あだ名雑考

最近はあだ名をつけることを禁止にしている学校等も多いのだとか。まあ確かに、不要なトラブルの元となることもあるので分からんでもない。しかし、あだ名というものが良い方向に働くことも多くの方が知っていることだと思う。

今日はそんなあだ名について、特にどんな風にあだ名が付けられるかについて、仕事の合間に考えてみた。今日のポジションはひどく暇だったんだ。


さて、ユニークなあだ名というものも多いが、ある程度あだ名の付け方というのは規則性がうかがえる。今日は、例として下記3名についてあだ名を考えてその分類を試みようと思っ……たけど面倒でやめた。


被検体
隆幸  たかゆき
梢   こずえ
朱波留 すばる


では、始める。

あだ名の付け方の概略と、被検体のうち使われそうな名前を記載していく。


1.名前そのまま、そのままに付属語をつける
たかゆき こずえ すばる すばるん

2.最初の1音に、付属語をつける
たーくん たっちゃん たーぼう
こっず
すーちゃん すーたん すぅ

3.最初の2音だけ、または2回繰り返す
たか たかたか こず こずこず

4.最初の2音に付属語をつける
たかちん たかりん たかたん たかっち
こずりん こずー こずたん こずっち
すばりん すばーば


ここまでを見ると、「ん」を付けられるとあだ名力が増す。あ、あだ名力というのは今つくった言葉で、あだ名の付けやすさを比較するためのもの。

5.アナグラム(文字の組み換え)
ゆきたか えこーず バルス!

6.漢字を読み間違える、読みの音訓をいじる
りゅうこう しゅばる

5’&6'.ここからさらに1~4へと派生する
ゆっきー りゅうりゅう えここ
しゅばるつ(ドイツ語で黒)
しゅはり(守破離:武道における思想の一つ)

などなど(面倒になった)


あだ名というのは、呼んだときの響きを良くしたり愛嬌がある呼び方だったりにするのが基本的な役割だと思われる。この呼びやすさというので「ん」が最後に用いられやすいのは、敬称で考えてみれば容易に納得できる。すなわち、「さん」「くん」「ちゃん」である。言いやすいのだ。これが仮に「さん」にあたるのが「ヅペ」だったとしよう。「やまだヅペ」とか言いづらいやん。だから言いやすいのは大事。

脱線したけども、あれだ。特に「ちゃん」に関してはあだ名力が高いと思う。

かく言う私も「ちゃん」をよく付けられた。名前の最初の音に長音と「ちゃん」。名前の頭2音に「ちゃん」。名前全音にそのまま「ちゃん」。あとは、最初の音を削って「さん」を付けられたりもした。もはや敬称じゃないぞそれ、っていう。

ともあれ、私専用のあだ名をつけてくれるというのは、そこに侮蔑の意図がなければ嬉しいものだ。社会に出れば否応無しに名字やら肩書きやらで呼ばれるようになるのだから、子供の時くらいはユニークな響きで呼びかけられてもいいのにと思うし、たまになら呼ばれてみたい。

あーでも、私ももういい歳なので嫌ではないんだこど「ちゃん」はちょっと恥ずかしいかなぁ。


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