TRAIL ベスト4 秘契約
はじめに
どうも、bakasaです。今回は、先日参加した3on3の非公認で秘契約を持ち込み、ベスト4という戦績を残すことができた為、執筆させて頂きます。
それでは解説に入っていく。
環境読み・デッキ選択
前日の23時に参加することが決まり、環境は勿論蒼獄環境。それに付随して超秘等の山と予想。秘契約はパワーはあるがトップには及ばないことも多く、サードデッキとなると予想し、超星は防御札の関係で使いにくいと考えた。
順当に蒼獄は確定。残りの1デッキを決める際には、雑多と蒼波を狩るデッキを持っていくことになった。
3on3の特性上、2勝すれば勝ちとなることを利用し、どこが獄契約と当たってもワンチャンありつつ、他の2面に勝つことが出来るように構成した。
その結果、我々が選択したのは、大将から順に
蒼契約、獄契約、秘契約
の3面。環境シェア率も高く、全デッキがフルパワーで使える。どの対面も獄よりも蒼契約や雑多に強い構築にしており、全員が高い練度で使えた。
デッキレシピ
今回使ったレシピは以下の通り。従来のものよりも安定してフィニッシュが決められると同時に、前寄せな動きが可能である構築にしており、先2後2でゲームを決める確率も上がっている。
言いたいことがあるかもしれないが、そこら辺も含めて解説していく。
採用カード解説
ここからは各カードの解説をしていくが、再現性を意識したこともあり、1(ガタル)+3×13の構築にしている為、枚数記載は省略する。
相棒虫ガタル
契約スピリット。2枚以上の採用も見られるが、個人的には1派。ジャムったときにコンボカードの軸が2枚あっても活躍しないことと、2枚目のガタルよりも神速の方が欲しいからである。ブロックしても回収できることは必ず覚えておく必要がある。
G∴B 見習い魔法使いバーツ
1コスト神速。召喚時の1面疲労という効果が序盤から終盤まで強く、1コストで相手の盤面2枚を相手することができる。
G∴B スパイダーク
フル軽減1コストで神速を使いながら1コアブできるカード。実質的にコアが減っておらず、使い回すにはもってこいのカードだ。
コシアカスワロー
アルティメットも対象にできる重疲労カード。系統が爪鳥であることから、ガルガタルの乗り先になることまで含めてとても優秀。
G∴Bモンカラー
採用には文句ありそうではあるが、このカードは序盤のコアブカードであったり、系統が爪鳥であることから後1のリーサルの可能性を高めたりすることができる超優秀なカード。ぼくはこのカードの採用には文句無いです。
エクレルモンキー
1枚で2体のスピリットを重疲労させることができ、コアブしながらも単体でカウントを+2できるとかいう役割が多すぎるカード。ネクサスも重疲労させることができ、ガタルととても相性が良い。
G∴B暗器のベニシス
フラッシュのマリガンで使うが、破壊時もマリガンできる。OC4のバトル終了時、ソウルコアが帰ってくる為、実質的に無料煌臨&無料マリガンで、マリガン後の手札次第では対面の次のターンはなくなっていることもしばしば。
蛮騎士ハーキュリーXV
最強ぶっ壊れカード。こいつのせいで上振れ要素が多くなり、後1キルが多発する。重疲労効果とG∴B or ガタル名称を回復させる効果は勿論強いが、1番重要なのはフィールドから維持コアを持ってこれることだ。打点として使ったスピリットを消しながら召喚できるこの効果はカウント版の音速と言っても過言ではない。
あと、おまけでバースト封じが付いている。
魔導霊鳥ガルガタル
アルティメットを重疲労させながらコアブが可能で、C4以上ならソウルコアなしで煌臨可能とかいうバグカード。OC効果を使って単体でパカパンする局面もある。
エクレルタイガー
最強バースト。小型ビートを押し付けながら、ブロックできなかったり、除去できない局面を作り上げることができる。バーストで2回カウントが溜まる為、煌臨しやすくなったり、カウントの恩恵を受けやすくなる。
殻鳴術師エルダ=ガタル
フィニッシャー。煌臨で使うことが多いが、効果が煌臨中限定ではない為、素出しして使うことも多い。BPも優秀で、覇王爆炎撃の影響を受けない為、レベル2で使うことが多い。
テッポウナナフシ
マリガン。シンボルが増える。碧雷に合体すると手札に戻すことが出来る。これだけで十分だろう。
インクリース
ミラージュ効果では効果を発揮させなくなるだけでなく、回復させない効果もあり、紫の世界のようなメタネクサスを封じ込めたり、超星のような強力な効果を事前にケアしたりする。
マリガンとしては、ヘイトネクサスの影響を受けずに打つことが出来る為、これも優秀な局面が多い。
バタフライジャマー
序盤に相手の速度を落としても良し、キルターンにマジックを打ち消しても強い。いつ引いても強く使えるマジックであり、防御札1枚では受からない局面が出来上がることはよくある。
不採用カード解説
マッハジーLt
早い段階で0コスト神速が実現可能であり、召喚時を持たない為誘発を踏み抜きにくい。とても優秀なカードだが、1枚の価値がバーツより低く、バーツが2面止められるのに対し、マッハジーは1面の役割しか持つことができない。役割が少ないという点で不採用としている。勿論、今後の環境によっては大いに入り得るカードだ。
G∴B 真王 シニスターガタル
通ると勝つ。圧倒的なフィニッシュ力を誇る1枚だが、事故率を上げてまでそのプランを通す価値が低いと判断した。
G∴B魔導兵器アクティビトン
これが1番文句ありそうな不採用カードだろう。0コスト神速でダブルシンボルだが、これが着地する頃にはオーバーキル気味になっている。それなら、この枠は相手の受けを止めることが出来るバタフライジャマーの方が優秀だと考え、入れ替えた。
採用が割れるカードに関してはこんな感じだろう。次は回し方について解説していく。
基本的な立ち回り
基本的には先攻2ターン目や後攻2ターン目のリーサルを狙って動いていく。早いうちは相手の防御札や誘発札が無かったり使えなかったりする為、カードで5回叩くだけで容易く勝つことができる。
物量攻めで突破する為、リーサルの計算式はとても基本的なものとなる。自分の出すことのできる打点が、(5+相手の止められる面数)点出ると勝つ。
簡単な例を挙げると、カードを5回、相手のブロッカー1体を考慮するなら6回アタックすることができるルートを考えてカードを捻ると勝つ。
後攻1ターンリーサル
後1のリーサルルートは多いが、主にベニシスと小型神速が絡むとノーコストマリガンによる影響でワンキル率が高くなる。
例えば、実質1コスト以下で召喚可能な神速(バーツ、スパイダーク、コシアカ、モンカラー)とベニシスがあるとき、
マリガンの中に
・ガルガタル+エルダ
・ガルガタル+ハーキュリー
があれば少なくとも人が〇ぬ打点が形成される。
小型神速がスパイダークなら、マリガン後の手札がエルダ1枚でもリーサルが出る。
他にも、スパイダーク+1コスト神速+ガルガタル+ハーキュリーのような手札でも出る為、何度も回してルートを発見した時の気持ち良さを味わってみて欲しい。
小技・雑学
ここからは対戦で役立つ小技やちょっとした雑学を紹介していく。「知っている」と「知らない」では大きな違いがある為、読んでみて欲しい。もしかすると為になるかもしれない。
コシアカスワローで重疲労させない
序盤のカウントが溜まりきっていない局面では、コシアカスワローの召喚時効果発揮前にカウントを増やして重疲労させることが多いが、敢えて逆手順にして疲労で留めることがある。
疲労状態にしておくことで、ガルガタルを煌臨した時に、2コア得できるルートがあるからだ。ここも考えた上で、脳死で重疲労させるのはかなり危険だ。
ミラージュは先払い制の手札
ミラージュは、バタフライジャマーとインクリースの2種が採用されているが、どちらもマリガン後にミラージュを1コスト払ってセットすると、セット済のカードを回収出来る。ここでバタフライジャマーを回収すると、相手のマジックを1枚打ち消すカードになる。インクリースを回収すると、もう一度マリガンが可能になる。どちらも余裕がある時にセットしておくと後から良いことがあるかもしれない。
同じ神速を使い回す
これは公開情報のお話。ガタルで神速手札にを戻した後、違う神速が出てきたら、相手にとっては1枚手札の内容が透けてしまう。同じカードを使い回すことが可能ならその択を取った方が良い。
対面知識
ここからは対面知識に関して記載していく。速いデッキである為、多少不利だろうとワンチャンを作りに行くことができる。デッキタイプの隣に括弧で体感の有利不利を記載しておく。
蒼契約(6~7割)
序盤から重疲労効果を当ててシャックの機能停止を狙い、バタフライジャマーで防御札を否定する。インクリースで蓋できると尚良い。ガブシャが要求できる分のコアを増やしてコシアカを構えると、幻魔神まで要求できる。
先攻を取ってシャックのアタックにバーツやスパイダークを合わせるとメイン神速よりもお得にカウントを溜めることができる。
スパイダークは
獄契約(4~5割)
相手にザッファーグを出されると負けるので、それまでに打点を詰めなければならないという時間制限付きのゲームになる。シニスター型と異なり、物量が手札の枚数分しか出ない為、エクレルタイガーが絡まないと相当ゲームメイクが難しくなる。
グラサジ超星(5割)
これも制限時間付きのゲームとなる。ノヴァから打点を出されると止めるのが難しくなる為、早めの勝負を持ちかける。グラサジを処理できないものの、スピリット効果で疲労/重疲労させて耐える手段を持つことができる。こちらは序盤からビートを仕掛けてゲームを組み立てていく。
自分のアタックステップでも相手の魔ゐはバタフライジャマーを打ち消すことができる為、メインで先にトラッシュを除外することがある。
呪契約(6割)
呪契約最大の強みの月鬼城が有効に刺さらないことや、インクリースと豊富な重疲労カードが採用されている為、メタネクサスを無効にしてゲームを組み立てることができる。
また、バタフライジャマーも良く刺さり、序盤は勿論、リーサルにも関わる為、オバジャ1枚では止まらずにこちらの打点が簡単に通ることが多くある。
秘契約(4~6割)
初手の振れ幅があるものの、バタフライジャマーやコシアカスワロー等、流行りの秘契約と比べ、こちらの方が序盤から相手の盤面に干渉できる札が多く、要求値を上げながら優位にゲームを進めることができる。
マリガンが多い為、こちらの方が総合的に見ることができるデッキ枚数が多く、必然的に勝ちやすくなるだろう。
さいごに
いかがだったでしょうか。今回の秘契約は、シニスター型と違うので少し慣れないかもしれませんが、確実性と速度の両方を兼ね備えたデッキだと思っていますので、是非触ってみて欲しいです。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございました。また次の記事をご期待ください。
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