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米津の魔法使い.*⋆°



【 米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃 】

2019年3月10日(日)
千葉県 幕張メッセ展示ホール4〜6
OPEN 16:30 / START 18:00


米津玄師28歳バースデーLIVE


【セットリスト】
1.flamingo
2.LOSER
3.砂の惑星
*MC
4.飛燕
5.かいじゅうのマーチ
6.アイネクライネ
7.春雷
8.Moonlight
9.打ち上げ花火
10.amen
11.paper flower
12.Undercover
13.爱丽丝
14.ゴーゴー幽霊船
15.ピースサイン
*MC
16.Nighthawks
17.orion
18.Lemon
☻モニター「誕生日サプライズ」

【アンコール】
1.ごめんね
☻Happy Birthday to you 合唱(サプライズ)
*MC
2.クランベリーとパンケーキ
3.灰色と青



.............




生まれてはじめて
米津玄師さんのLIVEへ行って来ました。


…そんな話しをきいてくれますか?

少し長くなるかも知れないけれど。




なんて言ったら良いんだろう?

きっと
ひとことで言うなら、

彼が口癖の様に語る『美しい』に集約される気がするんだけれど。



こんな辺鄙なnoteまで訪れてくださる方なら、
「脊椎がオパールになる頃ツアー」で
米津玄師さんがMCで
何を語ったのかご存じだとは思いますが…





LIVEも後半を過ぎた頃、
米津玄師さんの長いMCがはじまりました。


それまでも時折
「元気?」
なんて観客に語りかけ盛り上がるシーンはあったのですが、


※以下、
私の記憶による書きおこしなので
ニュアンスや言葉尻の違い、
時系列が前後する事があると思います。
が、
大意は合っていると思うのでご了承の上お読みください。







「2018年はめまぐるしく変化した年で。はじめてドラマの主題歌をやらせて貰って、それがじぶんの手を離れてみんなのものになって。大きな、広い…本当に広いものになって。それはどこか他人事の様で、はじめて味わった感覚で。それに伴って良い事も悪い事もたくさん、本当に沢山あって。面倒な事も大きくなって、それはまぁ有り難え有り難え事なんだけれど。紅白っていう…催し物?にも出たりして。何となく想像した事はあったけれど、まさか本当に自分がその場に立つなんて、終わってみたら幻だったんじゃないかって。紅白見たって人いますか?(ほぼ全員挙手)ボカロ含めてじぶんはインターネットで曲を作るって事を10年やって来ていて。『変わった』って言われる事もあって、それは正直寂しい気持ちになる。時代によって言葉の意味は変わるし、時代が変われば言葉も変わる。今まで許された事が許されなくなったり、今まで許されなかった事が許される様になったりする。そんな、時代との中間を探していく事が、じぶんにとってのポップミュージックだと思っていて。『変わった』って言う人たちが、1年後2年後…5年後10年後、ひょっとしたらじぶんの音楽とオーバラップする日が来るかもしれない、その日のためにじぶんは音楽を作っていきたい。俺はじぶんの事を舟だと思っていて、誰ひとり落としたくない。今ここに何万人いるのかわからないけど、色んな人がいて、この状態を当たり前と思ってはいけない。今日はほんとうに、来てくれて、ありがとう。」








『ありがとう』が、
ほんとうにこころからの
「ありがとう」で
混じりっけなくうまれたての赤ちゃんみたいに
わたしのこころに真っすぐ届いた。
泣けた。

『ありがとう』をちゃんと言える、
ちゃんと伝えられるひとって素敵だな。

米津玄師さんは、
ちゃんと生きてきたひとなんだな。


はじめて生で聴いた米津玄師さんのMC。

耳に
心地よいリズムで言葉が
意味をもって
心に沁みておちた。


このMCも彼の作品だとおもった。



声、こえ、コエ、恋え。

米津玄師さんの聲。





なんて聲してんだろう?


何処から出てんだろう?


どんな声帯してるんだろう??



彼の曲を
くり返しくり返し聴いても
飽きることなく、
何度もなんども何度も
リピートして仕舞う理由…

もう、


これっきゃ、無い。





米津玄師さんは、魔法使い。






もう、
なんらかの魔法を盛っているとしか思えない。

ほんとうに。



彼はじぶんの事を舟に喩えたけれど、
舟というとあたしはノアの箱舟を連想する。

ノアは洪水から家族と動物を守るため、
つがいで舟にのせるんだ。

洪水は40日40夜続いて、
地上に生きていたものをすべて滅ぼしつくすんだ。


ノアの子孫である米津玄師さんは
北極星に見守られながら、
おなじくノアの子孫であるわたし達を
舟にのせて連れてってくれる。


何処へゆくんだろう、どんぶらこ。





もうひとつ、
米津玄師さんのLIVEでつよくつよく痛いほど感じたこと。




米津玄師の

歌うという行為が、

こんなにも色っぽいものだとは。






それはとくに「Lemon」に顕著でした。



オープニングは
新曲「Flamingo」で、
本編ラストは
「Lemon」で締め括られました。



こちら
米津玄師さんがTwitterでリツイートされた
ナタリーさんのリンクですが、
LIVEレポートは3/11(月)の日本ファイナル。

お写真は3/10(月)のバースデーLIVEの模様です。


“米津玄師、17万人以上動員の国内ツアー完走「誰1人この船から落としたくない」”



一方こちらは、
ロキノンさんの記事です。

この方のレポートを読むとなぜか泣きたい気持ちになります。


米津玄師/幕張メッセ国際展示場 4〜6ホール
2019.03.11





「脊椎がオパールになる頃 TOUR」
セットリストには5パターンあって
だから聴けた曲・聴けなかった曲あるのですが、
曲順はもちろん構成もほぼ一緒で。


彼の故郷・徳島からはじまって南は福岡、
北は北海道まで。


彼のキャラバンは進んできた。

とびきりの曲たちと気の置けない仲間と各地の抱えきれない想いを連れて。


「脊椎がオパールになる頃 TOUR」
日本ファイナルを関東のチーバ県に選んでくれた事。

米津玄師さんの
にじゅうハチ回めのお誕生日に、
生まれて初めて彼のLIVEに行けた事。


これ以上のギフトはないです、ありがとう。




米津玄師ほど、

衝動を掻き立てるひとはいない。



その音楽も
その歌詞も

その聲も

見えない右眼も長い前髪も大きなくちも長い首も長い指も大きな手も細い腰も白い肌も

不思議な動きも
うつくしい横顔も

そのユーモアも
頭の良さも

その言葉も



米津玄師は、愛のひとだ。



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#生後45歳と3か月で生まれてはじめて米津玄師さんのLIVEへ行ってきました




愛してるよ。


どんな声色でどんな表情でどんなタイミングでどんなイントネーションでどんな風に言うんだろうと思ってた。

聴く迄まったく想像できなかった。


もう、
愛しくて愛しくて堪まらん!!!
もう、もう、
みんなミンナ皆んな


愛してるよっ!!!!!!!!




心の底から、身体の芯から丹田から、
振りしぼって絞り切ってたまらずこらえられずにホロっと出て仕舞ったような笑顔の花が満開の『愛してる。』でした × × ×




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