【漫画感想】あんハピ 83点
【概要】
『まんがタイムきらら』で2013年から2019年末まで連載された全10巻の作品です
天之御船学園の1年7組に在籍する主人公の花小泉杏は負の業(不幸)を背負った女子高生です。
7組は幸福クラスといって普通の人たちより不幸な人を集めたクラスで幸福を目指すものとしてます
そんな学園生活を描いた作品です
【魅力】
●課題授業
幸福クラスは通常の授業に加えて特別課題というものがあります
それがかなり独特で他の学園ものにはないものだなって思いました
最初の課題はジャブのような感じで教室でみんなに1個卵を配ってそれを明日の授業まで割らずに持ってくるということです
またかなり珍しいと言われる花の写真を撮ってくる課題とかいろいろあります
中でも印象的なのが期末試験ですね
特別なメガネをかけてバーチャル空間で行うものです
スロットやトランプとかいろんな遊戯があって1番すごいのは自分がRPGのキャラになって戦うテストですね
アニメではかなり力を入れて作られた印象でとても面白かったです
●キャラがかわいい
『まんがタイムきらら』なだけあってキャラはとてもかわいいです
不幸な生徒というとシリアスな作品かと思われるけど実際は普通の日常ものです
だからのんびりとかわいいキャラたちを楽しめばいいです
その中で不幸や幸せなどについてときどき触れるって感じです
序盤に主人公のある秘密がクラスの友達にバレるけどバカにしたりすることなく受け入れて「友達の好きな人は誰にも言わないよ」って言ってくれました
特にアニメだと演出も合わさりとてもかわいくていいシーンです
●ポジティブ
作中で1番不幸とされる主人公だけど人一倍ポジティブです
いろんな不幸が彼女に舞い込んでくるけど「楽しかった 私ってやっぱラッキー」ってものすごいポジティブさを発揮します
他のキャラも自分の不幸に負けず立ち向かっておりこっちまでいい気持ちになります
【オススメ度】
★★★★☆
萌え系の日常ものに抵抗なければまず問題なく楽しめると思います
ただ強いて挙げるなら本作は打ち切り作品です
最終回を読んでて「え?あれって結局どうなったの」「もう終わり?」など疑問がいろいろ湧いてきました
まあきらら作品だからシナリオに関してはそこまで求めるのは野暮な気がするけどそこが気になるならちょっとオススメは難しいですね
【アニメ】
2016年にアニメ(1クール)化されてました
自分はアニメから入っておりとてもいいアニメだと思いました
主人公の花守ゆみりをはじめキャラの声がとても合ってました
さっき書いた主人公の秘密のシーンなど演出にも力を入れており原作のシーンは基本的にアニメの方が楽しめましたね
あとOP EDともに曲も素晴らしいです
自分としてはアニメから入るのをオススメします
原作読む時もアニメの声のまま脳内再生できますし
【総合評価】
自分は他の日常ものよりも本作の方が気に入ってます
本作を機に初めてアニメのイベントに行ったり神社で自分の運を試したりなど本作の影響でやったことは結構あるほどです
でもまあ打ち切りになったり結局アニメの2期がなかったりでいわゆる量産型の日常ものって扱いなのかなって思います
自分はかなり愛着あるけど他の人が本作を読む場合はそんな肩肘張らずかわいいキャラを楽しみたいって軽い気持ちでいいと思います
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