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48才 歳の数だけプチ事始め #31 ツボクサ茶を飲む

最近の韓国コスメを調べていたら、シカエキスというのをよく見かけるのに気づいた。シカ、、一昔前はカタツムリを使ったクリームが流行ったが、今度は鹿かい?と思いきや、ツボクサという植物のことらしい。ツボクサなら、名前は知っているし、うちにも生えている。身体に良いと聞いたことはあるが、そんなに良いものなのか?

ツボクサはセリ科の多年草で、直径1センチ程度の丸い葉をしている。ランナーで増え、地面を覆うのだがランナーに対し葉がスカスカで、グラウンドカバーとしてはあまり見た目が良くならないので、増え過ぎたら都度むしって捨てていた。草むしり中に通りかかった近所の方が、身体に良いお茶ができるからもったいない、お金を払って苗を買い育てている人もいるが栽培はしにくいから貴重だよ、と教えてくださったのだが、正直あまりピンと来ずに活用もせず放置してきた。


自生しているツボクサ。他の雑草と混じって、これまでは顧みられることもなかった。

今回改めて調べてみると、#16 の記事でご紹介した本「南の島のハーブ」(嵩西洋子著、南山舎)によれば認知力、記憶力の向上や傷の治癒に効能があるとのこと。インターネット上にも、肌のトラブル改善にも良い、と書いてある。石垣島のお土産屋さんにもツボクサ茶が置いてあった。ならば、自分の家の庭に生えているツボクサ、試しに使ってみようではないか。とりあえず葉っぱを採取してお茶にすることにした。

いざ庭に出てツボクサ摘み。庭の隅に何箇所か自生しているのはすぐ見つかったが、季節が真夏だからか、お茶に良さそうな新葉があまりない。雑草として見ていたときはたくさんあった気がするのだが。。急にツボクサが貴重な得難いハーブになってしまった気になる。なんとか一杯分に足りそうな10枚強の葉っぱを摘み取り、生のまま熱湯で抽出すると、薄緑色のハーブティーの出来上がりだ。

飲んでみると、うーん、まずい!が第一印象。ミツバの香りと味そのもので、薬味としては使えそうだが、フレッシュツボクサ茶は私にとっては飲みやすいものではなかった。乾燥したり、他のハーブと混ぜたら飲める味になるのだろうか?気にはなるが、これ以上の探究をためらう味だったので、少し時間を置いてほとぼりが冷めた頃に再チャレンジしようと思う。

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