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バタフライエフェクト

昨夜は、「ロックンロールサーカス2024」の会場だった「THE CASTLE」の舞台・音響を担当してくれた高垣・わたなべとの「反省会」という名の飲み会。彼らには、年間を通じて様々なイベントでお世話になっているので、いわゆる接待(笑)?

THE CASTLEのビルの1階にある「鳥ツバキ」というお店でわいわいと楽しく反省会。ここ、めっちゃ美味しい!ぜひ行ってみて?

2時間制だったので、ほなもう一軒、行くか〜なとき、偶然VARIT.に来ていたKING BROTHERSのケイゾウくんとバッタリ。ちょいと飲みますか〜といそいそとBARへ。

なかなかに熱い話で盛り上がりました。

ケイゾウくんと飲むのはいつぶりかなぁ?前回は確か、THE CASTLEの筋を北に行ったところにある70sレコードバー「ON THE ROAD」。もう10年以上前だったと思う。

「ロックンロールサーカス2024」のことはもちろん、時にくれるメール「◯◯っていう映画、南出さん、好きやと思うんで、ぜひ〜」についてのこと。確か2006年ごろ?クリスマスイベントをVARIT.でやってくれ、前日仕込みをしたんですが、その時、南出は店長でもなんでもなかったんで、ライブハウスにそのまま泊まってもらえなかったことにケイゾウくんが漏らした「チッ」という舌打ちを、今の今まで気にしていたこと(笑)。おそらくお互い少し酔っていたこともあって、かなり赤裸々で濃密な数時間となりました。

その中でね、NHKの「映像の世紀バタフライエフェクト」という番組の話になり、ケイゾウくんも南出も番組の大ファンだということが発覚。とある小さな出来事が、やがて大きなうねりとなり、、、みたいなアレです。「一羽の蝶の羽ばたきが嵐を起こす」っていう。

(※リトル・リチャードのように歌いたかったポール・マッカートニーがメンバーであるビートルズのアメリカツアーで、黒人と白人の席を分けるなら演奏はしない、と言い切った物語や、それがやがてベルリンの壁崩壊に繋がった物語など、音楽にまつわる話はもちろん、オリンピックの表彰台で黒い手袋をしたこぶしを突き上げた黒人メダリストの話など、自分の人生の糧となるような物語がたくさんの番組。オススメ。)

我々のやっていることは、つまりはそういうことなんですよね。小さな出来事が誰かに影響を与えている。もしくは影響を受けている。

とにかくケイゾウくんはロックンロールサーカスのことを褒めちぎってくれるんですが、南出にとっては西宮のフレンテホールでのえびすロックフェスティバルの初回、2回目に大感化された記憶があり、それがロックンロールサーカス開催の大きな勇気につながっています。

オモテとウラ。これもふとした言葉に影響されてることなのですが、THE BAWDIESやgo! go! vanillas所属のSEEZ RECORDSの吉田力くんの「南出さん、オモテもウラもやるんですか。そうですか。」という何気ない一言。悪気も何も無いんですが、南出にとっては大きな一言で、その後THE TOMBOYSと出会い、彼女たちのイギリスでの初ライブを目の当たりにしたとき、「もうオモテに出る必要はない、ウラをやろう」と決めたきっかけとなる言葉でした。

日々のVARIT.公演の全出演者に対してももちろんそうですが、ライブハウスとして出来ること、やるべきこと、やった方がいいこと、なんてたくさんあって、少しずつクリアしていきたい、と思う20年です。SNSがあるのに何も発信しない、なんて南出にとってはあり得ないことやし、その中でただの告知にならずに、どうやったら気持ちが伝わるだろう?と考えながらの試行錯誤。主催者が出演者に集客を期待しているだけでは、つまらない関係になってしまうのが怖いんです。

ケイゾウくんから過去、メールで「見てみてください〜」と上映期間、ギリギリに教えてくれた映画はこの二つ。

「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」

「リバイバル69〜伝説のロックフェス〜」

どちらも裏方の目線があって、それでも裏方にドラマがある、という共通点があるっていうのかな?どうやらケイゾウくんがこうやってオススメ映画情報を流すのは、ギターウルフのセイジさんと南出だけみたい。なんで?笑

そしてまた、南出は影響受けやすいもんですから、これらの映画で発見した「ちょっとしたこと」をロックンロールサーカスに取り入れていたりもします。

「ヤベェ!チケットが売れてない!ジョン・レノンにコンタクトを取ってみるか。。。」

そんなこたぁ、、、ないか。笑

ロックンロールサーカス2025についても、ケイゾウくんとたくさん話しました。ちょっと意見は違うんですが(笑)、確かにケイゾウくんの提案は一理あるな、、、と思うことも多々。

でも、こうやって腰を据えて、未来を語る、、、このこと自体の素晴らしさよ!

とてもありがたい夜でした。

ロックンロールサーカスのことばかりやっているわけではないですが、ロックンロールサーカス2025は、もう色々と、着々と、黙々と進めております。

先ほど発表した4月に東京と神戸で開催するワンメイクレースもそう。他にも色々と。ともかく今年の前半は、たくさんのロックンロールバンドと出会いたい。そのライブを観たい。

「ロックンロールサーカス」の1日が盛り上がることなんて、実はそんなに求めていない、、、と言ったら嘘にはなりますが、本当のところ、毎日のライブハウスが盛り上がってくれる方がよっぽど嬉しいのです。毎日のライブハウスに出演してくれるバンド、来てくれるお客さん、働いてくれるスタッフのみんな。毎年1月のロックンロールサーカスは、それこそ自分自身に対してのご褒美みたいなもの。1年、よく頑張った。それがこんなロックンロールサーカスになったよ、と。そしてまた1年、始まるのです。

昨日ケイゾウくんが言ってくれた一言。「VARIT.に貢献しているバンドしか、ロックンロールサーカスに出演すべきではない」ということ。いやいや、表立ってそんなこと、言わないですけど、まさに的を得た一言だと腑に落ちました。そうか、そういうことでいいのか。。。笑

この先々、ロックンロールサーカス2024の出演バンドのみんながVARIT.で主催イベントをやってくれることも、たくさん告知していけると思います。ロックンロールバンドが、その仲間のロックンロールバンドを連れて来てくれて、また輪が大きくなっていく。。。

ロックンロールヘブン2024も情報公開まであと一息!ワクワクを企画しているのはすごく楽しいのだけれど、結果をきっちり出してこそのイベント。いい景色を今年もつくりたい。

こうやって腰を落ち着けて日々を語り合うことも大切にしていきたいものです。

ちらりと隠し撮りしたケイゾウくんを添えて。。。笑

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