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#142 バルセロナ・サグラダファミリア見学!ガウディさんまじ天才だ🇪🇸

11/15 サグラダファミリア、生誕&受難のファサード/グエル公園⛲️

朝8時、メトロ10回券を3人分購入することにした。一枚約11.35€(1850円)ほど。他にもシングルチケットや24h乗り放題、48h乗り放題があったが、総合的に勘案して10回券がベストの選択と結論付けた。ホテルに荷物を預け、最寄りのリセウ駅からサグラダファミリア駅で下車する。地上に出ると早速姿を現した。

バルセロナ路線図
メトロの機械で購入。紙タイプの10回券だった。
ついに来ました!サグラダファミリア!

アントニオ=ガウディの最高傑作「サグラダ・ファミリア」である。これを作る資金が寄付や入場料だけで賄われているとは想像ができないが、反対に我々の入場料金がサグラダファミリア建設の一助になっていると思うと、どこか誇らしい。
尖塔が特徴的で、現在も建築途中なので所々にネットがかかっている。2035年に完成予定だという話だが、どうなるだろうか。現在東側の「生誕のファサード」、西側の「受難のファサード」が完成しており、残すは「中央のイエスの塔」および南側の「栄光のファサード」だけであるという。
生誕のファサード前でオープンを心待ちにして写真を撮っていると、
「Could you take some photos, please?」
と、初老の夫婦二人が話しかけてきた。巨大なサグラダファミリアの全景に人物を入れ込むのには骨が折れ、屈んだ体制でなんとか写真を
撮ることができた。
「Thank you! Where are you from?」と尋ねられたので「From Japan.」と答えると、彼らもまさかの日本人だった。彼らも昨夜バルセロナに着いたばかりだということだった。さすが、サグラダファミリア近辺には多くの日本人がいるらしく、所々から日本語が聞こえてくる。南米では二人くらいしか日本人に会わなかったのが嘘のようだ。それほどスペインという国は日本人には魅力的なのだろう。

今も建築途中

9時、セキュリティゲートで荷物検査をしてから、入場した。事前にダウンロードした音声ガイド(日本語)を聞きながらサグラダファミリアを解剖していく。VR機能も付帯していて、我々がいるところからは見えない部分も映像を通して見せてくれるのは画期的だ。
最初にエレベーターで塔の上に登る。我々3人とカナダ・トロントからきた観光客2人が一番乗りだ。「トロントで数ヶ月英語学んでいたよ!」と、少し盛り上がった。
バルセロナの景色が一望できる。塔の側には作業員達が働いていて、今も建築途中であることがよく認識できた。400段ある螺旋階段をクルクル回りながら下まで降りて行った。

バルセロナ一望
イエスの塔建設中。ここが一番高い所となる予定
曇天だけど見晴らしが良い
建設作業員たち。情熱を持って建設している
夏の果物たち。日本人「外尾悦郎」さんの作品
400段降りていく!

「生誕のファサード」前に立つ。イエス・キリストの生誕の一場面を描いており、全ての彫刻、人物、植物は意味を持たされている。中央の門の上にある糸杉の木は「生命の木」ともいわれていて、永遠の生命の象徴だそうだ。生誕のファサードにある3つの深緑の扉は何と日本人彫刻家「外尾悦郎」氏の作品だという。植物の中のはカマキリやカナブン、てんとう虫、そして日本人らしく、日本のカブトムシがいることを弟が発見した。この生誕の扉からバシリカ教会堂内部へと入っていく。

生誕のファサード全景
外尾悦郎さんの作品
日本のカブトムシ!

まず美しいのはステンドグラスだ。東側のステンドグラスは朝を表現しての青緑基調、西側は夕焼けで橙色基調になっている。この教会を支える柱はまさしく「森」のようであり、将来、一番力が加わるとされるイエスの塔のを支える部分には赤茶けた「斑岩」という並外れて頑丈な石でできている。

東側ステンドグラス。朝の始まり
まさしく森🌳
赤い柱は斑岩を使っている
西側ステンドグラス。夕焼け

ちなみに完成時の塔の高さは172.5mになる。これは近くにあるムンジュイックの丘より少しだけ低い位置になるのだが、これはガウディが「人間の業は神の業を決して凌いではならない」という信念に沿ったものであるらしい。この教会内部の美しさに、椅子に座ってずっと見惚れていた。
最後は「受難のファサード」だ。「生誕のファサード」の反対に位置し、イエスの処刑場面を描き出している。まず目を引くのは柱廊の傾いた筋肉の筋のような柱だ。ガウディによればキリストの受難を反映し、「骨でできたように、固く、裸」であるべきなのだとか。
彫刻群も角張った特徴的な作り方で、どこか悲しい感じがする。彫刻家「スビラックス」の作品だ。「生誕のファサード」とここまで対照的に創造できるガウディと彫刻家たちに敬意を表したい。

受難のファサード
このおっちゃんの表情
総督ピラト
全景
タテヨコどこを足しても33。イエスが昇天した歳。

サグラダファミリアには約2時間滞在した。近くのレストランでカフェラテとソーセージ、フライドポテトを頼んで昼食にした。そこからはメトロで「グエル公園」まで行く。ここもガウディが設計した公園だ。もともとはグエル侯爵の別邸として建設されたそうだが。駅から少し離れていて、坂道を登っていかなくてはならない。入場料は一人10€(1618円)。シニアだと7€となる。
ここでの目玉は何といっても回廊だ。恐竜の鱗のような岩で装飾されていて、線形が歪んでいて不思議な感覚に陥る。頂上からサグラダファミリア、そして遠くに地中海が見渡せた。グエル公園で一番有名なカメレオンの彫刻前にはたくさんの観光客で賑わっていた。

グエル公園
柱廊
カメレオン
恐竜のよう🦕
不思議な感覚になる
サグラダファミリアが見える

その後はバルセロナ中心街にある「カサ・ミラ」を観て、ホテル近くのブケリア市場を冷やかしてからスーパーで買い物をしてホテルに戻った。この日を含めて2万歩以上歩いている日が連続して4日続いている。今日も風呂に湯を溜めて疲れを癒した。

カサミラ前にはたくさんの人が。
夜はライトショーもあるらしい
ブケリア市場
香辛料や
もちろん生ハム!
サングリアをはじめ酒が安い!

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