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【Mtg】錬金術バカ一代【アリーナ】

※「アルケミー」を翻訳ツールでは『錬金術』と言うそうです。

兵どもが夢の跡…

という感じで先月は超大人気フォーマットでもある『アルケミー』が久しぶりに、いや私がアルケミーに嵌ってからは初めてとも言えるくらいに大いに盛り上がった1ヶ月間となりました!
やはりウィークエンドの力は偉大ですね。
せめて半年に1回くらいはアルケミーフォーマットで開催して頂けないかしら?

てな感じで折角いまだかつてないくらいに盛り上がった熱量を忘れないためにも自身の備忘録も兼ねてつらつらと書き連ねて行きたいと思います。
またいつの日かみんなで盛り上がれる日を夢見て。

祭りが無くても盛り上がってくれるのが一番!!



・あらためての自己紹介

はじめましての方にははじめまして。
昭和生まれのしがないイチおじプレイヤー「がばんちょ」と申します。
アリーナでマジックを始めてからおそらくもうそろそろ2年くらい経つ感じでしょうか。
ニューカペナの前あたりから参入致しました。
去年の夏前くらいまではほぼスタン専であり、毎月なんとかギリギリでミシックに到達して%帯を優雅に彷徨う程度の楽しみ方でした。

しかしながら去年の7月頃からひょんな流れでアルケミーに参入する感じとなりまして、そこからはなんと初月度でミシック1200以内達成!
翌月から今までも連続でずっと250以内達成!! 
とかなり調子良く機嫌良くMtgAを楽しんでおります。
やはり対戦ゲームは勝ててなんぼ!

もういつの間にか生粋の対戦ゲームジャンキーに…


・先月の取り組みなど

アルケミーに参入してからは自身も驚くくらいに本気で調子が良く、毎月1週目にはだいたいミシックに到達し、そこからは基本的に毎日勝ち越して250以内をキープし続ける日々を過ごしておりました。
スタン時代では考えられないミシック数字ランク帯にずっと居座り続けられたのも、おそらくはアルケミーの環境が私の戦い方や使いたいデッキにマッチしていたのだと思われます。

そんな感じで去年の8月から今年の2月まで調子良く自信満々で来ていたので、先月待望の『アルケミーフォーマットでのウィークエンド』に対しては並々ならぬ決意とヤル気に満ち溢れておりました。
が、しかし。
蓋を開けてみれば月初に早々ミシック到達出来たのは良いもののそこからは全く勝てずパッとせず、最初はミシック100以内に居たのですがそれも束の間あれよあれよと負け越し続け、あっという間に%帯へ転落。

勝てないからデッキをコロコロ変える

デッキを固定しないから練度も上がらず当然勝てない

またデッキを変える

勿論また負ける…

といういわゆる勝てない時の負の連鎖に陥り結局本番までの3週間は全くデッキを固められず最後まで暗中摸索五里霧中状態でした。
本番2日前になんとか無理矢理デッキを決めて追い込んだのが実情です。
やはり祭りがあると強い方々がアルケミーに殺到して来ていつもの私くらいの実力ではまるで歯が立たなかったのが明白で残酷な結果でした。
悲しいけどこれが現実なのよね。


・デッキの決まり方など

さてさて結局最終的に握ったデッキは白黒ミッドでした。
しかしながらそこに至るまではもう10個で効かないくらい色々と試しては勝てずデッキ変更してはちょっと勝てたけどやっぱ勝ち切れずと無為に3週間を過ごした訳で御座います。
俺はなんて無駄な時間を…

アブザンデッキ、1番のお気に入り


マルドゥデッキ、思ったより強かった


エスパーデッキ、とにかくルスコが偉い


本番の仮想相手はほぼほぼ決まっており
・ルスコ系
・召集系アグロ
・焼きすぎ系
・陰湿な根系
ここらへんがtier1

・各色ミッド
・恐竜系
・伝説系
・赤単系
ここらへんがtier2

あとはその他雑多な感じで纏めてtier3
みたいなイメージでした。
それらを踏まえた上で当初はアルケミーで戦うなら絶対に使いたい「戦車マン」「豚の先触れ」を中心に据え、かつあらゆるデッキに対応出来るように墓地対策や置物対策などなどをふんだんに入れた『アブザン』『エスパー』『マルドゥ』をシコシコと擦っておりました。
勿論どれも強く、かつ私の好きなミッドレンジタイプで組んでいたのでなんら問題は無かったのですが、やはり3色特有の土地事故や色事故がちょいちょい散見される事もあり、それのせいで戦いの土俵にすら立てない事もままあったりしました。
短期決戦とも言えるウィークエンドで色事故なんかで負けた日には悔やんでも悔やみ切れないため泣く泣く3色は断念。
そこからは2色、かつ対策カードは気にせずに押し付ける力の強い「バント召集」「グルール恐竜」「ゴルガリミッド」を試して行く事に。

結果、勿論これらも全て強かったのですが、やはり2本目からの相手の対策に翻弄されたり自身のサイド含めた柔軟性に欠けたためこれらもあえなく断念。
結局最終的には戦車マンや豚の先触れは勿論のこと「一時の猶予」もガッツリ使える白黒ミッドに決めたのでした。

現状のアルケミーを席巻しているカードたち



・デッキの説明など

至って普通の構築

特に目立って特別感のあるカードは何も入れずに至ってシンプルな型で。
当初はもう少し騎士に寄せていたり、もしくはクロパ気味にしたりもしていたのですが結局は普通に強いカードを入れる方が安定してる事にあらためて気付かされ現状の形に。 
何ターン目に何を出したいのか?
どのターンに攻めて行くのか?
などなどを考えながら立ち回るのが基本戦術となるため雑味は極力減らしてシンプルな構築に纏めました。
また使って分かる「2色の安定感」は本当に重要で土地事故や色事故は3色デッキと比べてほぼほぼ皆無に近かった印象です。

意気込み満々で挑んだ本番は3-2とまずまず。



そして、このデッキで本番に挑み、結果『3-2』という成績に対しては本番2日前に決めたデッキで勝ち越せた事自体勿論大満足ではあるものの、やはりもっと早くにこの形で確定していたらもっともっと練習も積めてもっともっともっと練度も上がっていてもしかしたらもう少し勝てていたのではないか?という悔しさも正直拭いきれません。
まあでも勝ち越せただけでも御の字なんかなーとも思ったり。
それくらいに本番前まではデッキも決まらず%帯をひたすらに彷徨うだけの絶望的な日々だったので結果オーライの精神でもあります。
また、本番に握ったこのデッキを祭り後も握り続けて最終的には%帯から250以内まで到達させてくれたのでかなり愛着も湧き、4月もこのデッキを擦って行こうと決めております。

オルゾフデッキ!君に決めた!!


・採用カードなど

黒白で行くなら当然入れるようなモノばかりではありますが一応御説明を。

・1マナ帯
「切り崩し」2枚
黒入ってるデッキでも偶にこれを積んでいないレシピも見掛けたりしますが個人的には黒入りなら確実に積むべきだと思ってる1枚。
除去範囲はかなり広くこれにより攻守交代も狙えるべき存在かと。
勿論相手のデッキ構成次第で腐る事もあったりしますがそれはどのカードもそうなので気にしない方向で。
なんしかアグロ系に対しては無くてはならないカード。
まあでも2枚が1番妥当ぼい。


・2マナ帯
「一時の猶予」4枚
正直今のアルケミーで1番見掛けるカードかも知れない。
それくらいに強くてウザい1枚。
これを連打するだけで勝てたり、されるだけで負けたりする試合もしばしば。
とにかく打ち消しでしか防げず、また使った側はとりあえず手札交換しつつ1ターン仕切り直しが出来るので気持ちに余裕も生まれます。
激アツの動きは相手のキーカードにこれを当てて手札に戻してから戦車マンやコウモリでハンデスする流れ。
メシがうまい!

「喉首狙い」2枚
最近は多種多様な黒の2マナ除去札が出て来ているためそろそろこちらのカードも絶対的な立ち位置からは降ろされそうな雰囲気ではありますが、それでもやはり1番安心と信頼を実感出来る除去札ではあるなーと。
ただ、このデッキでは売りつけた戦車がどうしても邪魔になって来るのでこれを4積みは流石にしんどいという判断で2枚。
そして残念ながら破壊不能やラディックにも無力。

「大洞窟のコウモリ」4枚
とりあえず出すだけでピーピング+仮ハンデスの憎いヤツ。
相手が除去薄めなら結構パクったまま保持出来たりするのも良いよね。
また1/1ながらも飛行絆魂が超地味に強くてチクチク攻撃がチリツモ大作戦となり気付けばライフゲーム逆転劇も演出!
あとはやはりギッグスとの相性が抜群で先攻時の2t目コウモリ→3t目ギッグスは鉄板の流れ。

「巨大戦車の行商人」4枚
ハイ出ました。
アルケミーきっての厨カード。
アルケミーの環境はこれ以前これ以降とまで言われているかどうかは定かでは無いですがそれくらいにコイツの存在は厄介で危うい。
ただでも本当に絶妙なバランスで調整されてるな〜と思うのが巨大戦車の強さ。
基本的に弱いけどちょいちょいこれのおかげで勝ったり負けたりの試合が発生してるのがミソ。
なのでみんな戦車マンを邪険にしないでね。

・3マナ帯
「分派の説教者」4枚
最近の3マナ帯は本当に優秀なカードが多くてここのチョイスでその人の性格や攻め方、守り方が分かるとか。
で、私はやっぱ『殴り合い』がしたいのでとにかく攻撃するだけで何らかのアドが取れる説教者に1票。
先攻3ターン目に出されてそこから除去札引かれつつ延々ビートされた事も皆様あるかと思われます。
それくらいに攻めっ気満点の方にオススメ!

「ヨーグモスの法務官、ギッグス」2枚
最近特に強さを見直されている1枚。
まぁコウモリのおかげとも言えそうですが。
しかしながらコウモリ以外にも飛行や威迫など優秀な回避能力持ちが低コスト帯にも色々と増えて来たため相対的にギッグスの価値も高まって来ている模様。
そしてそこまで信頼は置けませんが7マナの起動能力も地味に助かる場面もあったりで一応一人でも頑張れる子!

「軍勢を灰に」2枚
オルゾフで置物を対処するために何が良いかな〜と考えた所、3マナかつソーサリーと使い勝手はよろしくないですが一応PWなどを含めた全てのパーマネントに対応出来るのでこちらを選択。
地味に同名トークンを纏めて消せたりするのもお忘れなく。
まだ試せては無いですが無限ネズミのエンチャントもトークンになってたら全て消せるんかな?
要検証。

「オルサンクのパランディール」2枚
個人的にはもう、かつての銀行破りのように『とりあえず入れ得』枠筆頭の1枚。
流石に銀行破りのように4積みとかは出来ませんが…
なんしかデメリットはほぼ皆無で手札アドかライフアドを運んでくれるため最近はどのデッキを組む時もまずはこれから入れるレベルのお気に入り。
なので相手に出されるだけで詰む可能性もあるので必ず対策札は入れましょう。


・4マナ帯
「豚の先触れ」4枚
ハイ出ました。
戦車マンや一時の猶予以上にアルケミーを形作る超ぶっ壊れカード!
3マナインスタントで生き物追放除去しつつ、4マナエンチャントで優秀豚製造機。
一粒で二度三度美味しい。
これによりアルケミーでは破壊不能持ちや死亡時効果持ちの価値が相対的に下がっているのも納得の1枚。
誰か三男の居場所を作ってあげて〜

「黙示録、シェオルドレッド」2枚
言わずとしれた4マナ帯『最凶』候補筆頭。
枠があれば4枚積みたい。
いや、積むべき。
積みましょう。
性能はもう説明要らずの強さ。
これだけで勝てた試合もこれだけに負けた試合も数知れず…
最も畏怖とヘイトを集めているカードとも言えよう。

「タルの盲信者、ラディック」2枚
シェオルの枠を奪ってまで使いたいと思わせる強さを持つ1枚。
同型は勿論、エスパーやその他諸々、場に存在するだけでかなり手こずるデッキもある優秀な騎士。
ただ逆に1マナで対処されたりする事もあるのでもしかしたらサイド向きかも…
殴るだけでアドが取れるのも良し。

・5マナ帯
「最深の裏切り、アクロゾズ」1枚
5マナも使うならめちゃ優秀なカードが欲しいのは全人類の望み。
これはそれに応えられる至極の1枚。
アルケミーは追放除去マンセーな環境のためもしかしたらそこまでの強さは感じられないかも知れないが、それでも中盤以降の互いに手札が心許ない中でのアクロゾズの存在感は目を見張るモノがあると言えよう。
まさしくピン刺しの鑑。


・土地に関しても色々と考えながら入れてはいますがもう長くなって来たので説明は割愛。

もう疲れたよパトラッシュ。



・基本的な回し方や戦術

とにかく戦車マンとコウモリでピーピングをしてその後の展開を決めながら立ち回る事が何よりも重要です。
テンポ良く並べて盤面アドを重視するのか?
猶予や除去札を構えて相手のテンポを乱すのか?
常に最適解を考えながら一手一手を慎重に進めて参りましょう。
手なり打ちダメ絶対。

以降はマッチアップ時におけるサイドプランと立ち回りなどなど。


もうちょい綺麗に纏めたい
サイド含めて75枚のデッキを意識


◎対アグロ系

召集系は勿論、赤単やアーティファクト系など。

《サイドin》
切り崩し 1枚
一時的封鎖 3枚
ハンデス系 1-2枚

《サイドout》
パランディール 1枚
一時の猶予 2枚
軍勢を灰に 2枚

・とにかく序盤から徹底的に除去。
ガンガン来られるのでハンデス関係はマナテンポを損なわせる動きを意識。
一時的封鎖は欲張らずに1-2体でもタイミング見て発動。

◎対ルスコ系

ほぼエスパーだと思われるがたまにディーミア、アトラクサ入りの4cなども。

《サイドin》
ハンデス3種 1枚ずつ

《サイドout》
軍勢を灰に 2枚
切り崩し 1枚

・とにかく序盤からガンガン攻めたてる。
勿論そんな簡単には攻めさせてくれないので戦車マンとコウモリでハンデスしつつ徹底的にルスコを出させないように意識する。
また全体除去を喰らわないよう常に猶予を構えながら立ち回る事が重要。
ルスコの時計を発動されたら負け!くらいの腹積もりで。

◎陰湿な根や押し出し引き抜きなどの墓地活用リアニ系

かなり多種多様なデッキタイプがあるので一概には語れない難しさ。

《サイドin》
魂標ランタン 2枚
魂なき看守 2枚
※陰湿な根デッキなら
解呪 2枚

《サイドout》
切り崩し 2枚
コウモリ 2枚
※陰湿な根デッキなら
一時の猶予 2枚

・とにかくランタンが引けない事には話にならないので頑張って引く。
ただし2枚しか無いためタイミングは超シビアに見極める必要あり。
たぶんリアニ系に対しては相性良く無さそうな雰囲気。


✡総括

兎にも角にも次のサンダージャンクションでかなり強そうなカードがわんさか登場します!
そのためアルケミーでも環境はガラリと変わりそうなのでこのデッキもそのタイミングでお蔵入りしそうです。
供養のために書かせて頂きました。
誠にありがとうございました。

ただ言うてカルロフ邸もそこまで環境を根底から覆すほどの新カード、厨カードは出て来なかったのでもしかしたらまだワンチャン次の環境でもこのデッキ生き残れるかも?知れませんね。

ではではここまでの乱筆乱文お読み頂き誠にありがとうございました。
皆様!
アルケミーも楽しいので是非お越し下さい!!

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