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e-Sportsとの出会いは友達がくれた

この投稿を開いてくださった皆さん、初めまして!

初投稿ということで、まずは軽く自己紹介をさせてください。
・神戸に住む関西人。
・趣味は「ゲーム(対人ゲーム)、読書、ジムでのトレーニングカメラ
神戸ゲームチョコミントが大好き

特にゲームは私の生活の一部となっていて、ゲームをプレイしない日はほぼないと言っても過言ではありません。

今までプレイしてきたゲームの数は数え切れませんが
特に熱中したゲームを挙げるならば
AVA(Alliance of Valiant Arms)」,「League of Legends」,「Overwatch」と
どれもオンライン対人ゲームばかりです。
チームを組んで練習や研究、他チームとの練習試合、オフライン大会への参加出場などにも精を出していました。

しかしながら、プレイしてきたゲームのジャンルは対人モノばかりではありません。

Sandbox、MMORPG、都市作りシミュレーション、音ゲーなど
他ジャンルの対人ゲーム以外のモノも好んでプレイしています。

最近は専らオンライン対戦ゲームばかりをプレイしているし
チームを組んで仲間たちと練習に励んだり、オンライン大会に参加したことがあったりと、始めから対人ゲームが好きだったのだろうかと思われる方もいるかも知れませんが、私のオンラインゲームデビューはMMORPGです。

「対人ゲームはむしろ苦手でした。」


当時、私の対人ゲームに対するイメージが最高に悪かったんですよね。
つまり最悪だった(笑)。

「暴言、誹謗中傷、煽りプレイ、晒し上げ」

オンライン対人ゲームの話を聞いたり、実際にプレイヤーの配信を見ても
これらの話題ばかりで、魑魅魍魎の世界に見えた。
なんて恐ろしい世界なんだろう・・・と。
そんな世界に足を踏み入れる勇気はないし、自分はゲームを楽しみたいからやるのであって、誰かに晒されたり、暴言や誹謗中傷を受けてまでやりたくなかった。

もちろんMMORPGでもマナーの悪い人たちはいたが、マナーを改善させていこうとする人たちも同時に多く存在していて、自浄作用が働いていた。
マナー違反の人がいれば、それに対して注意することができる人も多く存在していたし、初心者に対して優しくゲームを教えることが好きな人もいたり、ギルドやクラン等のコミュニティが活性化するようにルールを定め、工夫し、皆が嫌な気持ちにならないように頑張ろうとしている姿もよく見ることができた。

上記の理由から
MMOに慣れていた私は対人ゲームに対して恐怖心しかなかった。

『すぐに怒り、マナーもヘッタクレもない怖い人達ばかりがいる世界でしょ?』
『ちょっとミスしただけで暴言、誹謗中傷されるんでしょ?』
『ゲームは遊びじゃない?いや遊びでしょ!』

なんて思っていた。
対人ゲームに対するこの気持ちを共感し合える同じような方々は結構いるのではないか?と思ったり・・。

対人ゲーム界隈のモラル問題の他にも私がそれを忌避する理由はもう1つあった。


「対人ゲームができる人は才能の塊でしょ?」


有名プレイヤーのフラグムービーやmontage動画を見て、自分もそんなプレイができるとは到底思わなかったし、上手い人達ばかりが蔓延っている(と思っていた)場所に、今まで対人戦の経験も無く、才能も無い自分が楽しくやっていける訳が無い。一方的に負けて楽しくなくなり、どうせ辞めるに決まっている。
そんな風に対人ゲームを始める前から自分にはできないと諦めていた。
住む世界が違っているように見えたのだ。


初めてのオンラインゲーム

およそ10年ほど前、私は初めて自分のPCを購入した。
買った理由も特に無い。なんとなく買っただけ。
CPUも大したものではないし、ビデオカードも積まれていないPCだ。
ただ買っただけなのは勿体ないと思ったので、PCでできることを探してみた、そしてニコニコ生放送ゲーム配信をするという結論に至った。

低スペでもできそうなオンラインゲームを見つけて、配信方法を調べ、いざニコニコ生放送を始めると想像していたよりも多くの視聴者がやってきてくれた。
彼らは初心者だった私に親切に色々と教えてくれたし、一緒に狩りに行ったり、時にはVC(ボイスチャット)をしながらコミュニケーションをとったりしてくれた。初めてのオンラインゲームで初めてのオンラインフレンドができたのである。当時フレンドになった彼ら彼女らとは10年近く経った今でも交友関係は続いている。

eSportsとの出会い

MMORPGをメインにゲーム生活を続けていたが、とある時期からフレンドの数人が毎回ログアウトする度に「AVAやってくるわ」と言って落ちていった。
「AVA?なんじゃそら?」
ggってみたり、動画を見たり、配信を見て、それがFPSゲームだと分かった。
ただ前述した通り、自分で調べてしまった結果、対人ゲームに対する印象は最悪なものになってしまっていた。
自分からAVAをプレイしてみようという気は全く起きなかった。

ただ、そんな私を対人ゲームに誘い込んだのはオンラインでのフレンド達だった。
「一緒にAVAやろうよ」「大丈夫!私も下手っぴだから」「やってみたら意外と楽しいよ」「優しい人もいるよ!」
まぁ、そう言うなら・・・。と始めてみたのがキッカケだ。

始めてみたのは良いものの、何をしたら良いかもわからない、マウス操作やキーボード操作も覚束ない。なんせ初めてのFPSだった。
 そんな中、AI相手に練習できるモードがあると教えて貰ったので、AIモードでNPC相手に操作を覚えた。フレンドもそれに付き合ってくれていた。
初めはNPCにすら勝てなかった。自分が照準を敵に合わせて、銃を撃つよりも速く、NPCに撃たれて死んでいた。初心者用のAIレベルだったにも関わらずだ。
しかし自分の予想に反して、楽しくないなとはならなかった。

「今回NPCを●体倒せた!」、「もう少しでクリアできそうだったのに惜しかった!」
フレンドと共に上達していく自分を感じ取ることが出来ていたし、一緒に同じ目標(AIモードのクリア)に向かって突き進んでいけていることが分かったからだ。AI相手とはいえクリア出来ないことに悔しさも感じていたし、絶対に勝ちたかった。
 そして何日か経った後、AIモードをクリアすることが出来た。
付き合ってくれたフレンド達、アドバイスをくれた人達のおかげだ。

初めての対人戦

AIモードを自分一人でもクリアすることが出来るようになって、自信をつけた私は対人戦モードに挑むことにした。今までフレンドとAIモードしかプレイしてこなかったので他のプレイヤーがいるモードに参加するのはドキドキしたし、ビクビクした。けれども挑戦してみたかった。怖さと好奇心が混ざった状態でルームに入った。
そして案の定、1キルも取れずにボコボコにされた。
おまけに味方チームにいた心無いプレイヤーから暴言を浴びせられ、私はAVAをそっと閉じた。自分にはやっぱり向いてなかったんだ。
今までプレイしていたMMOに戻った。

フレンドのフレンド

AVAを辞めてから数ヶ月経った頃、最初に誘ってくれたフレンドから久しぶりに連絡がきた。

「最近AVAやってないの?」

私は初めての対人戦で起きた話を聞いて貰った。

「みんながみんなそんな人じゃないよ。今自分はクランに所属して戦闘の立ち回りとか上達法を優しい人に教えて貰ってる。良かったら一緒に教えて貰わない?」

まぁ、そう言うなら・・・(2回目)。と再びAVAを起動した。

VCを繋いで軽く会話をした後に、フレンドのフレンドを紹介してもらった。
喋り方が優しくて歳が一回り以上ありそうなおじさんだった。
挨拶もそこそこに、いきなり対人戦に誘われた。

「AVA全然やってないし、足引っ張るの分かりきってるし、また文句言われるの怖いな・・。」

そう思っていたのだが、自分が足を引っ張って負けても怒られなかった。
それどころか私が奇跡的に敵をキルできた時、ものすごく褒めてくれたのである。

試合に負けても敵にやられても楽しかった。(悔しさは感じまくったけど。。)
ゲームの楽しさを知った私はもっと上達したいと強く思い始めた。
楽しい人と一緒にプレイするのがこんなに楽しいならば、うまくプレイ出来るようになればどれだけ楽しいことだろうかと。


おじさんとフレンドのフレンドの関係から、直接的なフレンドになるのに時間はかからなかった。
その後は師弟のような関係でゲームのいろはを学ばせてもらった。
基礎知識を学んだ後は、一人でゲームをやりまくった。
ひたすらやりまくった。

実力も上がってきた頃、とあるクランにスカウトされ入隊。
また新たにフレンドが増え、練習試合や大会への参加を経験し
対人ゲームの奥深さに気づいていく。

ゲーム内やSNS等でドンドン知り合いも増えていき、AVAのコミュニティに属するプレイヤーの一人となったのである。

友達がいなかったらeSportsを続けてなかったかも

最初に誘ってくれた友達、ゲームを教えてくれた友達、一緒にプレイしてくれる友達、クランに誘ってくれて大会に一緒に参加した友達

私がeSportsを始める・続けるのに欠かせなかった存在だ。
誘ってくれなかったら始めてないだろう。
教えてくれてなかったら、楽しさに気づく前に挫折してただろう。
一緒にプレイする楽しさも知らずに孤独でいただろう。
勝利を目指す熱意のない、ただプレイするだけのプレイヤーになっていただろう。

私はゲームで関わり合えた全ての友達に感謝している。
自分に新しいものを教えてくれて、体験させてくれて、ゲームを好きにさせてくれ、楽しませてくれた事を感謝している。

自分もそんな存在になりたい

悲しいかな、オンライン対戦ゲームには暴言や誹謗中傷はつきものだ。
心無い言動を繰り返し、やる気を削いでくるプレイヤーも多数存在する。

そんな環境であっても決してTOXICプレイヤーにならずに友達と楽しくプレイ出来る環境があれば、オンライン対戦ゲームに参加してくれる人は増えるはずなんだ。(私の様に)
そしてその機会を作り出せるのはすでにその環境に身を置いている私やあなた達であることは間違いない。
新しく出会うプレイヤーにそれらを教える番なのです。

自分には向いてないとか、罵詈雑言が怖いとか、そんな考えを抱く未プレイ層は多くいると思う。
実際、最初はボコボコにされる事は間違いないし、罵詈雑言が多いのも否定できない。だけども、それ以上に楽しいことがある事を伝えられて、引き込めるかは既存プレイヤー次第なんだよね。

ゲーム会社やビジネスとして参入しようとしている企業だけでなく
プレイヤー1人1人の力でもゲームやコミュニティを盛り上げることは可能なんだ。

好きなゲームタイトルがもっともっと盛り上がるのは嬉しいし、プレイヤーが増えて多くの人と関わり合えるのも楽しみだし、コミュニティが発展して活気ある業界にもなってほしいと思っている。

そのために個人として友達として出来る事をやっていこう。




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