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我流・一夜漬けの方法

おはようございます。元気ですか。
私は今日も元気にスネをカジってますよ~。がしがし。

さて、皆さんは試験やレポートにどう立ち向かっていますか?
迫りくる期日に向けて、毎日コツコツ取り組んでいますか?
私にはそれができませんでした。私はコツコツ努力することが苦手です。
小テストや宿題という形で小出しにしてくれれば何とか毎日出来ますが、範囲が馬鹿でかい期末試験や期末レポートは難しい。

ではどう対処していたのか?
そうです。一夜漬けです。
普段はぐーたらしておいて、試験や締切りの数日前からめちゃくちゃ頑張るアレです。
努力ができない私のような人間が、それでも学校という社会にしがみついていくためには必須スキルでした。

この記事では、中学・高校・大学と自分なりに一夜漬けの最適解を探った経験のある私が、一夜漬けのパフォーマンスをできるだけ高める方法を考察します。
これは私が努力というものから逃げ続けた結果産まれた、歪みに歪んだスキルセットです。あなたが努力できる人なら努力した方がたぶん楽です。
しかし、こんなしょうもない情報でも今苦しんでいる誰かを一時的に救うことぐらい出来るのではないかと思い、記事にしてみました。

それではよろしくお願いします!


一夜漬け/付け焼き刃とは?

一夜漬けや付け焼刃という技術は、いわばドラゴンボールの界王拳みたいなものです。例えが古くてごめんね。
要は「締切間近の焦り」や「徹夜特有の脳内麻薬」を活用して、戦闘力を一時的に倍増させます。
私はやってませんでしたが、人によってはお酒やエナジードリンク等の魔剤(←もう死語なのかなこれ…)も併用するそうです。
ただし一夜漬けはエネルギー消費が激しいので、短期間に乱発はできません。やりすぎると最悪作業中に寝落ちしてしまう危険があります(寝落ちの恐怖が逆にチカラになったりするんだけどね。)

上がる能力

一夜漬けの真っ最中は、以下の2つの能力が上がります。

・集中力
・時間管理能力

集中力が上がると色々な利点があります。
まず思考が洗練され、論理的になります。時間が無いので余計なことを考えなくなるからじゃないかと思います。
また短期的な記憶力も高まります。まあテストが終わるとほとんど忘れちゃうんですけどね。
あとは作業効率が上がります。時間が無いから寄り道しなくなります。

そして私自身不思議なのですが、時間管理能力も上がる気がします。
私は普段「計画を立てて実行」ということが絶対に出来ない人間なのですが、徹夜してるときは「何時までに絶対ここを終わらせる!」とか「ここは重要じゃないから後回し、時間なかったら捨てるぜ!」みたいな計画が頭の中で自動的に立ち上がります。
つまりは時間進行の計画力優先順位付けの力ですね。

下がる/変わらない能力

一夜漬けしても特に変化が無かったり、むしろ普段より下がる能力はこれです。

・ひらめき力
・書く文章の論理性、字の綺麗さ
・ミスの検知能力

もし素晴らしいひらめきが必要な場合は要注意です。
ひらめきというものは私の経験上、課題に必死で嚙り付いている時よりも、なんも考えずぼーっとしてる時の方が下りてきやすいです。
ひらめきが欲しいときは、時間に余裕を持って取り組む必要があります。

あと、少し気に留めておいたほうが良いこととして、頭の中が論理的でも実際に書く文章は論理的にならないことがあります
そして個人的に感じる付け焼き刃最大の弱点が、誤字脱字や計算ミスなどのミスの検知能力が鈍ってしまうことです。
付け焼き刃は大雑把な物量攻めを行うのには有効ですが、ミスを極限まで減らす守りには向きません。
これら2つの対策としては、見直しの時間を意識的に取ると良いと思います。
レポートなら締切りの1~2時間前に完成させて、一度読み直しましょう。この時間帯はもうあまり頭が回らなくなっていると思うので、音読してみると気付きやすいです。
テストなら事前にミスを起こしそうな部分をリストアップして暗記しておきましょう。また、一夜漬けの段階でテストの時間配分を計画しておきましょう。そして計画のなかに10分程度見直しの時間を組み込んでおき、当日はミスりそうな部分をよく確認しましょう。

あと眠いので字は下手くそになります。まあ字の旨さより内容が大切ですからね、別にいいんじゃないかな(よくない)

やりかた3ステップ

①早めに情報収集・整理を行っておく

この項目は必須ではないので、「なんとか合格最低点取れればOKだぜ」という方は読み飛ばして下さい。
逆に高得点を取る必要がある方は、できれば実践してみて下さい。

それでは1ステップ目ですが、試験やレポートで必要になる情報を事前に集め、整理しておきましょう
時期としては、試験やレポートの出題範囲が判明してからなるべく早く実施すると良いです。

このステップでの目標は、試験であれば「あとはこの情報を頭に入れて練習すれば完璧だぜ」という段階まで情報を整理することです。
計算や論述問題の場合、できればこの段階で計算の手順や仕組みを理解しておきたいです。分からなければ一人でうんうん考え込まず、担当の先生や友人に聞きましょう(私はそれができなくて、時間と点数を大いにロスりました)
一夜漬け当日は知識の詰め込みと試験の戦略を練ることに集中しましょう。

レポートの場合の目標は、教科書やネット上には載ってなさそうな情報を集めておき、「これらの情報を精読すれば問題に答えられそうだ」という段階に持っていくことです。私は図書館で情報が載ってそうな専門書をひたすら借りまくってましたが、同級生と情報共有した方が早いかもです。
そして、一夜漬け当日は情報をきっちり理解し、問題に答えましょう。
加えて、ひらめきが必要なレポートの場合は、面倒ですがその部分だけ情報の精読・理解まで行っておく必要があります。そうしておけば、2ステップ目の期間中にかなりの確率で回答をひらめくことができます。

なお、この工程は締切よりかなり前に実施するので緊張感が無く、ダラダラしがちです。ちょっとしたコツを書いておきます。
試験対策の場合、自分で締切を作ってみると良いです。もし締切を達成出来たら自分にご褒美、とかにすると俄然やる気も出ます。親や友達を巻き込んで、自分が締切を守っているか監視してもらうのもいいかもです。
レポートの場合、なにかの用事のついでに情報を集めるとよいです。授業を受けるついでに先生やクラスメイトに質問するとか、学校や駅前行くついでに図書館に寄って調べるとかです。

前述のとおりここまでしなくても合格最低点は全然取れますが、やっておけばひらめき不足や情報不足による失点がなくなるので一気に高得点が狙えます。

②“ギリギリ“まで遊び尽くす

2ステップ目です。思いっきり遊びましょう
ずっと界王拳を発動するのは無理なので、メリハリが大切です。
せっかくの学生時代なので、遊ぶことも大事。

では「いつまで遊んで良いのか」ですが、慣れないうちはこの見極めが難しいかもしれません。
最初のうちは自分自身の体力や気持ちに合わせて、なんとなくで決めましょう。
「今回はきつそうだから早めに始めとくか~」みたいな。

なお、慣れてくると"ギリギリ"のラインを己の本能で察知できるようになります。
目安を書きます。遊んでいる期間は「あ~そろそろ勉強しなきゃな~~」という気持ちが常に頭の片隅を占めると思います。しかしこれは本能ではなく理性による反応なので、無視して大丈夫です。
そしてそのまま遊んでいると、だいたい前日位に「アッ!そろそろやんないとマズいぞっ!!」という感覚が現れます。これが一夜漬け開始の合図です。スパイダーセンスです。
私の経験上、このタイミングで始めると適度な緊張感が生まれ、時間配分も上手く行きやすいです。

③一気にやる

3ステップ目はいよいよ一夜漬け本番です。
コツをいくつか書きます。

まず、心構えとして出題範囲を全て制覇するつもりでやりましょう
ヤマを張った単元だけ100%の完成度にするより、全ての単元で70%くらいを目指す方が安定します。
試験であれば、私の経験上出題範囲を軽く2~3周勉強すると70%くらいの理解になります。個人差はあると思いますが、「軽く2~3周」みたいな自分なりの目安を早い段階で掴めると、次回以降の一夜漬けが楽になるでしょう。

各論です。暗記系の試験の場合、自分なりの暗記法を早めに確立しておくと良いです。
ネットで調べればいくつか出てくると思うので、色々試して自分に合うものを見つけましょう。
私は語呂合わせ、写経、音読、地図記憶あたりが覚えやすかったです。

計算・論述系の試験は「解法の理解」と「試験時間内に解ききる技術・戦略」の両方が必要になります。
どちらかだけでは上手く行かないので、上手く時間配分しながら一夜漬けする必要があります。
高得点を目指すならなるべく授業中やステップ1の期間に「解法の理解」を終わらせ、一夜漬け期間は練習や試験対策に全振りしましょう。

レポートの場合は頭が冴えわたっている序盤の段階で、頭を使う工程を全て終わらせてしまいましょう
書く内容さえ決まってしまえば、あとはただの作業になります。寝落ちしなければこちらの勝ちです。耐久戦です。

最後に繰り返しですが、一夜漬けでは見直しチェックの時間を必ず設けましょう
テストの場合、勉強し忘れた分野に早く気づくことができれば、最悪通学中や試験直前の待ち時間に詰め込むことができます。
レポートの場合、締め切り前に限ってプリンタ・PCの故障とか電車の遅延とかが起こったりするので、見直しも含めてかなり時間に余裕を持たせた方が良いです。せっかく一夜漬けしたのに提出できなかったらバカみたいじゃないですか。

注意点

一夜漬けを行う上での注意点を述べます。
頭の片隅に入れておいてもいいかもしれないです。

若いからこそできること

まず、一夜漬けは若いから出来ることであり、年を取ると難しくなります。
私は今26才ですが、徹夜しようとしてももう午前3時か4時くらいに眠くなってしまいます
エナジードリンク飲めばまだ出来るかもしれないけど、確実に以前よりやりにくくなってます。トシは取りたくないねェ…

あと、徹夜のやり過ぎは命を削るのではないかという説があります。
個々人の体質にも依るとは思いますが、統計的には寝すぎても寝なさすぎても死亡リスクが高くなるそうです。(参考記事
ホントかどうかよくわかんないけどね!

万能ではなかった

また、私が駄目人間だったからかもしれませんが、私は学生生活を一夜漬けや付け焼き刃だけで乗り切ることはできませんでした。
私は最後の最後に就活でつまづきました。
就活は一夜漬けでは無理でした。。。

ただ、大丈夫です。真面目に(?)一夜漬けをやっておけば、努力しなきゃいけない時がきてもなんとかなります
就活でコツコツ努力するにあたって、一夜漬けで鍛えた集中力は役に立ちました。
それに、自分自身で締切の設定さえできれば、一夜漬けと似たようなやり方がそのまま使えます。あとは徹夜に頼らずにやる気を引き出しながら、一回当たりの体力消耗を出来るだけ抑えて回数をこなせるようになれば、それはもう普通の人達が「努力」と呼ぶものと同じです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事では、自分の体験だけを基に方法論を書きました。
無駄に一人で頑張ってきてしまったので、同じダメ人間の友人が周りにいないのです。だから他のエビデンスがない。
なので今回の記事はまるっきり鵜吞みにせず、是非他の情報源にもあたってみて頂きたいです。
あと、こうした方がいいんじゃないか的な意見があれば、是非コメントなど欲しいです。

それではお読みいただきありがとうございました。
テスト・レポート頑張れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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