ハズレ馬券は競馬場ならどこでも捨てていい
先日、JRA所属の池添謙一騎手から、「ファンへのお願い」ということで、競馬場に捨てられている大量のハズレ馬券の写真を掲げ、「競馬場はゴミ捨て場ではない」と、ファンに対しての「モラル」を求める発言がありました。
え、これに反論するの?
まあ、確かに正論に聞こえますし、実際にこの発言に関しては、多くの人々が賛同し賞賛する方もいたりします。
しかしながら、「ギャンブル依存症」の私から見ると、「競馬を始めとする公営競技ってギャンブル」だという観点が欠けていると思うのです。
まず、「モラル」という点についてですが、ギャンブルそのものがモラルを欠いているものだと言えます。そりゃあそうでしょ、人のお金を奪いあって、自殺者や犯罪者を生み出すスキームが出来上がっているわけですから。
そして、そのモラルのない世界のチキンレースへの参加を煽る主催者とその傘下にいる騎手がモラルを語る資格は無いと私は考えております。
次に、まぁそのモラルが無いながらも命の次くらい大事なお金を欠けて失うわけです。その馬券に託したにも関わらず、馬と騎手の不甲斐なさのせいで、生活が窮地に追い込まれるどころか、生きることが出来なくなるわけで、そんなものご丁寧にゴミ箱まで持っていって捨てられる感情を持ち合わせている人間なんてそうそういらっしゃらないと思います。
で、私が一番主張したいのは、「胴元が収益を上げるために発行したもの」に対する始末を客に押し付けるべきではない、ということです。
早い話、胴元が汗水かいて拾い集めろということです。
私は公務員時代に通勤していたとき、沿線の売店で買って読み終わった「週刊大衆」や「日刊ゲンダイ」などは必ず網棚の上に置いて帰りました。
鉄道会社が利益を上げるために貢献したのだから、読み終わったやつくらい引き取ってくれよというのが「お互い様」だと私は思っていて、更には網棚の上を「狙ってる」人は必ず居て、その人に対する貢献は大きく、ある意味ボランティアだなとも思っています。
少し話が逸れましたが、馬券の始末はほぼ全面的に主催者がやるべきで、ハズレ馬券は競馬場に捨てても良いと私は考えています。
と、いうものの、実は私はキチンとゴミ箱に入れていました。まぁ、業者さんの負担が減ることに役立つのも嬉しいことかなということで、
さっきの網棚と矛盾するかとも思いますが、そっちはむしろ「狙ってる」人には役に立ってるほうが心理的には優先さらていますね。
まぁでも、馬券は競馬場に捨てていいですよ。
ただし、主催者ではなく、競馬場に「カモ」になりに来る皆さんが気持ちよく過ごしたいからゴミの投げ捨てはやめよう、というのはありますね。
だからその、個人的な考えですが、とっととペーパーレス、つまり全部ネット投票にしてしまえばいいと思います。
ネット投票できないような奴は、やらせなけりゃいいんですよ。
馬券とかマークシートの印刷とか、さらに券の発行システムとか、現金への換金とかのコストを全部削れば、テラ銭も少なくなり、ファンに大きく還元できるというメリットが生じると思うのですが。
まぁ私はギャンブルからは今は離れ、6年1か月止まっているので、別にどうなろうと構わないのですがね。やはりギャンブルは「悪」だとは思います。
GOOD LUCK 陽はまた昇る
くずぼしいってつ
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