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下呂休暇旅 2024/2/7


二月病を発症!

 2024年が明けて早1か月、新年が明けて日本では様々なことが起きている。それと同時に中の人は勉強や部活動などで疲弊しきっていた。日常を平和に楽しく生きることはそんなに簡単ではない。そんな疲弊した状況で二月病を発症してしまった。そこで贅沢な旅で完治したいということで日本三大名湯の一つである「下呂」に行くことになった。
(注意:実際には二月病はなく、中の人が五月病にかけて生み出した日本語です。意味としては五月病の二月版みたいなものなので、あたたかな目で茶番に付き合っていただけると幸いです。)

今回もこの駅からスタート

 なぜかわからないが今回も最寄りではない虎姫駅からスタート。やっぱりしらさぎの高速通過が見れるところなのか、駅の雰囲気が好きなのかよくわからないけど…。しかし長浜の天気は小雨。やっぱりおみくじで凶を引いたからかな~。

写真では伝わりにくいが雨が降っている。
通過するしらさぎ号。681系はあと何年持つのだろうか?
虎姫→米原 130M 普通 米原行

早くも浮気しかける⁉

 米原駅に8時40分に到着。少し待ち時間があるので新幹線ホームに足を運び、撮影する。券売機の目の前にいざ立つと新幹線に乗りたいという気持ちがあふれ出てくるがグッとこらえておとなしく入場券を購入した。

150円で2時間の暇をつぶせると思ったら最高の娯楽だ。
やっぱりN700Sがかっこいい!
ぎり流し撮り成功?
停車中の列車とのベストショット!

本日の主役に乗車

 そして米原駅8番乗り場に到着した列車は大阪ひだとして長年たくさんの客を運び続けているひだ25号だ。大阪を7時58分に出発し新大阪、京都、草津に停車する。そのあとJR東海管内に入り境界駅の米原を9時20分に出発、大垣、岐阜の順に停車する。その後高山本線に入線し、美濃太田、下呂、高山に停車する。2015年までは特急「しなの」が大阪発着が運転され、1971(昭和46)年4月26日に、昼行の気動車急行「ちくま」を特急に格上げして誕生した。しかし、競合である新幹線にバトンパスする形で廃止されている。琵琶湖線を走る数少ない特急列車として鉄オタからの人気も高い。

米原→下呂 ひだ25号 高山行

 使用車両はHC85系でハイブリッド方式の鉄道車両として国内初の最高速度120km/hを実現した特急車両だ。特急「ひだ」「南紀」用として、2022年7月より営業運転を開始した特急車両で、ハイブリッドシステムを搭載することで、キハ85系からエンジンを1両あたり2台から1台に削減し、安全性・快適性・環境性能等が大幅に向上している。車内設備には、沿線の伝統や文化を車内で伝統工芸品を鑑賞できる「ナノミュージアム」をデッキに設置されている。

乗車した編成によって展示物が異なる

今回は事前にInstagramにてアンケートを募集して指定席になった。自由席は混んでいて人も多かったことから結果としてはとてもよかった。客層を見ると冬休み期間であろう大学生の姿や岐阜まで乗車していたサラリーマン、温泉旅行を満喫しに行くのであろう年配のご夫婦が多い印象であった。

被せたつもりはないがほぼ私服と同じ色になっている。

なぜか留置線に連れていかれる!

 列車は東海道本線を最高120kmで走行。米原を出発すると次は大垣に停車する。

かつてはムーンライトながら号の終着として知られていることが多い。

 大垣駅では美濃赤坂線(みのあかさかせん)と樽見鉄道に乗り換えることができる。

軽快な気動車が街を駆け抜ける樽見鉄道

 そして高山本線の起点である岐阜駅に到着した。

日中に撮影できず、帰りの列車から撮影。

 ここで扉が開き乗客が下りた。そしてすぐに扉が閉まり、突如列車が後ろ向きに発車していってしまった。岐阜駅の西側にある留置線に約3分ほど停車してした。そして再び列車は前に向かって進みだし、先ほど停車したホームに名古屋方面からやってきたひだ5号と連結した。

左側の列車に移動禁止合図が出ている。
左側が名古屋方面からやってきたひだ5号、右側が乗車してきたひだ25号。

木曽路から飛騨路へ

 列車は高山本線を北上。途中の鵜沼駅まで高速で走り抜ける。高山本線は国鉄分割民営化後は岐阜駅~高山駅間で行き違い可能駅の両開き分岐器(Y字ポイント)を110キロでの高速通過が可能な型に取り換えるなど、優等列車の高速運転も行われており、途中の鵜沼駅まで平地を走り続けるがそのあとは山々の間を潜り抜け高山を目指していく。そして美濃太田駅に到着。ここまで米原から約1時間で来ることができる。

キハ25系。この区間ではこの車両がメインで使われている。
飛騨川と並走しながら走る。
水の透明度が高く、四季を通じて様々な景色を堪能することができる。

げろげろぐぁぐぁー。

 そこから1時間乗車し、今回の目的地である下呂に到着した。

前より4両は高山を越え飛騨古川まで向かう。
大阪ひだは2両+2両で運転されることが多い。

  まずは駅の反対に行き飛騨川の河川まで歩いた。

青空が広がる下呂地域。気温も高く旅行日和だ。

 その隣には下呂大橋の下の川原に湧き出る温泉「噴泉池」がある。温泉街の中央を流れる飛騨川のせせらぎを聞きながら、足湯を堪能することができる観光スポットになっている。 令和3年12月1日からは足湯のみの利用となっており、昔は水着着用で体を温めることもできた。
(人が多く顔が写ってしまいそうなので写真はないです。ごめんなさい!)

腹が減った飯はうまい

 時刻は12時を過ぎたところ。まずは腹ごしらえをするために郷土料理を食べることになった。高山地域では鶏肉と野菜に特製のたれを絡めて炒めたものが「鶏ちゃん」がある。しかし、今回は「朴葉味噌定食」を食べてきた。朴葉の上に、自家製のこうじ味噌、ねぎ、キノコを乗せて焼いた料理。ご飯によく合うほか、酒の肴としても最適といわれている。今回訪れた「山びこ」さんは飛騨牛をのせたオリジナルの朴葉味噌を食べることができた。朴の木は日本全国の山々で見ることができる葉の大きな落葉広葉樹。朴葉には抗菌作用があり、包むと食べ物が日持ちし、良いかおりが移りおいしくなる。

少し見えにくいが漬物、お団子、お野菜がついて1500円だ。

畳の風呂が豪華すぎた

 お昼ご飯を食べた後は、温泉に行く。下呂温泉は日帰りで温泉に入浴するところが少なく数が限られているにだが、今回は「小川屋」にお邪魔した。

日帰り温泉以外に宿泊も可能である。

 お値段は1500円で大浴場に入浴できる。ほかにも貸切露天風呂にも入ることができる。(事前予約必須)2017年以降にリニューアル行われており脱衣場やお風呂が綺麗に整備されている。温泉の様子や詳しい案内については下記のホームページを参照してほしい。今回はサウナーにも入りとても気落ちがよかった。温泉好きな高校生はなかなかいないと思うけど…                                   

温泉地にある絶品スイーツを堪能

 温泉地といえば温泉卵が有名だ。それで今回は「ゆあみ屋」でスイーツを食べた。このお店の一番人気は「温玉ソフト」。下呂温泉で造られた温泉たまごと、冷たいソフトクリームが融合した商品。しかし中の人は温泉卵が苦手。ということで下呂牛乳や高山のたまごなど、材料にとてもこだわって作った、ゆあみ屋特製のなめらかでコクのあるプリンを食べた。店頭では、下呂温泉で温めたプリンを食べることができ、温めることでいっそう甘さとなめらかさを味わうことができる。

お値段は400円。お土産にも喜ばれる一品だ。

帰りは帰りで…

 下呂を満喫し、駅に戻った。帰りも大阪ひだに乗車した。

明日も来たいような気がする…
36D→2036D ひだ36号 下呂→米原
赤のグラデーションがかっこいい!

 帰りはD席を予約。岐阜駅まではなんとか景色を観ることができた。やはり自由席は思っていた以上に混んでいた印象だ。できれば指定席を取るほうが快適で隣の人と相席になる確率は少ないかもしれない。

日が傾いて周りが少しずつ暗くなり始める。

 帰りはブログを書きつつ、ウトウトしていた。そうして列車は岐阜駅に到着。すぐに切り離しをして先に大阪ひだが出発。夜の東海道本線を爆走し、米原駅まで帰ってきた。

外から見ると電車並みの加速性能を持っている化け物車両だ。

旅にトラブルは付きもの⁉

大阪ひだを見送ったあとスマホの通知がなった。JR西日本の便利なアプリ、列車運行情報だ。内容は琵琶湖線遅延。大丈夫だろうと思い乗り換えホームに行くと列車が15分遅れ。せっかく温泉とひだで温まった体が冷え切ってしまった。

米原→長浜 3292M 新快速 米原行(15分遅れ)

 これも最悪な話だが長浜についた後にクライマックスを迎える。定刻でいけば前側のホームに普通敦賀行が5分接続で乗車することができるのだ。使用車両は521系で長浜から北方面に行くのに利用されている。しかし長浜駅到着後、列車の姿はなかったのだ…。もちろん虎姫に帰るためにも次の列車を待たなければいけないのだ。先発の特急しらさぎ号、金沢行も遅れていたためさらに20分待機し、19時半にゴールである虎姫駅に到着した。

長浜→虎姫 3296M 新快速 敦賀行(20分遅れ)

旅を贅沢にするために必要なこと!

 今回は休暇旅ということで自分の心と体を休めるために旅に行った。もちろん個人の意見でしかないが休暇旅をするときの参考にするといいこともあるかもしれない。
・特急は指定席にすることで混雑や相席になる確率を減らす。
・特に食にはお金をかけ普段食べれないものを味わうこと。
・お土産は極力買わずに自分のための時間に充てること。
・人との出会いや旅をよりよくするためにも現地の人や店の人に丁寧な対応をとること。
 多いように見えるかもしれないが普段の生活の延長線上でしかない。予算と話し合いながら旅をしてほしいと心から願っている。

最後に

 このアカウントは[推しが223系の鉄オタ]が旅をする様子をお届けするものです。Instagramでは今回載せられなかった写真や旅の様子をストーリや投稿でお届けしています。ぜひフォローをお願いします。
(ちなみにこういう記事をあげるのはだいぶん遅くなるので早く知りたい方はフォローお願い!)

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