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ロックンロールサーカスの歴史

2024年1月6日(土)、神戸のライブハウス他、5会場を1枚のチケットをリストバンドに交換することで、自由に行き来できるサーキットイベント「ロックンロールサーカス2024」を開催します。

思い返せば2019年に初開催。今回で6年目になります。紆余曲折がありました。本番まで1ヶ月を切りましたが、ちょっと思い返しておこうかと思います。今回、初参加します!という方にも読んでいただけたら嬉しいです。

ちょうどTHE TOMBOYSと一緒にロンドンレコーディングしたり、ヨーロッパツアーに行ったりしていた頃、彼女たちのロックンロールバンド好きの精神っていうのかな?そういうのがとても頼もしく思えていました。バンドをやっているというバンドマンって、実は「あんまりライブハウスには遊びに行かない」ことも多いのだなぁ、と思っていたこともあり、彼女たちがTHE NEATBEATSやKING BROTHERS、ザ50回転ズなどのライブを楽しむため、十三ファンダンゴやもちろん神戸VARIT.に遊びに来ていたことに、少なからず「ライブハウスの光」を感じていました。

THE NEATBEATSの眞鍋さんとは、VARIT.に来てもらうたびに楽屋で情報交換することが増えていたし、個人的に「世界に誇るTHE NEATBEATS」に、日本のライブハウスシーンでもっと大活躍できるはずだ、と思っていました。

この2つの布石があって「神戸でロックンロールに特化したイベント、やるべきじゃないか?THE NEATBEATSをメインに据えれば不可能なことじゃない!」と考えたんだと思います。リヴァプールにも実際に行ってみて、そのあまりにも「神戸っぽいところ」に感化され、「日本のロックンロールイベントは神戸でしょ!」なんて、勝手に突っ走ってしまったところは否めませんが(笑)。

2019年はVARIT.とチキンジョージの2会場サーキットイベントでした。

KOBE GOODIES COLLECTION 2019

最初からちゃんと「THE NEATBEATS」「ザ50回転ズ」「Kxxg Broxxxxs」が出てる。全然隠せてないですが(笑)。そっか、VARIT.の15周年イヤーの一発目!みたいな感じもあって、始めたんだった。なかなかいいメンツじゃない?色々考えてブッキングしてたのが、ちょっと恥ずかしい(笑)。浅野忠信さんのSODA!にも来てもらってたね。

そして味をしめて?2020年はこんなメンツ。

KOBE Rock'n'Roll Collection 2020

いきなり会場数は4会場に(笑)。VARIT. / チキンジョージ / FLAT FIVE / STUDIO KIKI。錯乱前戦や古墳シスターズ、ザ・ハイマーツ、THE TOKYO、THE STEPHANIES、THE LET'S GO'sなど、当時、どう構築していくべきか?の試行錯誤が見えますね〜(笑)。

が、この直後、コロナ禍がやってくるんですね。

2021年の1月は、正直、やっていいのか?やったらダメなのか?よくわからなかったなぁ、なんて思い出します。

ロックンロールサーカス2021

ここで初めてタイトルに「ロックンロールサーカス」が出てきます。だって、ちょっと恥ずかしいじゃないですか。ロックンロールサーカスって。でも、コロナ禍だったこともあり、なんか「次、ある?」みたいな、やりたいことはちゃんとすぐにやらなくちゃ、みたいな感覚があったこと、思い出します。

この年は文化庁の補助を受けながらの開催でした。会場はVARIT.とチキンジョージ、ART HOUSEの3会場。やはり集客は厳しかったですが、オンライン配信にも挑戦するなど、絶対に意味のあったイベント。この年からそれまではVARIT.の「トリ」が定位置だったTHE NEATBEATSは、チキンジョージの「トリ」に固定でしたね。

noteに記事、書いてました。
https://note.com/varit/n/ndfa1e7de31ac

ロックンロールサーカス2022は、同じく配信も同時に行ないながらのイベントになりました。

ロックンロールサーカス2022

そっか。確かザ50回転ズが振替公演だったため、不参加だった年ですね。新しく知ったバンドにも出演してもらいつつ、毎年出てもらっているバンドにも出てもらう。やっと恒例イベントとして認知が進んだような、、、そんな年でした。

こちらもnoteに記事、書いてました。
https://note.com/varit/n/nd70985730944

そして、個人的にはターニングポイントになった年だと捉えている、ロックンロールサーカス2023。

ロックンロールサーカス2023

いろんなことが繋がり始めて、補助を受けずになんとかかんとか成り立ち始めた年でした。でもまだコロナ、完全に明けた!という感じじゃなかったんですね。それでも多くのお客様に来て頂けたし、賑わいがあったことを嬉しく思っていました。カレー屋さんにも出店いただき、この年のイベントの作り方が2024へと続いていく。。。

こちらもnote記事です。
https://note.com/varit/n/ndd8f09e149f6

一気にボリュームが大きくなって、初めての5会場開催となるロックンロールサーカス2024。

「勝負を賭ける!」というと、少し大袈裟に聞こえてしまうかも知れませんが、南出としては全然大袈裟ではなく、勝負、賭けます(笑)。

実は「ロックンロールサーカス2023」、あれだけお客さん来てくれて、非常に盛り上がったイベントだったのに、事後アンケートで「どこから来ましたか?」の質問への回答結果に愕然としたんです。ここだけの話…神戸在住のお客様は全体の10%にも満たなかったんです。圧倒的に大阪・京都、そして東京からお越しのお客様。

「マジか…」

ほんと、びっくりしました。神戸のライブハウスが、神戸のライブハウスで開催しているイベントなのに、神戸の人たちに知られていない?

神戸の人が、たまたまアンケート嫌いな人だったのかも知れないですよ?笑

でも逆に言えば、チャンスは山ほどある。主催者個人の好きな気持ちを街に押し付けるわけではないですが、「神戸にはこんなに盛り上がっているイベントがあるんですけど、知ってます?」をちゃんと伝えるチャンスがある、と。

まずは神戸市にアプローチ。「他府県からたくさんのお客様が来てくださるイベント、やってるんです!」をきちんと伝えて、後援名義をつけていただき、ふるさと納税への参加の機会もありました。

神戸のFM局「Kiss FM KOBE」にもアプローチ。「ラジオ映えするかどうかはわからないんですが、街を舞台にしたイベントをぜひ取り上げて欲しいんです!」ということで、スポットCMを打ってくださったり、出演バンドの音楽を流していただいたりしています。

AM局の「ラジオ関西」、実は9/18(月祝)に開催した「ロックンロールサーカス "ハーバー" フェスティバル」にチャンスをくださり、またイベント開催に向けてご尽力をいただきました。「街中でロックンロールを」が実現したイベントになったことは大きい。。。

その甲斐あってか、前回の券売数は軽くクリアし、海外在住の外国人の方から「バカンスで日本に行くのだけれど、神戸の音楽祭を楽しみたい」という問い合わせも来るようになりました。

おそらく想定していた券売数はクリアが見えています。当日の楽しみが2倍にも3倍にもなるような装飾なんかも、色々と考えています。

で!南出には欲が出て来てしまった。。。

想定していた券売数の、そのさらに先にある目標を達成したら、、、。ロックンロールバンドたちと2024年、神戸で大きなことに挑戦することができるんじゃないだろうか?って。

さまざまな条件がクリアにならないと挑戦できることではないと思います。多数の出演バンド、そしてお客様あってのロックンロールサーカスですから、ロックンロールサーカス2024の「結果次第」です。完全に。

ライブハウスにロックンロールバンドがひしめいている。そんな想像が南出にはあって、その状況づくりのためにできること、たくさんあることが見えて来ていて。

見えてるなら、やるしかないやんか。

来年2024年はVARIT.20周年イヤー。南出も50周年イヤー(笑)。2019年からのロックンロールサーカスの歴史を見ても、ロックンロール天然記念物?の3バンドやTHE TOMBOYSはもちろん、KiNGONSも忘れてモーテルズもメメタァも、他にもたくさんのロックンロールバンドがお正月に神戸に集結してくれています。

一地方都市である神戸に、です。ほんとに。

ケイゾウくんがよく言ってくれるんですが、人の繋がりで神戸でこんなイベントができているっていうのは素晴らしい、僕もそう思います。

「ロックンロールサーカス2024」に向けて、準備準備の日々ですが、ぜひこちらを読んでいただけた皆様!無事完売すべく、拡散いただけますと嬉しいです。ヤル気漲る!

公式ホームページ
https://sites.google.com/armtechpublishers.com/rockandrollcircus/home

イープラス


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