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長谷川町子美術館@世田谷区桜新町

世田谷区桜新町にある「長谷川町子美術館」へ行ってきました。

道をはさんで長谷川町子美術館と、長谷川町子記念館があります。
美術館は、長谷川町子さんとお姉さん(毬子さん)が集めた美術品を公開しています。
町子さんの作品は、ありません。ただ、「アニメの部屋」でサザエさんの展示がありました。

美術館の案内と、見学時のお願い、真ん中はチケット(入場券部分は切られています)

訪問したときのテーマは、旅でした。
収蔵コレクション展「異国の風景」です。

シルクロードを東から西へ、アジアからヨーロッパへ絵で繋いでいきます。
作者は様々で、時代も幅があります。東山魁夷、平山郁夫はじめとした日本画があり、油絵は荻須高徳のパリの下町風景も。海外作家の作品もあります。
コレクションする絵は、作家名は見ずに好きなものを選んだと説明にありました。
異国の空気を感じられる、物語を感じられる絵は、観賞用ソファでずっと観ていられます。これらを選んだことに共感できました。
コレクション展は撮影NGなので、写真はありません。

同じフロアの「アニメの部屋」から、サザエさんのテーマ曲が流れてきます。コレクション展との対比が、ちょっとシュールな感じ。
吸い込まれるように部屋に入ると、アニメのサザエさんの展示がありました。アニメ作成の過程や、サザエさんの年表、相関図など。アニメの上映もありました。
一番目を引いたのは、磯野家の模型でした。屋根がなく、上から見て家の構造がわかり、内装、家具など詳細にできているので臨場感があります。平屋建ての日本家屋は、今考えるととても贅沢ですね。

美術館を出て、記念館に移動します。
建物の前には、こちらの銅像があります。
皆さん必ず撮影していますね。私も、もちろん。

町子さんを中心に、サザエさんと、意地悪ばあさん

こちらは撮影OKの「町子の作品」の部屋です。

長谷川町子ワールドへ

マンガの登場人物に迎えられ、中に入ります。
出版物が自由に読めます。実家にサザエさんと、意地悪ばあさんがあったなぁ。
そして、マンガを検索できたり、塀にバーチャルで落書きできたり。子どもも楽しいと思います。

さらに、一角に懐かしい和室。子どもの頃に遊びに行っていた祖父母の家を思い出しました。(今はないのですけど)
昭和20年代後半から30年代の居間を再現しているそうです。祖父母の家は昭和20年代に建てられた、と聞いていたので、まさにそんな感じ。
(あ、私は昭和20年代も、30年代も生まれていませんよ😅)

昭和20年代を再現した居間
少し角度を変えて
ミシンが懐かしい
手前のかごは、"買い物かご"かな

写真にはすべてが写っていませんが、サザエさんのマンガを元に部屋を再現したそうです。

部屋の再現の元となったサザエさんのマンガ

2階に上がります。
常設展示「町子の生涯」です。
中学1年生のときに熱心に観ていたNHK朝ドラ「マー姉ちゃん」を思い出しました。今でも一番好きなドラマの一つです。
学校のすぐそばに住んでいたので、遅刻しないギリギリまでテレビを観てから登校していたんです。(当時は8時15分スタートだったので、最後まで観ていると遅刻!)

ドラマは、自伝的マンガ「サザエさんうちあけ話」をベースにしているそうです。
展示も「そう、ドラマ通り」とか「本当はこうだったのね」と楽しめました。

次に企画展「サザエさん旅あるき」です。

この写真は、美術館にあったポスター

海外旅行自由化後すぐにヨーロッパへ旅行し、すっかり海外旅行に魅了され、それから世界中(20か国以上)行かれたそうです。
旅行記マンガや、自ら撮影した写真も楽しい。
使い込まれたスーツケースや、カメラ、よく身に着けていたスカーフやハンカチに町子さんの趣味やセンスを感じます。
また、お土産も展示されていました。
サハラ砂漠のローズ・ド・サハラのような「これ、買っちゃうんだ…」のものから、エジプトのザ・お土産の小さいスカラベのように「私も買いそう」なものもあります。
そして、各国のホテルのドアに掛けるメッセージ(掃除してください、とか起こさないでください等)のコレクションに"らしさ"を感じました。

さて、喫茶部で休憩することにしました。
注文したのは、ミルクコーヒーです。カップもナプキンもサザエさん😊

カップもサザエさん(非売品とのこと)

入館時にいただいた、百円割引券を使いました。使用済みスタンプが押されています。

喫茶で使える百円割引券
ここの本棚の作品が読めるのです

ミュージアムショップでは、楽しい物が色々です。
Tシャツにトートバッグ、手ぬぐいなどの布もの、カードやマステなど文房具や、小皿やそば猪口などなど。むむむ…
お迎えしたのは、またしてもポストカード😊でした~


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