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ゲームで勝ちたいなら暴言は吐いてはいけない!

突然ですが、普段オンライン対戦ゲームをプレイしている皆様は対戦中に暴言を吐いた、又は吐かれた事がありますか?
もしくは自分が言った・言われた訳ではないが、暴言を吐いている現場に遭遇したことは?

オンライン対戦ゲームをプレイしていると望まなくてもこの様な場面にほぼ必ずと言っていい程遭遇すると思います。

悲しくも暴言が日常的に溢れてしまっているオンライン対戦ゲーム界で
なぜ僕が暴言を吐かないのかを説明し、暴言を吐く事やその現場で生まれるデメリットについて皆さんに知って頂き、少しでもゲームの最中に暴言が飛び交うことのないスポーツマンシップに則られた環境にできたら良いなと思います。

勝ちたいなら暴言を吐くな

散々今まで言われてきたであろうこの言葉。
聞いた事がない人のためにLOLのボードへの投稿を紹介します。


興味深い記事を見つけましたので、皆様に共有します。
筆者のクリスティーン・ポラス氏はアメリカの名門私立大学、ジョージタウン大学の教授だそうです。http://jp.wsj.com/articles/SB12408226390103943756704582455700160087784
english:
http://www.wsj.com/articles/civility-at-work-helps-everyone-get-ahead-1479917555
ポイントを抜き出すと
1:直接暴言を吐かれた人は、処理能力が61%、創造性が58%下がる
2:自分に対してではないが、自分の所属しているグループに対して暴言を吐かれた人は、処理能力が33%、創造性が39%下がる
3:他人が暴言を吐かれるのを目撃しただけの人でも、処理能力が25%、創造性が45%下がる
※処理能力は「アナグラムパズルの成績」、創造性は「ブレインストーミングで提案できたアイデアの数」を基準としています。

暴言を吐く人は敗北しやすい、というのはLoLでは常々言われていることですが、行動心理学的視点からはこういう背景があるようです。

面白いと思ったのは、「赤の他人が暴言を吐かれるのを目撃しただけでも能力が下がる」ということです。
そうであれば、味方同士で暴言を吐き合えば協力しづらくなり、敗北が近づくのは誰にでも想像がつきますが、たとえ仲間ではなく敵を煽る行為だったとしても、自分が暴言を吐くことによってチームメイトのパフォーマンスを引き下げてしまうということになります。
また、「暴言を目撃した人は非協力的になる」といったことも書かれていますので、チームワークの面でもデメリットがあることがわかります。

この研究結果を見る限り、スポーツマンシップは単なるきれいごとではなく、勝つための純粋な戦略でもある、と言えるのではないでしょうか。
スポーツマンシップの重要性を裏付ける面白いデータだと思い、投稿いたしました。
引用元:https://boards.jp.leagueoflegends.com/ja/c/player-behavior-sportsmanship/RvykWIG9-oczuite

暴言を吐かれたり、その現場に遭遇した時、確かにゲームに対する集中力は低下している気がします。ネガティブな感情が邪魔をするんですよね。
チャットファイトに集中しちゃって試合どころじゃなかったり、チームの雰囲気が最悪でアグレッシブなプレイができなかったり、普段ならしない様な危険なプレイをしてしまって不利に陥る(ティルトする)などの経験ありませんか?

一方で、序盤劣勢な状態でスタートするも、チームの雰囲気は最高。
お互いが励まし合い、称え合い、戦略について提案しあう様なポジティブな奴らばかりで、序盤から中盤まで劣勢だった試合の最後には勝利。
ゲーム終了後、優勢だった敵チームがリザルト画面にて味方同士でなじり合いを始めていて、
『ああ、向こうのチームは優勢だったのに喧嘩し合ってたから負けたんだな』
なんて経験もあるはずです。

実際、僕も何千何万と様々なゲームで対戦をしてきましたが、チームの雰囲気が悪いチームで勝った試しがありません。
そして雰囲気の良いチームで大逆転勝利を得た回数は数え切れません。

オンライン対戦ゲームの目的は敵に勝つ事です。
勝つためにをゲームしているんですよね?
負けるためにゲームやってる人っているんですか?
一部の捻くれたプレイヤーはわざと負けるためにやっているかもしれませんが、大多数のプレイヤーは勝利を欲しているはずです。

勝ちに行っているのにゲーム内で暴言を吐いて、味方の能力を下げるのは勝利を放棄する行為だと思いませんか?矛盾していませんか?

味方のプレイングにケチをつけたくなる時もあるでしょう。
味方のミスのせいで不利になることもあるでしょう。
イライラしてしまう気持ちはわかります。
勝ちに貪欲だからこそイライラしてしまうんですよね。

せっかく勝ちに貪欲な闘志溢れるそんなあなたが味方に暴言を吐いて、
勝率を自ら下げてしまうのは勿体無くないですか?

暴言を吐くためにチャットする暇があるなら、次の一手を考えましょう。
ミスをカバーする戦略を考えましょう。味方とコミュニケーションを取りましょう。そしてポジティブな言葉で味方を鼓舞しましょう。
どんな言葉を使えば良いかわからなくても
「we can win」「nice」「good job」「thank you」
これらの簡単な言葉だけでも充分です。魔法の言葉です。
すると味方はポジティブに、そしてアグレッシブに自分たちが勝利を勝ち取るために諦めずにプレイしてくれるはずです。

そうして得られた勝利の味はまた格別なものになること間違いなしでしょう。

スポーツマンシップに則って、プレイすることは勝率だけでなく
ゲームに対する精神衛生上とても重要です。
皆が誰かに傷つけられたり、誹謗中傷される様な環境で誰もが楽しくプレイできるはずがないのです。
勝っても負けてもお互い遺恨を残さず称え合え、清々しい試合をできれば
ゲームシーンにおけるスポーツ性がより強固なものになっていくのではないでしょうか?

以上、ありがとうございました。

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