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極争環境 無魔

はじめに

 どうも、bakasaです。最近もいろんなデッキを触って楽しんでおります。9月のコママスダブルスでは、シーガルのれおんプロと参加してベスト8という戦績を残すことができました。また、先日の八ツ首杯ではモリア教授(https://twitter.com/moria_kyouju)が持ち込み、予選全勝ベスト8という戦績を納めました。そういうこともあり、今回は無魔の現状について書いていきます。
半年程前にも紹介させて頂いた記事を添付しておきますので、良ければそちらも是非読んでみてください。

無魔というデッキタイプについて

 2デッキ3デッキではかなりおすすめで、ダークタワーを強く使うことができる山だ。全デッキで煌臨を使用しない持ち込み方が環境的にほとんど無く、少なくともどこかに有利がつく。環境読みを外さなければ1デッキ制にも持ち込む価値がある。
 また、エシュゾによる回収がとても強く、対面によってメタを変えて戦うことができることも大きな魅力だ。
 獄契約に対しての勝率がとても高いことは勿論だが、蒼契約に対しても勝ちやすくなっている傾向にある。
 というのも、獄契約が出た当初は、まだ青の世界の採用率が高かったが、アルティメットの台頭により蒼波から青の世界が抜けていくようになっていった。
 また、氷刃血解の採用率も落ちている為、メドゥークがバウンスを喰らわずに白晶だけケアしてゲームを進めていくことになり、向かい風が弱まったような感覚だ。
 八ツ首杯では母数がかなりばらけていたが、雑多の中で全勝できるスペックを持ち、かなり競技性の高いコママスに於いても、予選では蒼波5面と獄契約2面と当たり、個人6-1で抜けていることからも、このデッキの強さはご理解頂けるだろう。

デッキレシピ

 さて、リストだが、たまにする結果のツイートのリストと全く変わらない。モリア教授とぼくの分の2種類を載せておく。36枚固定枠、残りの4枚の誘発を好きに変えて良いという認識だ。

コママス入賞 bakasa
八ツ首杯予選1位&入賞 モリア教授

採用カード解説

 ここからは採用解説に移っていく。以前のnoteとレシピはほとんど変わらないが、環境が変わった為、改めて解説していく。

創界神ディオニュソス

創界神の中で一番破格のスペック

 基盤。これを引いてからゲームが始まる。このカードにアクセスできるだけで格段に勝ちやすくなる。初手から持っていれば最高だ。
神技6は3戦に1度使うくらいには強い。これで受けを確立することもある。

破壊の創界神シヴァ

防御手段として一役買ってくれる

 創界神枠。紫/神シンボルを持つことが高評価。神域効果も4つ乗れば永続的に使うことができる為、紫の世界と相性が良い。意外と転神して殴りこむことも多い。

紫電のゼロ

変身モーションの時の丸眼鏡が好きです

 創界神枠。神シンボルしか持たないが、神域で紫シンボルを追加で持つ為、1枚で2シンボル立つカードとなっている。神技効果も強力で、シーカー枠やムトゥー等のメインリソースを使いまわすことができる。

紫の世界

シクイラストめっちゃかっこいい

 ドローネクサス兼妨害。手札を減らさずに相手の動きを制限することができる。稀に転醒して阻害することがある。

ディオニュソスの酒蔵神殿

創界神対面ではたまにレベル2効果が活躍するかも

 ドローネクサス。初動としても優秀な上、実質的に手札が増えるカードであり、8コストの無魔を捨てて手札の効率化や事故を回避できる。

ダークタワー

一番お世話になってる

 言わずもがな最強のメタネクサス。確受けを作ることが簡単になっており、相手の契約を泳がしながらゲームに勝利することができることもある。

冥府神王カヴァリエーレ・バッカス

シクは金縁だからめちゃかっこいい

 メインフィニッシャー。素出しすることもあるが、オーブリオンからの効果召喚が主。ディオニュソスがない状態でバッカスを出して打点を形成することもある。

冥府三巨頭クイン・メドゥーク

こいつのSAGAレア出ないかな

 受けの主軸。盤面制圧で受けを確立することができ、これが立つとほぼほぼ負けなくなる。
白晶防壁(Rv)で呪滅撃を無効にされてしまう為、ブロックしないことが多い。

冥府骸導師オー・ブリオン

無魔の中でかっこよさNo.1

 強すぎ。盤面展開、ドローの二つができ、メドゥークの恩恵にあやかってブロッカーになる。煌臨で打点を雑に増やしに行くこともできる為、敢えてコアを残し、相手の受けに合わせて面を展開することも可能。

冥府大魔導エシュゾ

なんで重複するんだよ

 無魔を強くしている大きな要素の1つ。紫のカードを回収できることから、ディオニュソスが引けていない場面でのサーチ、ダクタ回収等の役割がとても多い。攻める段階では相手の手札のコストアップ効果が強力で重複もする為、2枚以上盤面に残しておく意味が大いにある。

ゴッドシーカー冥府作家ラス・カーズ

レベル2効果強いからシオンX入れようとしたことがあった

 ディオニュソスのサーチで使う。アタック時でも使うことができるので、出した次のターンにアタックしてサーチすることもある。

ゴッドシーカー舞踏龍ナタラージャ

上に戻せるの強い

 ディオニュソスのサーチで使うもう1枚。直接的にディオニュソスを回収できないが、デッキトップに仕込み、次のドローやサーチで確定要素にできる。デッキ破棄メタも持ち合わせており、キャスゴ対面ではかなり重宝する。

ムトゥードラゴン

裏向きで置くカードは細心の注意を払って!!

 ドローソース。シーカーと違い、1枚から2枚のカードになる。系統:「天渡」を持っており、サーチできる1コストドロソだと考えるとかなり破格のスペックだ。その分初動としての価値は低く、足場ありきのカードになっている。

デスアタラクシア

バットイラストよりこっちのが好き

 お手軽誘発札。紫1色の起幻でありながら、トラッシュ参照による無色化はこのテーマと相性が良い。

零ノ障壁

1面止めるの強い

 ゼロカウンター兼サイレントウォール。獄契約対面の有利を確実なものにしつつ、ダークタワーとの相性も良い。紫のカードである為、エシュゾの回収対象になる。

絶甲氷盾

0コストで打てるのが魅力的

 ライフゲイン兼サイレントウォール。零ノ障壁と枠を争う。正直どちらでも構わない。

基本的な回し方

 以前投稿した記事にもあるが、新しく読んでくださる方もいると思うので、もう一度解説していく。

序盤
 まず初動だが、基本的に足場となるネクサスが優先される。「紫の世界+創界神」のように2枚カードをプレイできるのが理想だ。

中盤
 相手のリーサルターンを見越して自分の動きを通しに行く。ディオニュソスにアクセスしながら、ドローを回し、シンボルを立てる。

終盤
 リーサルを出しに行く。または詰み盤面を作る。オーブリオンからバッカスを立てつつ、メドゥークまで立たせられるとベター。対面次第ではメドゥークだけで詰むので対面の処理方法を理解しておくと尚良い。
 リーサルを出しに行くなら、バッカスを2面以上立てたい。相手の使えるコアを無くして確実なリーサルを出しに行きたい。
 詰み盤面を作るなら、メドゥークを2面以上出したい。万が一メドゥークが処理されても、もう片方で補うことができるからだ。

小技・雑学

 毎回書いている内容だが、度々、「為になった」「役に立った」というコメントを頂き、とても嬉しい次第だ。以前のものと被るものもあるが、今回も書いていこうと思う。知らなかったことがあればこの際に糧としてもらえると嬉しい限りだ。

創界神の優先度
 手順が前後しても同じコストを支払うのであれば、決してディオニュソスの優先度は高くない。
シヴァ≒紫電≧ディオニュソス
の順で配置するようにしている。

ディオニュソスを抱える
 動き切る最後のコアでディオニュソスを配置する動きは必ずしも正解とは言えない。次の自分のターンに、他の創界神を配置してシンボルを作るのであれば、配置しない方が特になる。

ダークタワーで耐える
 ブロッカーを立て、ダークタワー1枚で対面の煌臨を防ぎつつ、2~3ターン貰うことができることもある。

白晶防壁で呪滅撃を無効化
 呪滅撃は白晶防壁(Rv)で発揮させられなくなる。これはテキスト通り、相手のライフを減らす「ことで」フィールドに残る効果だからだ。
 相手のライフを減らせなければフィールドに残せない。使う側も使われる側も気を付けたいところだ。

メドゥークはブロックしない
 
呪滅撃の弱点は白晶防壁であることは上で解説した通りだ。それが分かっていれば、メドゥークでブロックした際に白晶でそのまま破壊されてしまう可能性がある。その為、横の小型の無魔でブロックするようにするのがベターだ。

メドゥークでコアを与えない
 メドゥークはレベル2効果で呪滅撃持ちがライフを減らす際にそのコアをボイドに送る効果を持っている。相手のライフを減らしたいが、コアを与えたくない際には、この効果を使ってメドゥークでアタックするのも手としてある。どうせブロックしないなら殴っても変わらないだろう。という考えを持つことも重要だ。

死竜スピリットでアタキャン
 本来であれば無魔スピリットはアタキャンできない為、誘発1枚で止まってしまうことが多いが、死竜スピリットでアタックしオーブリオンを煌臨、展開しながらアタキャンが可能になる。
 また、本来オーブリオンの召喚コストで2コストかかる部分を、ソウルコア1コアで面展開できる為、1コアお得になることがある。

デスアタラクシアを手打ち
 無魔の常套手段。相手が無理して維持したコアを3個剥がすことが可能であり、冥解放を効率良く使うことができる。絶対に覚えておきたい小技だ。

ダクタを置かずに紫電でリソース確保
 相手へのメタとなるダークタワーだが、紫電のゼロを相手のアタックに合わせて使わなければならない場合、ダークタワーは無理に配置しないこともある。

デッキ破棄メタ優先
 対デッキ破棄系には、ナタラージャ+ムトゥーでデッキ破棄の制限をかけ続ける。その際、ディオニュソスは敢えて配置せず、アタック中の無魔を自壊しながら紫電でムトゥーを使いまわす手段がある。また、エシュゾでムトゥーを使いまわすこともでき、キャスゴ対面ではこれだけで相手を詰ませに行くことが可能だ。

さいごに

 いかがだったでしょうか。半年前から擦り続けている無魔でしたが、ほとんどリストが変わっておらず、自分でも驚いています。デッキとしては環境に合わせて刺していくことができそうなテーマであり、まだまだ持っておいて損はないと思います。
 今回の記事が「良かった」「為になった」という方は投げ銭して頂けると泣いて喜びます。少ないですが、お礼に対面知識を載せておきます。また、これからも記事を書いていくので、noteのフォローもよろしくお願いします。
 それでは、またの記事をご期待ください。

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