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これから社会にでる人へのメッセージを見ていて、私も書きたくなったので書きます。

これから社会に出る人へ、いろんなメッセージをみんなが書いているのをみて、私だったらどんなことを言うかな?と考えてみました。

メモを取る

メモを取りましょう。iPadだろうがAndroidだろうが普通にノートだろうが、メモを取ります。私が18歳くらいのとき、はじめて言われたときはすごい嫌な気持ちになりましたが、これは正しいです。
全部の言動を取るのではなく、重要なこと、考えたこと、思ったことを書くようにします。特にデザインの分野では、手書きができるもので取るのがおすすめです。打ち合わせや指示を聞いて、その瞬間にイメージしたことを図に残し、さらに話の中で何度も出てきた重要そうなキーワードを残します
メモは、あなた自身が仕事に集中するときに役立ちます。
そして、あなたより15年〜20年上のおじさんたちは「メモを取れ」という風にさらに上の人から教え込まれているので、メモを取っているだけで好印象です。特にアナログメモはおじさんたちの心が開きやすくなるので、コミュニケーションの入り口としても役立つでしょう。

学校と同じです。社会に出て、新しい暮らしが出来ると期待していた方は、ごめんなさい。世の中は、あなたが期待しているようにかっこよくできていません。
すべてダサいかもしれない基礎の上にあります。
要点をノートにとり、仕事に活かしましょう。

やりたくないと感じたことも将来自分のスキルに繋がるかも。というか、人がやりたくないことに価値があったりする

アニメの「SHIROBAKO」でCGデザイナーの子が本当はアニメの仕事がしたかったのに車のCG仕事ばかりの会社に入って、毎日好きでもないタイヤのモデリングをして、辞めるか悩む→結果辞めるというお話があるんですが、その子は他の会社に入って、新しいチームメンバーに「それは得意分野だね!」って褒められて、はっとするシーンがあります。
やりたくない、思っていたのと違うことっていうのは、自分の仕事の幅を広げたり、他の会社に行っても褒められるくらいの技術になっていたりするんです。
あと、やりたくないって思っている仕事は他の人もやりたくないものだったり、案件が多かったりして、結果仕事が回ったりして独立したときにも助けてくれますよ。まじで。

転職サイトは見ないようにする

転職サイトは釣りであり、罠です。もう一度人間関係を再構築する手間や、再就職までのコストを見せてないものです。新しい世界で新しい仕事を、自分に合った仕事を、と煽ってきますが、当面の間は無視します。
広告は甘い餌なのです。気にしないでいいです。あなたが自分で繋いだ、今いただいている縁だって奇跡みたいなものです。大事にしましょう。
無理してどうしても死にそうになってもその会社にいる必要はないけれど、20代の10年間はいろいろと仕事的にもチャレンジしやすいことも多いので、土台(=給料)を安定させて、自立した状態で仕事的に遊ぶことに集中してしまったほうが結果的に実績を作れたりします。

実績を作ることを焦らない

どこかの偉い人が言ってた気もしますが、「実績は作るものではなく、付いてくるものだ」っていう考え方でいましょう。
「こんな仕事、だれにも実績として見せられないじゃないか」と思うことがあるかもしれません。
いいんです。その仕事をこなしましょう。新たに学びたい分野があるなら、それをアピールするのもいいでしょう。しかしながら、ほとんどの場合、初期に振られてくるのは自分の思ってないジャンルの仕事なんじゃないでしょうか。
それをこなすと、すぐ次の仕事が来て、「一生これやんの」って気持ちになるかもしれません。
一生やってればそれはそれですごいプロになれますが・・、一生続く仕事(案件)なんてありません。上司も変われば会社の形態も変わるかも。社会の成り立ちが変わって、勤めている会社や、クライアントの会社自体なくなるかも。社会は流動的で、変化し続けています。
何度も同じ仕事を貰うのは、上司があなたのその分野の仕事に対して一定の信頼を持っているからです。その気持ちを汲み、お返しする気持ちで仕事を返していきましょう。すると、自ずと任せてもらえる仕事も増えてくるはず。役職がつくのも早いかも。そうなった頃には、自分で取った仕事で他社や他人にアピールできる実績を作れるようになっているはず。

将来独立や、他の仕事に就くことを考えていて、考えていることを伝えて採用されても、会社に入ったら会社を第一に考えておいたほうが吉

面接の時に独立したい旨を伝えても、今の仕事を通過点にしていることを定義しても、採用のときにはやる気があるような印象を伝えますが、会社の中ではあんまりドヤ顔で言ったり自分から話を振ったりしないほうがいいです。
会社の中にはいろんな目的で働きにきている人がいます。
仕事以外の部分でいろいろ刺激しないほうがいいのです。
仕事はガンガンやりましょう。仕事では目立ってもいいのです。実績と成果を上げて会社に貢献しましょう。
そうやって仕事を見える化していたら、周りから「そろそろ独立か」みたいな雰囲気が出てきたりします。一人でもそういう風に見てもらえる人が生まれたら、あなたには素質があります。
そのまま仕事を続けて実績を積むも良し、独立のために準備をすすめるもよしです。

何者かになんてならなくても、幸せな人はいっぱいいる

いまの日本は国民全員を何者かにしたがっているみたいに見えるんですけど、あんまりその脅迫に乗らなくていいとおもうのです。別に何者かになったからって楽しいことばかりじゃないし、それって普通でいることとあんまり変わらない。
自分と向き合って、何をしたいのかを考えて、それが幸せに繋がるのかを考えて、道を見つけていけばいいんです。等身大でじゅうぶん。

まとめ

自分で道を切り拓くっていう言い方もあるけど、道は色んな人との出会いで繋いでもらって行くものだって最近気が付きました。
レールをつないで走らせていく車のおもちゃみたいに。
曲がった道や、まっすぐの道、ときどきループスライダーみたいな道を持ってくる人もいます。
そこを走るのかどうかとか、目的地を自分で決めることはできるけど、そこに連れて行ってくれるのは自分じゃない気がするんです。自分は一生懸命モーター回してギュンギュン言ってるだけです。
そこに関しては、会社にいようが独立してようが変わらない気がします。

だから、道を持ってきてくれた人がいたら、その道に飛び込んでみたらいいとおもうのです。やってみて、行き止まりなら引き返せばいいし。その繰り返しです。飛び込みグセだけは、早めにつけておかないと30代、40代になると慎重になって飛び込めなくなりがちなので注意です。

毎日を楽しんで、明るい未来を想像して。焦らずにいきましょう。