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経済産業省 × 株式会社Criacao


こんにちはCriacao広報です。

経済産業省に「良いチームとは何か」をテーマとしてCriacaoアスリート研修を実施しました。参加された経済産業省の方達は熱意があって、クリエイティブで柔軟な考え方を持った方ばかりでした。(ちょっとびっくり)




研修テーマ「良いチームとは何かについて考える」


とてもシンプルなテーマですが、シンプルだからこその複雑さが存在しており色々と自分も考えさせられる会でした。どのような議論があったのかを一部ご紹介させてください。


丸山和大(まるやまかずとも)
スポーツの価値を通じて真の豊かさを創造し続けるを企業理念として、2013年に株式会社Criacaoを設立。スポーツの価値を広めるためには自分自身が体現者であることの重要性を説き、サッカークラブを運営し2018年に東京1部リーグで優勝。現在クラブは関東2部に所属。


まずは『良いチームとは何か』について定義することからスタート。

・価値観の異なる人と成果を残すこと
・この場合の成果は、中長期で定量的(数値)にも定性的(文化、雰囲気)にも良い状態を残すこととしました。




良いチームには心理的安全性が重要

Googleが提唱する「心理的安全性」の重要性についての議論からスタートしました。


「心理的安全性」といっても組織によって様々なケースが存在します。北原亘さんから現役時代の事例をもとに、組織のマネジメントについて話してもらいました。


北原亘(きたはらわたる)
Fリーグ開幕にあたり『名古屋オーシャンズ』に改名したチームで初代キャプテンを務め、2007年から9シーズンプレー。驚異のFリーグ9連覇を実現。2012年~2014年には 日本代表でキャプテンとして活躍。Criacaoのパートナーとして幅広く活躍中。


9年間無敗男の苦悩

輝かしい成績を残されていますが、当時を振り返って「自分の考えを押し付けるだけのマネジメントをしていて、マネジメントっぽいことをしている自己満足になっていた」と北原さんは語ります。



短期間で結果をだすだけならパワーマネジメントも効果的な手段ではあるが、長期的に結果を出すために必要なことはパワーマネジメントと真逆に位置するところにあった。


たくさんの書籍に目を通し、様々なマネジメントスタイル、経営理論、心理学を自分の中に取り入れていった。本で得た知識を行動に落とし込んでは改善を繰り返してきたが、その中でわかったことは「出場できなかった選手」が組織の結果に与える影響が大きいということ。今までの自分は結果を出している選手が全てだと考えていたが、アメーバ組織のような全体が繋がっている組織を構築することが長期的結果につながることがわかってきた。



ここから北原さんの現役時代のリアルな失敗体験を共有頂きました。失敗から何を学び、そこから改善する上でどのようなプロセスを踏んだのかについて具体的な話がありました。





井筒陸也が語るモチベーションシェアの問題

元Jリーガーで現在は、Criacao Shinjukuに在籍している井筒陸也は、『モチベーションシェア』について語りました。


井筒陸也(いづつりくや)
関西学院大学の体育会サッカー部に所属し、4年次はキャプテンを務める。部を改革し大学サッカー界史上初の4タイトル全てを獲得。卒業後はJ2の徳島ヴォルティスでプレイし、現在は株式会社Criacaoでビジネスとサッカーの両立を目指して活動している。


僕のマネジメントは失敗からスタートした

夏の全国大会で悲願の日本一を達成したものの、優勝した際の写真を見たときに絶叫した。笑っているのが出場したメンバーだけだった。


「僕のチームマネジメントは失敗だったと強く感じた」


それからは150名の全部員と面談を行い、その中で気付いたのが「モチベーションはシェアの問題だ」ということ。「就職活動やアルバイトなどの、いわば部活の『競合他社』がいる中で、部により多くのモチベーションを割いてもらうにはどうしたらいいかを考えた」。


結果として、この取り組みが4冠につながった。


講義の中では具体的にどのような面談をおこなったのかについてや、そのほかに取り組んだことの中で失敗事例と、成功事例にわけて話をしてもらいました。





講義後の個別質問会では長者の列が

講演会終了後も、登壇者の二人には個別質問をするために長い列ができていました。来場してくださった方々が熱心に聞き入っている姿を見て『良いチームとは何か』はとても普遍的な問いなのだと再度実感しました。




アスリート研修のお問い合わせは、
info@criacao.co.jpまで。


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