保育園の面談で、逆に自分の教育方針に気づいた話

先日、思わず呟いてしまいましたが、長男5歳(年中)の保育園での面談の話。

息子の保育園は、一歳児クラスから春と秋、そして、進級前と、年に3回保育園で、担任の先生との面談があります。初めて参加したときは、こんな小さい頃から、手厚いことやってくれるなぁ。なんて、感動していたのに、今年はすれ違いの多い、残念な面談になりつつあるように感じてました。

というのも、先生が杓子定規でしかものを見ない感じで、どちらかというと、うちの家の方針とは真逆だから。

「好きなことは、どんどんやらせよう!」と家ではのびのびと、好きなことに没頭させてるので、会話も弾むし、特にコミュニケーションに問題を感じたことがない。

一方、今回の先生は「みんなで同じことをやるのが正解。周りの様子も気にして、同じ行動をして欲しい」という感じ。

まぁ、マイペースに育ててるし、人と比較しないように育ててる成果がでているのか、息子は全くといって、周りを気にしない。結果、保育園の色々な活動の時間に対して遅れをとる。

それを、先生は「説明の理解のできない子」と認識しているようでした。

やっと最近、朝のお支度や着替えも一人でできるようになったんですよ!とか、運動会での踊りも頑張りましたね!と、褒めては頂いたのですが。。

あまりにも、すれ違いのような会話で、今思い出すと、滑稽にさえ思えてくる。

先生、忙しいだろうけど、息子のことちゃんと見れていないんだなぁ。というのが感想。

他のお友達との関係も、先生は心配しているようだったので、「家でどんなお友達の名前がでてきますか?」と聞かれて、10人ほど名前をあげる。「そうですか〜。結構名前上がってますね。」と驚きの様子。認識していないと思ってたのかな。。。

ただ、息子は先生の質問には答えないようで、先生は心配しているらしい。「例えば、『昨日はなにしたの?』とか『朝は何食べたのかな?』と聞いても答えてくれなくて。。。」と、おっしゃるので、とりあえず、家での様子を伝える。

家族で楽しいことをすると『トーマランド楽しかったねぇ。また行きたいねぇ。』とも言うし、『夕飯は、唐揚が食べたい。』とか、メニューの指定もしてくるので、料理の名前も知らないわけではないことを伝える。

『そうですか。なんで話してくれないんですかね。』と先生。『なんででしょうね〜。』と答える。(たぶん、会話が弾まないからかも。。と察しがつき始める)

そして『家ではどんな遊びをしますか?』と聞かれ、『電車関係のプラレールで遊んだり、それを写真や動画で取って、映像編集したり、iPadで作曲して、それに合わせて踊ったりしてます。』と答える。
先生は驚きの表情。

『私が教えたわけではないですが、自分で色々と試して、勝手に映像編集とか作曲とかできる』と伝えると、その事実が、なかなか予想外だったようで、「すごいですねぇ。。。」と固まる。

先生は「子供には、やり方を教えないとできない」と思っているようだし、なんとなく機械やパソコンが苦手だから、きっと自分の未開拓の範囲なのでしょう。

『電車や、昆虫以外に何に興味があるんですか?』ときかれ、『火山とか、物理的なことに興味があります。ものが落ちる速度が違うとか。観察するのが好きですねぇ。』

先生無言。。。といった感じで、ここでも、会話が弾まず。。。

「なんでもない会話もできることが重要だと思うんですよ〜」といったやり取りでおわる。。。

そのころ私の中のホリエモンが「それって、年中の子供に要る?」と言っていたが。。。

もう、先生と私のスタート地点が違うんでしょうね。私は、息子の興味のあることに対して「サポートする」という姿勢。「あれ、やれ。これ、やれ。」は無意味だし「好きなことを伸ばしていく。」という教育方針。

子供の「自ら学んでいくチカラ」を信じているから。なぜなら、私がそのタイプだったから。。

受け身の教育。集団でやりましょう!ということに価値を置いていないので、少しくらい外れたり、遅れたって、社会人になって困る訳では無いし。むしろ、皆と同じことしかできないことに、不安を感じる。違う事ができて初めて、他の人の助けや貢献できるのでは?!と思っているのです。。。なので、公立の小学校は合うのかな?と心配になったりするのですが、私の子育ての信念は「子供をちゃんとひとりで食べて生きれるようにする。(できれば、幸せを感じながら)」なので、ここは、譲れないところなのです。

息子にとっては、今年の担任の先生は理想的ではなかったのかもしれない。でも、今後、小学校や中学校で、いつもうちの教育方針や同じ価値観の先生に当たるとは限らない。その、予行練習にもなったし、逆に今回の先生とのやりとりで、私の教育方針の信念がちゃんと言語化できた気がする。

そういえば、成田悠輔さんが「子供の成長は、どこの学校にいった。というよりも、先生が影響している可能性がある。」と言っていた気がする。(乙武さんとの動画だったかな。。)なので、素敵な影響のある先生に出会えるに越したことはないのだけれど。

ということで、このまま伸び伸びと息子にはやってもらいます。

今朝は、手品を見せてくれました。誰も方法教えてないのに、お皿にいれたキャンディを隠すというやつ。しかも、タネも、解説してくれました(笑)たぶん、年中さんの保育の活動にはなさそうだ。

子供って勝手に成長するのだから、これで良しとしよう。



後日談として、昨日息子初めての遠足でした。息子のクラスには3人担任の先生がいて、各先生に幼児8名ほど割り当てられている。そして、一人の楽しい先生に「今日のお弁当は、フライドチキンにポテト、ソーセージなのだ!」と事前に教えてくれたとか(笑)

やはり、息子は相手を見て話すのか、自分の担任の先生とは波長が合わないから話さない事が証明された。。。

私によく似ている息子。わたしのこのすれ違いの感覚があるから、話さないんだろうね。。。来年は、違う先生で面談の時間も有意義に過ごせるといいなぁと思ったのでした。


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