2022シーズンアスルクラロ沼津の全選手を振り返る

背番号順に行くよー! 出場記録はこちら

#1 野村政孝

 武者に奪われた正GKの座を2度奪い返した男(コロナやら監督交代やらはあるが)。武者に触発されたか、苦手そうだった飛び出し判断も払拭してきた感があった。H相模原戦のPKストップは惚れた。実は2年しか在籍していないのに、ピッチ外でも活躍してくれたため「アスルの顔」感あったので満了は本当に寂しい。まあ家庭があるからな。GKの移籍は結構カテゴリの上下動が激しいので上のカテゴリへの移籍もありそう。清水エスパルスなんてどうでしょう?
 移籍先でも応援しています。愛鷹で対戦相手として再会したら150%ぐらいの確率で完封されそう。

#2 藤嵜智貴

 昨年の「完全フル出場ノーカード」ほどのインパクトは残せなかったが、十分守備の要として活躍してくれた。ちなみに今シーズンもノーカード達成である。得点も2得点あげ、通算10得点はアスル史上初のDF登録選手の2ケタ得点であり、あの尾崎瑛一郎を超えたことになる。シーズン終盤に謎のベンチ外が続いているので、恐らく移籍するのだろうが、先述の2ケタ得点、瑛さん超え、ゲームキャプテンも務めたし、恐らくもうアスルでやることをほとんどやったんじゃないだろうか。自分のキャリアの為、愛する家族の為に”いいところ”へ羽ばたいて欲しい。
 あえて言うなら、附木とのCBコンビはもっと見たかったし、Hいわき戦で途中で終わってしまったボランチ起用ももう少し見てみたい。

#3 安在達弥

 2022シーズン全試合出場達成!唯一途中出場でフル出場していないH北九州戦は、恐らくコロナの影響だと思われるので、完全フル出場もありえたことになる。やはり魅力は攻撃のほうで、彼がどれくらい攻撃に参加できるかがチームの攻撃の上手く行ってる度のバロメーターだったように感じる。上手く行くとだいぶ前線にいたり、ボランチ~トップ下あたりにいたりするからね。
 背番号3なのは全然文句ないんですけど、来季は背番号18とかどうっスかね?背番号10のSBってのも乙ですよねぇ。あーでも普通に移籍する可能性あるかぁ。

#4 大迫暁

 後半戦の開幕戦、H今治戦まで左SBで完全フル出場でだった。H北九州戦では、昨シーズンは「完全に適性が無いw」「今井さん三大謎起用」と言われた右SBにしっかり適応していた。今井さん末期でフル出場が途絶え、一仁さん初戦のH相模原戦で負傷離脱となってしまった。彼の出場試合の獲得勝点がほぼほぼ今井さんの獲得勝点な訳だが、彼がチーム内で最も「出場した試合の平均勝点」が高いのは何かの皮肉か。
 前半戦の出来で十分個人昇格を確信しているけど、半期の出来だけで評価されるほど甘い世界じゃないと思う。もう1年よろしゅうたのんます。

#6 北龍磨

 今井時代は主にWGで出場。12節のHYS戦で連続出場が途切れるのだが、原因は交代の準備をしていたところで交代相手の尚輝が退場したためおじゃんになったためである。北は尚輝に怒っていい。一仁時代当初はイマイチ信用を得られなかったのか、ベンチスタートで出場時間短orゼロ、A讃岐戦のベンチ外で連続メンバー入りも途絶えてしまう。まあ、WGでの出場は不本意だったらしいし、その頃の一仁アスルの3-4-2-1のボランチはバランス重視っぽかったので、自由人タイプの北はボランチとしてはあまり活躍できなかっただろう。A岐阜戦からの新スタイルでは2トップの一角で八面六臂の大活躍(FW起用が不本意でなければいいのだが)。
 個人昇格候補の1人だが、何としてでも引き止めたい。今すぐ彼に背番号10を!!

#7 瓜生昂勢

 今井時代は主にWGで出場。一仁さんに替わって3バック時代はST、最終的にはボランチを務めた。個人的にはWGの時が一番視野の広さを活かせてよかった気がする。シーズン全試合メンバー入り達成。ベンチ入りするも出場無しだったのは開幕戦のA相模原戦のみなので、この試合に出場できていれば…。今井時代は体力面が難と言われていたみたいで、一仁時代も長らく途中交代が多かったが、終盤は2試合連続フル出場。
 獲得を狙うチームは相当渋いという思いと、うちならJFLMVPをもっと活かせまっせ!というチームは多いだろうなぁという思いもある。

#8 鈴木拳士郎

 夢真を「ガッツある攻撃をする」と評していた人がいたが、さしずめケンシは「ガッツある守備をする」といったところか。と、いいつつも彼がCBをやったのは一仁さんに交代後で、今井時代はWGやCFでの起用が多かった。なんならWG起用・CF起用もビックリだったのだが、彼のガタイの良さを活かしてボールがよく収まった。りょう移籍後はCFのファーストチョイスだった時期もあるが、比較対象がりょうでは分が悪かった。と、思ったらCBが安寧の地みたいになっててすげぇなという気持ち。A讃岐戦では試合終盤に久々のCFになり、「オイオイ久々のFW大丈夫かよ!?」と思ったら普通に出来てて笑った。余談だがA讃岐戦はかつてのチームメイトの重松と談笑するシーンがあったけど「おいケンシwお前DFやってんのかよwww」みたいな内容だったのだろうか。
 地元出身だし、来季背番号10あるかなーと思いつつも、このままだと”背番号10のCB”爆誕となるので無いかなぁ。それはそれでありだけど。

#10 渡邉りょう

 16節H讃岐戦をもってお隣藤枝へ移籍。僕のツイートに返信してくれた通り、藤枝昇格の切り札となったようだ。一方沼津は彼の移籍後得点難に悩むことになるので、彼が数字以上のものを残してくれていたことをつくづく思い知らされることとなった。
 数字以外といえば、彼のSNSの発信力は移籍後も相変わらずで、台風被害の折にも早々に発信・行動していたようだ。そういうところも本当に推せる選手だと思う。
 来季はJ2頑張れよ。

#11 染矢一樹

 徳武も去り、チームで唯一JFL時代を知る選手となった。そのこともあってか7月に行われた「アスルといえば」選挙で1位を獲得した。しかし、今季は怪我に悩まされた。選挙で1位になったときはまだ負傷離脱中だったのだが、選挙結果のコメント動画では、あまり元気が無いように感じ、相当今回の怪我が堪えているのかなと僕は感じた。当初の予定だと7~8月ごろ復帰だと思われていたのに復帰せず、「精神的に参ってこのまま引退…!?」なんて僕は思ってしまったが、9月に見事復活(この時も結構ギリギリだったらしいが)。まだまだチームに必要であることを痛感した1年だった。
 そんな訳で来季は空いた背番号10にもう一度…なんて考えてもいるけど、背番号11の思い入れは大きいようなので多分無いかな。
 めちゃくちゃ余談なんだけど7~8月ごろにそろそろ復帰してもおかしくない染さんのベンチ外が続いていた時に「今井さんに背いたから徹底的に干されてるんだ」とか言ってる人いたけど、9月までギリギリの状態だったんだから、染さんと今井さんに謝った方がいいんじゃないですかねぇ。
 ちなみに、来季1点でも決めるとアスル通算20得点目となり、薗田の19得点を超え単独1位となる。

#13 附木雄也

 FC大阪からやってきた藤嵜と大学同期のCB。開幕前はツケフジCBコンビに期待がかかっていたが、結果としてはうーん。そもそもどっちかが怪我なりコロナなりでほとんどコンビを組めなかった。ただ選手個人で見れば、屈強なガタイでの対人守備・空中戦、要所要所での攻め上がり、3バックではドリブルなんかも披露して、数字の結果を残すことはできなかったがやはり優秀な選手だということは分かった。彼が負傷交代したいわき戦を最後に3バックが封印されてしまったが、彼ありきの3バックだったのだろうか?だとすると重ね重ねいわきせんでの彼の負傷が残念でならない。
 残ってほしいけど藤嵜が移籍したらどうなるかねぇ。

#14 徳永晃太郎

 今井時代ではIH、一仁さんに替わって3バックではSTを、WBやSHを務めて、最終的にはボランチに。もともとがボランチの選手だったけど、今シーズンを経て、IHやSTの時みたいな、前目の時のほうがより怖い存在になったなーと感じた。そういえば、H愛媛戦はケンシ退場後はワントップやってたっけ。
 ちょっとまだ移籍は早いと思うんだよなー。来季背番号10とかどうでっしゃろ?

#15 菅井拓也

 先述の「アスルと言えば」選挙、染さん1位はまあ受け入れるんだけど、個人的には菅井さんだろという気持ち。まあ投票日、僕は試合会場にいなかったので文句を言う権利は無い。
 どちらかというと守備で輝く印象だった彼だが、今季はIH起用があってか、攻撃で光ることが多かった。ミドルを撃つ意識も高いようで、今年は5月のH長野戦でゴールを決めたので、「今年はついに年イチゴーラー脱却か!?」と思ったけど年イチゴーラーでした。とか言ってたら最終的にはCB、SBを卒なくこなしていた。あとこれはいっつも言ってるけどマジで空中戦勝率が高い。ちょっと誰か調べてくれません?
 来季もよろしくお願いします!

#16 河田稜太

 大卒ルーキーだったがメンバー入り無いまま4月に契約解除となってしまった。怪我か何かでサッカーができる状態に無くなってしまったようだ。復活できるようになったら再会したいものです。

#17 ブラウンノア賢信

 ブラウンノア賢信は~~~!見た目で損してる!(C.V.錦鯉長谷川)
見た目っつーか身長ね。背高いから彼にロングボール放って彼に収めさせようとするけど、彼はあまりそれが得意では無く、どちらかというと染さんみたいに裏を抜けて、ドリブル突破みたいな方が得意のようだ。実際2得点はそんなシチュエーションである。まあ今井さんも早々に気づいてノアCF化計画はいったん諦めてたみたいなんだけど、りょう移籍で再始動せざるを得なくなったのがノアにも今井さんにも不幸だったよなー。
 今井さんは「讃岐・水戸時代よりサッカーに対する姿勢が良くなっている」と評価していたらしいことが解任後に分かったけど、当時の今井さんがいつ讃岐水戸時代のノアをどれぐらい見れていたのかは疑問である。
 ゴン新監督のもとでどうなるかはとても気になる選手。是非来季もよろしゅうたのんます。

#19 前川智敬

 大卒ルーキーのDF、怪我やら何やらで長らくベンチ外が続いたが、今井さん最後の試合になったAYS戦で初ベンチ入り。一仁さんに替わって、H富山戦でJリーグデビュー。この時は1タッチもできなかったようで、そのことをインタビューで言ったらみんなからイジられることにw
 そしてA愛媛戦、選手層の都合もあって左SBでスタメン出場すると、Jリーグ3試合目でJリーグ初得点!!めちゃくちゃ落ち着いて決めたゴールだった。愛媛戦を見る限り、相当落ち着いてプレイしていたので、ひょっとしてちょっとやそっとのことじゃ動じない強心臓の持ち主・・・?
 おそらくSB(ができる)選手が何人か移籍しそうなので、来季が楽しみな選手である。
 ところで、藤嵜・附木・前川は3人とも国士舘大卒のDF選手なのだが全員今シーズンノーカード。国士舘大はそういう美学でもあるのだろうか?

#20 佐藤尚輝

 Jリーグ100試合出場達成にチーム内得点王。個人的には充実したシーズンだったんじゃないでしょうか。昨シーズンはトップ下やボランチなんかをやっていたが、今シーズンはIHからWGへ、やっぱりサイドにいた方が怖さのある選手だということが分かった。と思ったら一仁さんに替わって3バックではSTやCFに。CFは染さんの代わりだけど「お前にはまだ早い!」という感じ。最終的にはSHに戻って、やっぱここだねという感じ。
 来季の背番号10候補1番手だと思うけど、尚輝「10番つけていい?」りょう「だめw」っていうやり取りをやって欲しい。つーか普通に個人昇格しそう。

#21 森夢真

 今井さん最後の試合になったAYS戦で待望の待望のJ初ゴール。一仁さんに交代後は途中出場で長い時間チャンスをもらうが、早々にイエロー3枚を集めて出停リーチ(;・∀・)。そして、最終システムとなったA岐阜戦でついについにスタメン出場。やっぱり彼はゴールに近いところでプレイした方が怖く、昨シーズンの夢真ボランチ起用は今井さん三大謎起用の一つである。一応今井さんの弁護をしておくと彼も夢真は前目で起用した方がいいとは思っていたようで、2020シーズンはワントップ起用なんかもしていた。
 ちょっと不安なのが、めちゃくちゃ絶好のチャンスを作る割には得点できていないところ。このままだと”ぬか喜びストライカー”になってしまう気がする。
 最終システムで得点があれば、期待値込みで来季背番号10もアリかなーなんて思ってたけど、お前にはまだ早い!!ゴン新監督のもとでさらなる進化を遂げよう。

#22 篠崎輝和

 昨シーズンとH北九州は左SBとして出場、そしてA八戸戦で待望のCBでの出場を掴み取る。ツケフジの2人と比べると線の細さが気になったが、対人守備や空中戦は全然大丈夫だった。むしろ3人で一番期待されていると思われる組み立てのほうが、彼のパスミスでピンチを招くというシーンが多かった気がする…。
 あとツケシノフジの3バックは楽しみだったんだけど結局、だれかしらが負傷離脱していたのでほとんど見れなかった。なんなん。
 来季はかつての恩師が社長となり、かつてのチームメイトがやってくるのでおそらく残ってくれるでしょう。なんならFWに再転向してくれてもええんやで。

#25 伊藤輝悦

 僕は昨年の記事で「ほぼ戦力としては数えられていないっぽい…?」と書いたが今井さん時代に関しては考えは変わらず。開幕2試合にベンチ入りしていたのも「余裕があれば出場させて、話題作って、クラファンの後押しになれば」という下心だったと思っている。その後は怪我もあったようで今井時代はベンチ入りも無し。そして一仁さんに交代後初戦のH相模原戦で途中出場、しかもトップ下(2トップの一角?)。しかも”何か起きそう”感が感じられた。続く鹿児島戦でも途中出場し、若手顔負けのトラップを披露。「ゆーて3rdユニ試合だし記念出場っしょ?w」と言うことなかれ、静岡ダービーH藤枝戦では約30分も出場した。それでも「話題作りでしょ?w」みたいに言う人はこの30分の彼のプレイを現地で見てほしかった。テルさんと一仁さんの”準備力”に納得したのか、僕の観測範囲にはテルさん出場を「話題作りだろw」みたいに言う人は1人もいなかった。
 来年もよろしゅうたのんます。

#27 ハディ ファイヤッド

 ↑でテルさんを”何か起きそう”感と評しているが、彼もまた”何か起きそう”感を出していた選手であり、実際に何か起きた。JデビューとなったA八戸戦では出場直後の彼のプレスがオウンゴールを誘発し、AYS戦では夢真のゴールが起こっている。H富山戦は・・・・・・完封できた。
 Jデビューさらには年代別マレーシア代表にも召集され、個人的には充実な1年だったんじゃないでしょうか。マレーシア代表でのプレイは当時のアスルのりょうっぽい役割だったので、りょう移籍後の代役あるかなーと思ったが、厳しかったか。
 おそらく岡山に戻ると思われるが、マレーシア人最初のJリーガーは彼であり、その時の所属クラブはアスルクラロ沼津であり、その時の八戸の芝はボコボコだった。達者でな。

#28 井上航希

 H北九州戦で完封勝利&J初ゴールを決めるも、フジツケシノの厚い壁に阻まれベンチ~ベンチ外が続く。AYS戦後、今井さん解任の翌日に鈴鹿への期限付き移籍が発表される。その後、DF不足に陥ったり3バックやったりするんだから残しとけばよかったのにと思いつつも、この話は今井さん時代に決まっていた話だろうから仕方ない。
 濃ゆ~~~い1年を過ごせたと思うので、その経験を沼津で活かせて貰えれば。来年も(は)よろしゅうたのんます。

#29 杉本大雅

 ユース卒の2年目は怪我から始まった。奇しくも今井さん最後の試合になったAYS戦で初のベンチ入り、一仁さんに替わってA長野戦でJデビュー。STやSHプレイ。数字は残せなかったが今後に期待できるようなプレイだった。
 来季は恩師と再会することになるが、さあどうなる。

#30 三井大輝

 名古屋からやってきた夢真世代のGK。リーグ戦での出場は無かったが、天皇杯予選は彼に任せられた。まああんまりプレイを見れてないのでなんとも。年上のはずの前川をイジれる強心臓の持ち主だということは分かったw

#31 鬼島和希

 A八戸では顔面を蹴られて脳震盪交代も相手はノーカードだったり、A鹿児島戦ではずっと今井さんからの指示がDAZNのマイクに乗っかってたり、H今治戦では菅井さんの当て馬にされたり、母校が監督のパワハラ騒動が起こったりと大変な1年だったんじゃないでしょうか。そんな中で上述の脳震盪離脱以外はメンバー入りは充実していたのではないでしょうか。特に一仁さんの3バック時代では、そのバランス取りが重宝されてボランチのスタメンに固定、一番充実していた時期だと思います。と、思いきや契約満了。その”気の利きよう”はどのチームへ行っても強みだと思います。達者でな。

#33 遠山悠希

 超期待の18歳は開幕戦から途中出場。今井さん時代はぽつぽつ出番を貰いつつ、一仁さん初戦でスタメン出場。3バック時代はSTを務め、A長野戦ではJ初ゴール!最終システムでは若干使いどころがないからか、ベンチ外が続くも最終節は出場。徳永もだけどボランチより前目のほうが魅力ある選手になったんだよなー。
 来年もよろしゅうたのんますと言いたいところだけど、代表入りとかを目指すために、”いいところ”への移籍を考えてるかもしれん。

#37 ブイ ゴック ロン

 ベトナムからやってきた若手選手。今井さんも買っていたのか、来日即ベンチ入りし、天皇杯予選ではスタメン出場した。その天皇杯予選では超絶技巧なテクニックとまだまだ荒削りなプレイを見せたが、連係を高めていけば夢のある選手だということが分かった。
 結局、Jデビューは一仁さんに替わったH藤枝戦となり、いわきせんでは14分出場時間が与えられた訳だが、いわゆる「ゴールへの矢印」は感じられ、期待ができる選手だということを再認識。
 サイゴンさん!!もう1年お願いします!

#38 濱託巳

 昨シーズン終盤からボランチ起用され、今シーズンはアンカー起用でスタート。真ん中かつプレスのきつくないアンカーの位置だと、ボールを散らすことができ、守備に回ればどこへでもボールを狩りに行くことが出来る。さらに彼がアンカーにいることによって菅井さんを1段前に置けるのも強み。そんなアンカー起用だが彼的には不本意だったようで、一仁さんに交代後は左SBに戻った。左SBに戻った後は守備面で輝きを見せ、H松本戦完封は彼のおかげだと思う。
 おそらく個人昇格候補だと思うが、残ってくれたら背番号10、もしくは18どうでしょう??SBにこだわるなら背番号18かなー。

#43 グエン ゴック ハウ

 ベトナムメディアの記事を機械翻訳にかけたら「エンペラーカップにロンが出場したことに気分を良くしたオーナーが、さらに追加で選手を送ることを決めた」という記事がヒットした、追加で送られたベトナム人FW。出番は無かった。ベトナム3人組の中では最もイケメン。いや、そう書くと残り2人がイケメンじゃないみたいになっちゃうけども。

#45 武者大夢

 正GKの座を3回奪った男。ノムさんと比べると圧倒的にセービング能力は高い。っていうかJ3の中でも高い方じゃないっスかね。飛び出しによる守備範囲の広さも武器だが、たまに目測を誤る感と、ノムさんより足元が上手いのは事実だが、過信しすぎてミスる時がたま~にある。ノムさんに触発されたかシーズン終盤はカウンター意識を相当高く持っていたように感じる。総じてJ3全体でも高水準なGKだと思う。
 しかし彼が(昇格したとはいえ)岩手で1試合もリーグ戦出られず、1年で切られてしまうとは…。めちゃくちゃ厳しいことを言うと、翌年昇格する熊本で試合に出られなかったノムさんと、昇格した岩手で試合に出られなかった武者が正GKを争ってるようじゃ、昇格(圏)なんて夢のまた夢っスよ…。(もちろん2人とも沼津で成長した!という見方もできるが)

#46 岩崎圭吾

 5月に2種登録されたユース在籍中の高校3年生。一仁さんに交代後A鳥取戦でJデビューだが、僕にはこの試合の記憶が無い。「若手を出し渋る」と批判された今井さんを擁護する訳じゃないけど、あの試合のラスト5分に若手出してチームも選手も得することある?と僕は思うのです。最終戦現地で見て思ったけど、思ったより恵まれた体格だった。
 杉本同様期待できる動きはできているので、来季以降期待です。ちなみに彼の代までがユース時代にゴンさんから教えを受けている世代です。

#47 グエン バン ソン

 ロンくんと一緒にやってきたベトナム人FW。ベトナム3人組の中でもっともガタイが良かったが出場は無し。
 来日はロンくんと一緒だが、Jリーグに選手登録されたのは実はハウくんより後であり、さらにJリーグ側でも長らく「手続き中」となっていた。てっきり怪我かコロナで登録が遅れたのかと思っていたが、ビザかサイゴン側との契約の問題だったと思われる。ということは下手すりゃ磐田さんみたいになってたかもしれないってことか…。

監督 今井雅隆

詳しくはこちら。
 まあ一仁アスルを最後まで見たうえで今井アスルをもう一度振り返ったとき、「下手くそのくせに縛りプレイすな!」というのが一番分かりやすい感想かなと思います。その”縛りプレイ”がチームの事情だったり、自分の理想をとことん追求する場合だったらまだ受け入れられるのですが、どうやらそうではないようなので残念ながら低評価を下さざるを得ません。
 それでも一仁さんより勝点は高く、「ホームに強い沼津」は今井さんによるものです。改めて、ありがとうございました。お疲れさまでした。
 いつの日か、お互い「今井アスル」を笑って振り返られる日が来ることを願っております。

監督 望月一仁

詳しくはこちら。
 今シーズン強化部長→監督代行→監督として一仁さんに課せられたミッションは、「このままでは『導火線無しダイナマイト』になってしまう今井アスルを『火中の栗』ぐらいにまで抑え込み、さらにその火中の栗を拾い、破裂させずに次の監督へ受け渡すこと」だったのかなと思います。少なくとも火中の栗を破裂させないところまではできたと思います。ありがとうございました。
 個人的にはリードされた時の絶望感は今井アスルより低く、「追いつける!」という気持ちは感じられました。一仁アスルのほうが獲得勝点は低いのに、僕の観測範囲では、そのこと自体は指摘しても、「今井さんのほうが良かった」「監督交代必要無かったじゃん」という人はほとんどいないあたり、みなさん同じようなことを考えているのではないでしょうか。
 最終戦セレモニーでの挨拶的に、強化部長も離れるように感じました。お疲れさまでした。

また来年!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?