日本では、8耐をなんとなく知っている方は多くても、あまり知られていないと思い、検索しても、日本語で説明する方をネット界隈でもあまり見つけられず…なので、今年も光栄極まりなく関わらせて頂ける私がおこがましく説明を書きます。

EWCとは、Endurance World Championship、バイクの世界耐久レース選手権です。バイクのレースとしては、日本で有名な8耐は今はこのシリーズのうちの1戦です。

バイクの世界的な、日本でも何かしらで放映されるレースは主に3種類。

MotoGP、これはもう、とにかく速く走るバイクのレース。

WSBK(World Super Bike)ワールドスーパーバイク、これは、市販車、世界中で販売されているバイクを改造して速く走るレース。

EWCは長く速く走るレース。

この認識で、充分楽しめます！

市販車という限定が入る時点で、モータースポーツ特有な、実社会密接感。これに関しては、スポーツ好きな全世界の皆様にお伝えしたいのですが、世界のトップアスリートって、ある程度は必要でしょうが、人気スポーツは必要以上に世間の期待に対応しなきゃいけない大変な職業…と、思うのですが、モータースポーツって、世間の期待とか注目とか、いくらあっても足りない世界だと思うのです。主なのは開発のための金銭面ですが…注目が沢山あれば、お金払ってくれる人は出て来ますからね。もっと注目して、心置きなく開発や練習が出来る状態を作れば、モータースポーツ全般、日本企業が沢山関わっていますし、日本のモータースポーツ、はたまた経済や普段の乗り物の質まで向上するのに。。

野球やサッカー、オリンピックだけに注目集まり過ぎじゃない⁇って思ってます。個人が背負うモノ多過ぎるでしょう、と感じる他のスポーツは多々。

その点、モータースポーツはマシンなしでは戦えないので、そこに関わる全員となるとかなりな人数で分散できます。矢面に立つのは、ライダーやドライバーでしょうが。あと、監督とか。

バイクレースの話に戻ります。最速での最前線がMotoGPだとさせて頂けば、耐久性の最前線がEWCかと。だから、企業がとにかく速くを開発する場とは違って、一般人の中でも24時間や8時間、どうすれば速く走り続けられるか？考えている人は参加出来るくらい。個人チームもあるような、子供の頃から英才教育のライダーだけが戦っている訳でもないのがEWCです。その辺もモータースポーツはとっついて貰えない原因かと思う所があって(家の息子もいつかプロ野球選手！のノリでMotoGPライダー！って思える方は少なそうですもんね)。そう言う意味では耐久レースは少し近付く⁈気もしています。

EWCの魅力は、そんな親しめる感じでもあるかと。現に、私が好きなライダーは昨年のチャンピオン！なのに、お誕生日おめでとうのメッセージをDMで送ってみたら、どうもありがとう!😇とお返事が！！これ、ヤバってくらい、応援するテンション上がりませんか⁉︎これは送る相手様の性格にもよるとは思いますが。

スポーツとか、バイクとか、タイヤとか、オイルとか、ネジとか、音とか、ほんとにこのどれか一つでも興味あれば、楽しめるのがEWCかと。ヤマハやホンダやスズキ、カワサキ関係のお仕事の方なら、もうそれだけで！ライダー自ら、走る人居なければ雇ってと連絡して契約される事もあるような、凄い速さなのに世間と等身大のレースだと思います。

そんなレースシリーズ、第1戦はルマンで水曜に始まっており、日本ではJスポーツで決勝24時間放映です。どこかのタイミングで観てみるとか、投稿や記事で追うだけでも是非♡