況だと、頭がめちゃくちゃになってしまいそうだ。
 『悲しいね、キミが近すぎて……』よりももっと近くて遠い。隔てるのは次元の壁じゃなくて観劇マナーと社会的良識。それでもずっと近い席に座ってテニミュが観たい。でも側には絶対行けない。
 やっぱり結局全部、バーチャルな恋だ。


せやんなぁ、樺地?

 ウス。

 ここまで読んでくださる方は流石に居ないと思うんですが、もしいらっしゃいましたら本当にすみませんでした。初めてガチ恋になりかけていて混乱した結果の産物ですので本当に、許してください……。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?