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蒼穹のフリューゲル70

改修版



大爆発

炎上
衝撃

破壊する
物理もなく

エネルギー
密度だけが
炸裂した

俺だ
ゼンキだ



訳あって
ラスボスの姿だ

グラウンドゼロ

爆心地の
炎上にも
関わらず

衝撃だけで
熱くも
痒くもねぇ

マジで
ラスボスに
なった気分だ

最高の
気分だぜ



なのに

コイツら‥

ゼンキ

「何で効かねえんだ!」

タケ
「どうすんだ?このまま解放
なんてできねえぞ?」
「火の海にしやがって」


エノク
「このまま転移するしか無いわ」
「ゼンキ」


ゼンキ
「ああクソ!やめだ、やめ!」
「最悪の寝起きだぜ!」



タケ
「やれやれ‥」




エノクです


エノク
「ゼンキ!ノイルが心配してるわ
戻るわよ」

とりあえず
ゼンキは
目覚めた

タケも
安堵する

今はこれで良い




ノイル

ディール先生が
様子を見に来る

ディール
「二人は?」


ノイル
「端末の中です」
ディール
「ゼンキは、まだ起きないの
かしら?」
ノイル
「そう‥あ、転移⁈」

ディール
「 」

リベラシオン

ポータルから
大小の転移

一つは
結晶体

もう一つ‥

は?

ノイル

「か、怪獣⁈」

ディール
「エノク、タケ⁈」
ノイル
「どっち⁈」

まさかの
原型を
失った
異質の巨大転移が

古代湖に
落ちる

波状が
襲う



大波となって
私達が
フェンスに
流された

ノイル
ディール

「あああああ‼︎」



エノクと
タケなのか

輝く結晶体も



古代湖に
落ちる

ぷあっ

先生が
魔法を唱える

ディール
「バルヴィーストィウェーチェル」
ノイル
「んはぁ⁈」

30秒で
速乾燥



凄い‥


はい

エノクです

ブクブク
沈む音

水の中⁈



エノク
「戻ったわ‥って、ええっ⁈
何⁈私達、湖に沈んでる⁈」
フリュ
『サポートします。現状を
維持して血管で引き上げれば
ずぶ濡れは回避出来ます』

慌てて
足元の
半分を
囲んで
水の侵入を
防いだ

タケ
「‥それより、どう思う?」
「こんな戦略じゃ外は見えんぞ」
エノク
「まず動けないわ‥これじゃ」
「浮上したら一旦離れましょう」
タケ
「だなぁ‥」

振り出し
考えを改める

血管で
引き上げ

浮上した



ノイルと
先生の姿に
目を向けたら
ずぶ濡れで
フェンスに
しがみつき

風魔法で
ノイルと
乾かしてる
所だった

エノク
「だ、大丈夫ですか?」

「とりあえず起きました!」

ディール
「はあ‥全く‥
その様だけど‥ゼンキ!」

「出て来なさい!」

ゼンキ
「 」
ノイル
「いつまで怪物の格好なのよ⁈」
「まさか、溺れてんのかしら?」

ゼンキ
「‥分かってら」


筋肉神経などを
伸ばし
水面から
顔を出した


ゼンキが
第四形態を
解こうと

どんどん
小さくなっていく

アイレベルを
通り越して
猫程の
大きさまで
小さくなり
着岸した

戻ったのは
頭部だけ

ゼンキ
「 」

エノク
ノイル
ディール
タケ

「‥ふざけてる?」



ゼンキ

「待て待て待て!」
「どおなってる⁈」

ディール先生が
愕然と
深いため息をつく


心中を
察して

エノク
「ノイル‥」
ノイル
「とりあえず」
「首輪とリードが必要ね」
ゼンキ

「ちょっと待て!」
「俺ぁペットか⁈」


タケ
「鏡で自分を見た事無いのか?」
ゼンキ
「タケ!確か俺より背が
低かったよな?」
タケ
「本気で言ってるのか?」
「忘れちゃないよな?」


ゼンキ
「 」


ゼンキは

天然か
お馬鹿なのか

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