見出し画像

Leonardo AI、XL系の新エレメントで創る黒魔術の世界

はじめに

前回、白魔術の魔女を例に使ったんですが、西洋では、ドラゴンといえばどちらかというと悪役のイメージもあります。その反動で、パフ、なんかもいますけど。

そこで、黒魔術の魔女に適用したら、どうなるんだろうと、ふと思い、LeonardoAIで昨日トライを開始してました。

ところが、昨日2月19日、途中で、アップデートの表示。で、Elementをみると、XL系用の画面が変わってました。

XL系のElementの追加

以前、19日の朝までは、こうでした。

それが、こうなりました。

その1
その2

Elements の数が増えてます。そして、同じElementでも、アイコンが変わってます。

2/19の朝の時点で最新だったDragon Scaleを入れて7つだったのが、計16個、つまり9つ増えました。

2/19の夕方リリースのX(ツィッター)やDiscordのアナウンスを見ると、これから12日間のElement daysとのこと。第1弾として、Glasscoreが紹介されています。

12日間ということは、現時点で追加されている9つに、更に3つElementが加わるのでしょうか。不明です。

今回のElementの印象

今回のアイコン群の第一印象は、ポップな感じが多い、です。
Photo Real V2という名称が示すように、どちらかというとリアルな描画を得意とする印象のXL系モデル用に、あえて、イラストや、アニメ、マンガのようなイメージのアイコンと機能の追加。

リアル世界のシミュレータとしての動画生成などという評価も出始めているSoraを意識してのマーケティングか?とも勘ぐってしまいますが、これらのニーズもかなりあるのは、事実でしょう。

黒魔術に適用、できる?

ということで、これら新機能のお試しにはちょっと不適当かとも思いつつ、、、黒魔女を例にして、いくつか画像生成してみたいと思います。

案外、面白い結果が得られました。

新エレメントについて


まず、新しいElementの紹介画像を少し拡大して再掲します。

下の図では、真ん中の 1.Dark Artsが新登場です。

2.Simple Plat Illustrationが新登場です。

3.Fantasy Icons、4.Colorpop、5.3D Sculpt

6.Glasscore、7.Simple Icons

8.Vintage Photography、9.Cute Emotes

黒魔女、という用途を考慮すると、Dark Artsは、モロにその世界な感じがします。

また、Vintage Photographyを組み合わせても、ダークな感じが引き立つのではないかと想像されます。

では、早速、トライしてみます。

黒魔術の世界の画像生成

プロンプト

用いたプロンプトをご紹介します。ここは、飛ばして、画像をまず御覧頂いてもいいかと思います。

オリジナル

次のようなプロンプトをベースとしました。Notionで英訳しています。

" 凄みのある笑みを浮かべた黒魔術の魔女、彼女は、災いを人々にかけようとしている"
The black magic witch with a sorrowful smile, she is trying to bring disaster to people.

これを基に、Leonardo AIに、次の3つのプロンプトを作ってもらいました。

A
The menacing black magic witch's eyes shimmer with evil intent as she readies herself to unleash a destructive spell upon those who have wronged her, her sorrowful grin concealing the full extent of her magical prowess. This image, a painting of striking realism, portrays a woman with dark flowing locks and a cloak adorned with ancient symbols, set against a backdrop of swirling shadows and crackling lightning. The details are exquisite, with every wrinkle in her weathered skin and every glint in her malicious eyes captured with breathtaking clarity. The artist's masterful use of light and shadow heightens the sense of impending doom, drawing viewers into a world of dark enchantment and sinister power.

脅威の黒魔術の魔女の目は悪意に輝き、彼女が自分を裏切った人々に破壊的な魔法を放つ準備をしているとき、彼女の悲しげな笑顔は彼女の魔法の力の全範囲を隠しています。この画像は、鮮やかな現実感を持つ絵画で、暗い流れる髪と古代の象徴で飾られたマントを持つ女性を、渦巻く影とひび割れた雷の背景に対して描いています。詳細は極めて精巧で、彼女の天候に晒された肌のしわ一つ一つ、悪意に満ちた目の輝き一つ一つが息をのむような明瞭さで捉えられています。アーティストの光と影の使い方は巧妙で、迫り来る運命の感覚を高め、視聴者を暗い魅力と邪悪な力の世界に引き込んでいます。

B
A mysteriously enchanting sorceress of forbidden arts, her deceptive grin concealing a malevolent purpose while she summons a cataclysmic terror to wreak havoc on unwary targets. The vivid portrayal showcases the witch's dark presence, her flowing obsidian robes billowing ominously around her as she stands surrounded by swirling ethereal energies. The image exudes an eerie allure, drawing viewers in with its masterful depiction of magic and malice.

禁じられた芸術の神秘的に魅力的な魔女、彼女の欺瞞的な笑みが悪意ある目的を隠している間、彼女は警戒心のないターゲットに混乱を引き起こす壮大な恐怖を召喚します。生き生きとした描写は、魔女の暗い存在を見事に描き出しています。彼女の流れるような黒曜石のローブが彼女の周りで不気味に膨らみ、彼女が渦巻く霊的なエネルギーに囲まれて立っています。この画像は、不気味な魅力を放ち、その魔法と悪意の巧妙な描写で視聴者を引きつけます。

C
A menacing sorceress with a thirst for revenge summons a tempest of fury with a sorrowful grin. The storm brewing around her echoes her malevolent intentions, swirling with dark magic and chaotic energy. This vivid scene, likely a painting, portrays the witch in striking detail, showcasing her ominous power and ominous aura. The depiction is masterfully crafted, capturing the intensity and complexity of the witch's character with breathtaking realism.

復讐の渇望を持つ脅威の魔女が、悲しげな微笑みで怒りの嵐を召喚します。彼女の周りに醸成される嵐は、彼女の悪意ある意図を反映しており、暗黒魔法と混沌としたエネルギーで渦巻いています。この鮮やかなシーンは、おそらく絵画で、魔女の卓越したディテール、彼女の不吉な力と不吉なオーラを描き出しています。その描写は巧妙に作られており、魔女のキャラクターの強烈さと複雑さを息をのむようなリアリズムで捉えています。

出来上がって来る画像は、それぞれ特徴があります。
ただ、たとえば、角の記述はどこにもないにも関わらず、角が出てくる、でてこない、など、文章によって傾向があるのですが、これらの文章のどこが理由なのか因果関係がよくわからない点が多いのも事実です。

リアル系の生成の場合は、も少し条件設定的なプロンプトがいいと思いますが、今回のようなファンタジイ系には、こちらの方が、訳がわからない画像が出てきたりして、かえっていいのではないかと思い始めてます。

魔女なら、指が6本でもいいわけですし。
用途によってプロンプト設定方法も違うということでしょうか。

生成画像の例

Elementなしのオリジナル画像の例

Alchemy Upscale : Low / Normal

Prompt: B
Alchemy V2: on
Preset: Cinematic
PhotoReal v2: On
Model: Leonardo Kino XL

Dragon Scale

これにDragon Scaleを適用してみました。

Alchemy Upscale : Low / Normal

Alchemy V2: on
Preset: Cinematic
PhotoReal v2: On
Model: Leonardo Kino XL
Dragon Scales:0.90

どちらもミステリアスでいい感じではありますが、黒魔女の怖さはあまり感じません。映画の登場人物として使えそうなキャラです。

これにCybertechを加えてみます。

Dragon Scale+Cybertech

オリジナル

Alchemy V2: on
Preset: Cinematic
PhotoReal v2: On
Model: Leonardo Kino XL
Dragon Scales: 0.90 + Cybertech: 0.40

Sci-Fi、ファンタジイ系の雰囲気が醸し出されています。少し強度を弱めてみます。

Alchemy Crisp Upscaled model

Dragon Scales:0.40 + Cybertech:0.20

こちらの方が、少し魔女らしい感じも受けます。

さて、新しいElementを使ってみます。まず、文字通りダークな、Dark Artsを使ってみます。

Dark Arts

Cybertechとの組み合わせで、プロンプトCを使うと、こんな画像が生成されました。

オリジナル

Prompt: C
Alchemy V2: on
Preset: Cinematic
PhotoReal v2: On
Model: Leonardo Kino XL
Dark Arts:0.70 +    Cybertech:0.30

次に、Dragon Scaleと組み合わせてみました。

Alchemy Upscale : Low / Normal

Dark Arts:0.30 + Dragon Scales:0.80


Dark Arts+Vintage Photography

この組み合わせが、今回の目的には、最もフィットする感じがしました。
なかなか、含蓄の深い画像が生成されます。

Alchemy Crisp Update

Prompt: C
Model:Leonardo Vision XL
Dark Arts:0.40 + Vintage Photography:0.30


Alchemy Upscale : Low / Normal

Prompt: B
Model:Leonardo Vision XL
Dark Arts:0.40 + Vintage Photography:0.30

下記の画像も、同上の条件ですが、以下、AlchemyUpdateの度合いが違います。表情の変遷に注目です。

オリジナル
Low / normal
Alchemy Upscale Mediume / smooth
High / Smooth

Alchemy Updater のSmoothの場合、Low/Medium/High と上げていくと、まともな美人の人間の顔になっていきます。
ここでは、Low/NormalでSmoothを入れない設定を間に入れました。

この効果は、色々と応用が効きそうです。

次に、3つのElementの組み合わせを示します。
これは、画像がはちゃめちゃになる可能性があるとアプリ上で注意が出ている使い方です。

Dark Arts+Vintage Photography+Dragon Scales

オリジナル

Dark Arts:0.40 + Vintage Photography:0.30 +Dragon Scales:0.30

確かに、魔女の全体とアップを生成するという、ちょっと変わったのが生成されました。まるで、映画のポスターみたいです。


次に各エレメントを適用した場合の画像を各々示します。

Fantasy Icons

オリジナル

Prompt: A
Model:Leonardo Vision XL
Fantasy Icons: 1.00

マーベル・コミックの世界ですね。

Glasscore

Alchemy Upscale : Low / Normal

Prompt: B
Preset:Cinematic
PhotoReal v2: On
Model: Leonardo Kino XL
Elements : Glasscore  ; 1.00

案外、いい雰囲気をだしています。

3D Sculpt

Alchemy Upscale : Low / Normal

Prompt: B
3D Sculpt:1.00


Colorpop

オリジナル

Prompt: B
Colorpop:1.00

まとめ

黒魔術の魔女をテーマにプロンプトを作成し、様々なElementの効果を試してみました。
このようなファンタジイ系の怖い表情には、AlchemyUpscaleとの組み合わせにより、人の表情が変わり、なかなか面白い遷移が造れます。

今回の新しいElementは、このようなファンタジイ的な世界には、結構使えるという印象を受けました。
















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?