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「人の成長 」と「 事業の成長 」について、マネージャーとして大事にしている3つのこと

みなさんはじめまして。
10月よりエンジニアリングマネージャーとしてVALUにJOINした山口です。

趣味は美味しいものを食べること。最近一番美味しかったのは転職祝いで食べた、西荻窪の鮨 まるふくです。まるふくの熟成鮨は最高だったので、記念日などに是非いってみてください。

さて、恒例となってきた(?)ブログでの入社エントリ。
今回は私のこれまでのキャリア、入社のポイント、仕事をする上で大切にしていること、これからやっていきたいことを記させていただきます。

これまでのキャリア

ゲームエンジニアの専門学校を経てゲーム会社に就職。ゲーム開発に携われると期待していましたが、実際入ってみるとフィーチャーフォンのサイト開発が主な仕事で落胆。しかし、プログラミングで問題を解決していくことが好きということが分かりゲーム開発へのこだわりは消えました。

社会人5年目が終わるタイミングで、Perlをさらに突き詰めたいと思い転職。
転職先は、インターネット広告会社でした。
リワード広告開発チームに入りインターネット広告というこれまで経験したことのない事業にふれることになりました。この事業のキャッチアップは大変ではありましたが、楽しいものでもありました。

入社2年目に前任者の移動とともにリードエンジニアを引き継ぐことに。
このときの色々な失敗はいまでも教訓として生きています。
その後もいくつかの新規プロダクト開発に携わりました。

そして、マネジメントのキャリアを歩み始めたのが2015年末。
組織再編に伴い、私が専任で見る15名ほどの組織が生まれました。
はじめは、何をやれば良いのかが分からなかったので、自分がこれまでマネジメントされていた内容をそのまま実施することに専念し、開発で困っているチームにスポットで入って助けるような動きをやっていました。

そんな中、GMOペパボのCTOである 栗林 健太郎さんのアウトプットを見る機会があり衝撃を受け、マネジメントに関する本を読み漁るようになりました。そして、マネジメントとはいったい何であるのかを少しずつ自分の中で固めていきました。これを反映する形で、Weeklyでの1on1、モブワーク、スクラムの導入などを行うこととなりました。

VALUに入社を決めたポイント

35歳になったこのタイミングだからこそ出来る大きなチャレンジをしようと考えました。そして、これまで経験してこなかった領域に携わる機会を増やすことが大きなチャレンジだと考えたので、「小規模な会社」で「経験のない事業」を「大きな責任を担うことが出来る」会社を探すことにしました。

VALU以外にもこれを満たす会社はありましたが、その中でもVALUを選んだのは事業が高い複雑性・不確実性・曖昧性を持つこと、そして、そこに対して本気で取り組んでいる印象を持ったからです。

一つ大きかったのは、2日間の就業体験で実際に会社の中の様子を知ることが出来たことです。
 ・どのような人達が働いているのか。
 ・どのような気持ちで働いているのか。
これらに直に触れる事ができる機会は貴重で大変ありがたいものでした。

また、組織の抱えている問題構造も少し把握することが出来、自分のこれまでの経験を活かすこともできそうだと思えたことも良かったです。

仕事をする上で大切にしていること

私は、「人の成長」と「事業の成長」を両立させていきたいと考えています。それは、人が成長するだけでも、事業が成長するだけでも、組織として立ち行かなくなる瞬間が訪れると考えているからです。
この2つの成長を促すために、いろいろな施策を提案し実施していくのですが、そのときに意識していることが3つあります。

1つ目が、施策が、人・組織・事業を連ねることです。
人・事業・組織は、それぞれ独立して存在しているものではなく、相互に影響を及ぼし合うシステムだと考えています。
したがって、人だけに有効な施策は存在しないと考えており、事業・組織にも副作用を生み出します。
故に、人に対する施策であったとしても、それが事業・組織にどのように影響するのかを意識することは重要になります。

2つ目が、論理的な納得感と感情的な納得感です。
施策の影響を強化・弱化するために必要になるのが、この納得感だと思っています。
論理的な納得感は、1つ目にあげた意識によってある程度カバーすることは可能な印象を持っています。たとえば、人への施策が組織、事業に対してどのような影響を与える可能性があるのかを説明することで、論理的な納得感が増す印象を持っています。
次に感情的な納得感です。論理ではわかっているが、感情が追いつかないケースというものは存在しています。この場合は、感情を揺さぶっているなにかを見つけ出し解消することができれば御の字ではありますが、これがなかなか難しい印象を持っています。
したがって、意識するべきは感情的な納得感が得られているか得られていないかに関わらず、それが存在することと、感情を揺さぶる施策を実施した後に、その感情がどうなったのかに気を配ることです。

3つ目が、思っていることを気軽に伝えることが出来る関係を作ることです。
施策に対して1つ目の意識で影響を予見し、副作用に備えることは可能です。
しかし、予見出来なかった副作用に気づける状況のほうが良いと考えています。
また、2つ目で意識している納得感、特に感情的な納得感は施策の実施後にどのように変化したのかを気づける状況のほうが良いと考えています。
私自ら気づくことができれば問題はないのですが、自分以外の誰かが気づいていることもあると思います。特に感情的な納得感の変化は他者の内面の問題なので、気づくことがより難しくなります。
このときに、思っていることを気軽に伝えることが出来る関係ができていれば、気づきを得れる確率が高まります。そしてそこから、施策の改善や実施速度の上げ下げなどといった判断を下すことで、施策の成功率を上げることができると考えています。

これからやっていきたいこと

私はエンジニアリングマネージャーとしてVALUにJOINしました。
エンジニアリングとは、(抽象的な表現ではありますが)誰かの曖昧な要求を具体的で明確な何かに変えていくことだと考えています。
つまり、私の仕事は、曖昧を具体的にしていく過程が効率的になるようにしていくことになります。

開発のコンテキストでは、機能要求だったものが実際にユーザーに使われるまでの過程がそれにあたります。しかし、曖昧なものを具体的な何かにしていくという工程は開発だけに限ったものではありません。

事業の方向性決定や人事戦略の策定などでも同じように曖昧なものからスタートし、具体的ななにかになっていくものです。つまり、エンジニアリングの対象は開発以外にも展開できると考えています。

私がこれからやっていきたいこと、それは、目の前にある、複雑性・不確実性・曖昧性をエンジニアリングの知見を活かすことで効率的に削減し、「VALUが生み出したい価値」が実現されるその瞬間を前倒しにすることです。

そのために、開発だけでなく事業のいろいろなところに顔を出していきたいと考えています。

p.s.
大変ありがたい事に現在、採用の募集ポジションは全て充足しています。
ただ、"我こそは VALU を変革出来る"という方はお気軽にご応募下さい。


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