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小説攻強皇國機甲17

宿へと戻った
僕達は
お昼を食べ

一休み

疲れたのか
そのまま
寝入って
しまった

ライオ
「風が心地良いから
窓は開けてあげて」


うさ
「怪我も順調に治ってる」
「早ければ二、三日で
包帯も要らないわね」

リズ
「こっちの世界って
怪我の治り早い‥」


「ビックリ」

ライオ
「心配かけたね」
「アルゴはちゃんと
見てるよ」

うさ
「リズ?」
リズ
「うさ、話があるの」



屋根の上

女の子同士

うさ
「で、正直な何処
アルゴの事好き?」
「まぁ顔真っ赤なら
当然ね」
リズ
「あのね」
「この旅‥終わったら
私達どうなるのかな」

リズは
真面目だ

分かる
範囲で
説明する

うさ
「元の世界に戻って」
「離れ離れになるわ」

「此処での旅の
記憶も失われる」



リズ
「じゃあこの旅に
何の意味があったの?」



うさ
「リズ、アルゴリズムの
向上パラドックスよ」
「後の奇跡にかかってるわ」

先の事は
誰にも
分からない

何の
収穫も
無ければ

この旅に
意味は
無くなって
しまう

うさ
「私は貴女だけの自立型
インターフェースだけど
今までに無い繋がりを
感じるわ」


リズ
「うさ‥」
うさ
「どんなに離れ離れに
なっても、私は二人の
結末は良いものだって
信じてる」


リズ
「うん、挨拶は」
うさ
「自分を変える!」
リズ
「うん!」

その時
背後に
気配を
感じると

うさと
同じくらいの
スカンクが
ダッシュで
向かって来た




僕は

目が覚めた



良く寝た
僕が寝入った
間に包帯を
ライオが
変えてくれた
みたいだ

アルゴ
「ライオ、ありがとう」


「あれ?」

風で
テーブルから
落ちた
メモ

ライオが
手に取る

アルゴ
「リズから?」
ライオ
「仲間だ‥うさとリズが
拐われた!」
アルゴ
「⁈」
ライオ
「スカンクだ
君を待っている」
アルゴ
「行こうライオ!」

躊躇う事なく
窓から飛び出し
巨大化した
ライオに
乗り込んだ

目的の
場所へ
向かう

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