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#42 欲しい家がない問題

こんにちは、シルビです。
結婚をして、少し経って、家を買うという選択肢を現実的に考えるようになりました。元々ぱぶさんは家を買うことにものすごく積極的。付き合って程なくしてその話を持ち出していたほど。

私の中で家を買うっていうのは人生における大きな決断で。そもそも買うっていう選択肢から考えないといけない段階でした。アルゼンチンに行った今ではたしかに家を買うことが賢明な判断だとわかる。居住用にしろ、投資用にしろ、自分の資産として、形がありながら、誰も取っていけないものを持っておくということがとても大事なことなんだと。

でも当時の私はそんなこと知らないからちょっと待って!という感じ。交際段階で家買っちゃったらどうするの!?という思いも強かったです。それでも空き家バンクとか見に行ったりしてたんですけどね。その後、結婚をして式も終えて、少しずつ家を買うことを真剣に考えるように。でも「一戸建てをもつことが夢だった!」とかそういう理由ではなくて、消去法的に考えた時にやっぱり家賃を払い続ける人生よりも、払わなくていい人生のが良いよな~といった感じです。

そこでポストに入ったチラシやらなにやらを見始めて気が付いたのが”欲しい家がない”ということ。元々新築のきっちり横並びになったお家よりも、古くてもお隣さんとの距離が保たれていて、お庭に名刺代わりになるような木があるようなお家に惹かれるタイプ。お庭はぱぶさんにとっても譲れないポイントで、日光浴なりアサドなりを存分に楽しみたいという希望があります。でも昨今の家には十分なお庭がない!!全然ない!!困ったもんです

それでも必死にお庭がある家を探していましたが、ちょっと待てよと。人生で一番大きな買い物なのに、本当に欲しいものでなくていいのでしょうか。私にとっての理想的な家は海外みたいな感じ。古いのだけど、住む人の手が加わって修繕されたり、現代的になったりしている。咲かせまくろうが、枯らせまくろうが好き勝手できるお庭が大なり小なりあって、そこにはレモンの木を植えたい。日当たりのいい大きな窓があって、アルコーブも欲しい。お料理好きなぱぶさんのためにもしっかりとしたオーブンのあるアイランドキッチンがあるとなおよし。かつお値段も、古いからという理由でお安め…

日本でこれをかなえようとしたらば、安く空き家を手に入れて好き放題するのが一番近いような気がするのですが…日本は”空き家問題””空き家問題”って言ってる。意外なことに解決策はすでに目の前にあるような気がします。

ちなみにぱぶさんのお友達アメリカ人のマイコーも真剣に日本での不動産購入を考えている一人。その理由を聞いていた時に思わずほほ~っと納得してしまったのが、治安を含めた値段で見たらこんなにお買い得なことはないと。アメリカではこんなに治安のいいエリアにこの値段で住むことはできないと言っていました。

たしかにアルゼンチンでも高級住宅街は、治安の確保が絶対的。エリアが囲われていて、ゲートをくぐる時はまさに検問で危険物を持ち込んでいないか車全体をチェック。防犯カメラなどのセキュリティもしっかりしていました。日本で何気なく感じられている治安の良さは、海外ではお金を出さないと手に入れられないもののようです。

そう考えると、あれも欲しいこれも欲しいって言ってるのは贅沢なような…でもやっぱり、何度もするお買い物じゃないからこそ、理想的なお家がほしい!



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