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勝手にファッションショー(教師の服装2)

入試の引率のとき、他にもしていることがあったことを思い出した。

それは、先生方の服装を見ることだ。ほとんどの人が、一張羅の格好をしている。

私も、入試の時のために、服をものすごく考えている。

若い先生は、ほとんど黒や紺色のスーツだ。リクルートスーツみたいなのはあまり見ていない。

私のような年齢の教師の格好に注目している。

長時間拘束されるので、疲れない格好が良い。さらに、きちんと見えるのが条件である。

冬だから、黒いものになりがちだが、明るい色のものもいいと思う。そんなことを考えながら服を選んでいる。

私のお気に入りは、
ぜんぶグレーのグラデーションコーデである。グレーのコートの中にシャツワンピース。中にハイネックの白の薄いセーターを着ている。グレーのチェックのカシミアのマフラーを巻いている。気に入りすぎて同じようなものを買ってしまう。

生徒に勝負服?と言われた。

そして、勝手にファッションショーをして、順位をつけ、優勝者を決めている。

優勝者の先生の服装をくまなく観察し、私だったらどういう風に組み合わせるのかを考えている。

素敵な服装の人を凝視しているので、完全に怪しい人間である。だが、これも入試の楽しみの1つである。

黒いダッフルコートの先生がいた。髪型もおかっぱなのだが似合っていた。私はいいなと思い、いつもの癖で凝視していた。すると、視線に気づきこちらを向いた。

しまった。見過ぎた。

思ったが仕方ない。笑顔で礼をした。

気さくな先生で、話しかけられた。正直に、素敵な格好だし、似合っていますねと言った。

ここから全然知らない先生とファッション談義。何の人脈かわからない人脈ができる。

ちなみに、私は買い物のときにも勝手にファッションショーをしてしまう(笑)

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