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#62 第7か国目、北マケドニア入国‼︎🇲🇰アレキサンダー大王の故郷

6/8〜9 首都スコピエ/巨大アレキサンドロス大王像/香辛料効いたソーセージ/スコピエ城塞 他

9:30、ブルガリア・ソフィアのバスターミナルから北マケドニア首都・スコピエに向かう。国境の荷物検査とパスポート検査は超簡単に終わった。荷物検査は2、3人がチェックされただけであとはスルーだった。あまりの簡略さに乗客のみんなで笑った。パスポートも審査官がバスに乗り込んできて全員のパスポートを回収、出国スタンプが押されて帰ってきた。

結局持ち物検査されなかった笑
審査官がバスに乗り込んできてパスポート回収

入国審査も特に聞かれることなく、雑に入国スタンプを押されて終わった。
こうして第7か国目となる北マケドニア🇲🇰に入ることができた。

このチケット売り場で購入
スコピエ〜オフリド間

ソフィアを出発してから5時間半かかってスコピエに到着。バス停を降りると、たくさんのタクシーの勧誘がある。それらを断りつつ、スコピエからオフリド行きのバス時刻を受付のおばちゃんに確認して、ATMで現金をキャッシングしてから、ホテルへと向かった。約1.5kmの道のりだ。途中ベンチでパンを頬張る。市内を流れるヴァルダル川沿いに進むと、船の形をした「セニガリア」という変わったホテルがある。一泊9千円くらいでお得らしいが、自分にはもちろん予算オーバーだ。外観を見るだけにしとこう。その先に進むと中央に恐ろしく巨大な「アレキサンダー大王像が構えている広場に出る。ここが市内の中心だ。

セニガリアホテル
巨大アレキサンダー大王像

ここから150mのところのホステルをとった。しかし、入り口が分からずうろうろしていると、アパートの住人のおばちゃんが声をかけてくれ場所が判明した。どうやらアパートの部屋一つをホステルにしているらしい。そしておばちゃんは入り口のパスワードを教えてくれた。
アパートの入り口は入れたが、このホステルはセルフチェックイン方式になっていて、受付がない。到着したらスマホで部屋の暗証番号を聞くシステムだった。自分はSIMカードを買ってないから、さてどうしたものかと思案したが、偶然宿泊客がホステルへ戻ってきたところを捕まえて、彼らの部屋に入れてもらいWi-Fiをゲットできた。

なんとか部屋に入れたので、シャワーを浴びて仮眠したあと街に繰り出した。スコピエには二泊しかしない。時間を有効使わねばならない。
まず、ストーンブリッジを越えて旧市街に入りスコピエ城塞に向かった。城壁からの眺めは良かったが、城壁内は寂れており、まさしく「兵どもが夢の跡」といった感じだった。かつてヨーロッパからインドにかけて一大帝国を築きあげたアレキサンドロス大王の生まれ故郷。その頃の栄華の面影は、もはやそこには無かった。永遠に持続する権力などこの世にはないのだ。

スコピエ城塞からの眺望
漂う廃墟感

スタラチャルシヤという、トルコの匂いがする旧市街のメイン通りには、ゴールドやシルバー、プラチナなどの宝飾品店が並ぶ。空に開いた傘の日除けが情緒を醸し出している。自分はその一角のレストランに入って、名物だというチーズが乗ったサラダ🥗、香辛料が効いたソーセージを頼んだ。チーズの塩気と野菜が絶妙にマッチしていて、テーブルにあった味変のお酢がこれまた良い。ソーセージは豚の腸詰めで本格的だが、香りが高く1、2本で充分だ。
その後、スタラチャルシヤを歩き尽くしたあと、小雨が降ってきたので宿に戻った。

チーズたっぷり
野菜に合う!
ソーセージ

翌日はまず朝食を兼ねてアレキサンダー広場のカフェに入った。アイスカフェラテにチーズ&ベーコン入りオムレツを注文する。軽くチルった後、ストーンブリッジを越えて再度城塞に上がった。櫓の下でそよ風に当たりながらブログの文章を書く。

オムレット
アイスカフェラテ

マケドニアは日本と同様に水道水が飲める。スタラチャルシヤのモスクの前が有名な水飲み場となっており、ペットボトルに水を詰めた。もし自分がどこかの国に移住するなら絶対に水道水が飲める場所にしようと決めている。マケドニアはその面からも高評価だし、人々は明るく優しいから候補の一つになるだろう。

町の水道

早めの夕食にと、ドネルケバブを頼んだ。店員さんは陽気なおじさんたちで、彼らのお父さんはトルコ人なのだとか。明るくてケバブを一切れつまみ食いさせてくれたのでこの店を選んだ。トルコに行くより、マケドニアに来た方がトルコ料理を安く食べられる。料理だけを目的にするならこっちに来るべきだ。

ベンチでのんびりしていると、今はブリュッセルに住んでいるというマケドニアの女性が話しかけてきた。日本人だというと、「1963年に起こったスコピエ大地震の時、ここら辺の建物は80%破壊されてストーンブリッジも被害を受けたのよ。その時復興してくれたのが日本人建築家のケンゾウ・タンゲだった」
と教えてくれた。
丹下健三さん。旧ユーゴ圏で見られる「ブルータリズム様式」で「世界のタンゲ」としてスコピエ市民に強く認識されているという。遠い国で活躍している日本人。凄い。バスターミナルも彼の作品だとか。

トレイン&バスターミナル

午後5時、マケドニアの避暑地「オフリド」行きのバスチケットを入手するためバスターミナルに赴く。7:00、9:00、16:00のバスがあるということで、無難に9:00発のバスを予約した。値段は840デナル(14€)ユーロが使えたので20€札を出すとお釣りはマケドニアデナルで帰ってきた。そのあと考古学博物館にも行こうとしたのだが、18時で閉まってしまったらしい。
ホステルに帰ってそのまま寝ようとしたが、腹が減ってしまった。自分の理性と闘ったのだが虚しく敗北した。スコピエは今日で最後だったのでアレキサンダー広場まで繰り出し、奮発して深夜の背徳カルボナーラを頼んだ(907円)。ベーコンの塩気がソースとマッチして最高すぎた。

21時に食べるカルボナーラは犯罪🤤

帰りに気づいたが、マザーテレサはスコピエで生まれたらしく、銅像や生誕の石碑があった。

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