フランス・ベルギーの無賃乗車

'23/12/21-・'24/01/01 欧州(🇳🇱🇧🇪🇫🇷)旅行メモ
旅行中気づいたことのまとめ

無賃乗車が多い
今回フランスとベルギーに6日ほど滞在した中で、無賃乗車の現場を最低3回くらいは見た。

交換留学でフランスに居たとき(2015年頃)も、無賃乗車でトラムを利用している若者が罰金を支払っている方をかな〜〜り目撃してきたので、フランスでは割と無賃乗車が常態化しているのではないかと思う。

そもそもなぜ無賃乗車が発生するかというと、フランスやベルギーでは地方都市間の駅には改札がないから。

一応人がチケットを確認する路線もあるが、ほとんどの駅では改札がないが故に無賃乗車しようと思えばできてしまう仕様。

では、公共交通機関はどのように無賃乗車を取り締まっているのかというと、定期的に手動でのチケットの検札(contrôle des billets コントロール・デ・ビエ)を実施している。

※カタカナでコントロールと書くと「制御」とか「管理する」みたいな意味を思い浮かべやすいが、フランス語でコントロールは検査、点検、確認、監視、監督とかの意味もある

日本でも新幹線内でしばしば検札が行われているが、ヨーロッパでもこのようにチケットの検札が行われ、もしこの検札時にチケットを掲示できないと罰金を喰らう仕組み。

私が留学していたフランス中部の地方都市では、路面電車の無賃乗車でたしか90ユーロ(14,507円程度)くらい?が罰金される決まりだった気がする。

ただこの検札もそう頻繁に実施されないので、正直、無賃乗車がかなり多い。

旅行中、周りの客に「あなた無賃乗車ですよね?」と聞いた訳ではないが、、車掌さんが通りすがるときの乗客の様子を見ていると、確実に無賃乗車していると思われる輩が必ずいる。

例:
ブリュッセルからベルギー西部の街・ブルッヘまで向かう際、車掌さんが通るたびに女性客2人が「あっ、チケット検閲じゃない…?ヤバくない?(小声)」とか騒ぎ出す。
また、帰り道でも車掌さんが通りすぎるたびに「ウワァァwwwwやべーwwww」みたいな反応をしている若者客を見かけた。

もう、なんていうか、無賃乗車できる仕様も仕様だし、ここまで明らかに「無賃乗車です」という様子の乗客達を見てるとまともに正規料金を払っている方がバカらしくなってしまう。

かと言って無賃乗車するわけにもいかず、、
何かこう、ヨーロッパの鉄道では日本の鉄道では味わえない精神力、倫理観、忍耐力のようなものが試された記憶

※ちなみに、ユーロスター(パリーロッテルダム間)は流石に検札があった。※また、オランダでは地方都市間の駅に必ず改札があり、その上で車内でも検札が結構頻繁に実施されていた。さすがオランダ(?)
※パリの地下鉄についてはきちんと改札があり、無賃乗車できないような作りになっている、、深夜にその改札を跨いで(!)通る酔っ払いを目撃。


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