【レビュー】作って楽しむプログラミングHTML5超入門

と、twitterを眺めていたらこんなtweetが流れて来たので応募してみました。

そんなわけでこれです。
ありがとうございました。

HTML5体験会、というのが一通り読んで作ってみた私の感想です。

HTML、CSS、Javascriptと進んでいくのですが、読み手の興味を見事に惹いていく内容になっています。特にJavascriptは、位置情報を扱うGeolocation APIやデータを保存するためのStorage関係、図形描画等を行えるCanvas APIにGoogle Maps APIと、扱う範囲が多岐にわたっています。

もちろん、この本一冊ですべてを理解することはできません。本文中にもきちんと注釈があり、他の書籍で理解を深めることを勧めています。
それでも、作成するWebアプリに関するところはしっかりとまとめられていて、振り返りの学習にも耐えうる内容となっています。

「HTML5ってどんなのだろう?」そう思った人がまず手にとって見るにとてもふさわしい本だと思います。

だからこそ方便が気になりました。

冒頭のHTML5の解説で「特別な環境を用意しなくても開発を始められます。」と謳いならが、次の章で行うのはnode.jsやfirebaseのインストールという「特別な環境」の用意です。扱うGoogle APIも、無料枠とはいえクレジットカードの登録が必要で、誰もが手を出せるわけではありません。

また副題に「Android/iPhoneアプリ作成」とありますが、実際はスマホ向けWebアプリの作成です。Cordovaなどを利用したハイブリッドアプリならまだしも、Webアプリを「Android/iPhoneアプリ」というのはちと盛りすぎでは?

気になる点はあるにせよ、HTML5が気になる人が手にして損はない本だと思います。ちょっと触れてみたい、という方は手を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

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