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【自伝】妹の努力に救われる

こんにちは~ 僕は大学院在籍中にドロップアウトした経験があります。これは積極的分離と呼ばれる人格崩壊を起こしたのですが、この時に精神病院に長期入院しました。退院直後の27歳で無職、奨学金の借金500万円という厳しい状況から前を向いて努力してこられたのは家族の中でも特に妹のおかげなのです。


超個性的な兄弟姉妹

僕は男女男女の4人兄弟姉妹の長男です

上の妹は芸術家

弟はスポーツ万能・社交的
塾にも行かずに帝大現役合格
ベンチャー企業で営業職です

僕自身は塾にも行かず
大して勉強もせずに
成績は全国トップクラス
京都大学現役合格(すべり止めなし)

そんな僕と比べられて
弟や妹はしんどい思いをしたはずです

『平凡』であることに苦しみ足搔いた妹

特に一番下の妹は
個性的な兄姉に比べて
自分はなんて平凡なのだろうと悩み

自分にも何か才能があるはずだと
死にもの狂いで努力していました

家でも部活の練習や勉強に励んでいましたが

妹は『親から子供に受け継がれる才能は有限』
という思いで今でもいます

勉強の才能・穏やかな性格は僕が独占
芸術の才能は姉が独占
スポーツや社交性・前向きさの才能は弟が独占
自分には何もないと今でも悩んでいます

僕は妹には努力する才能があると思っています

妹の高校では
体育祭などの団体競技で優勝したり
小テストの総合成績がトップだったりしたら
勲章のようなバッジをもらえました

妹が高校3年間で集めたバッジの数が
学年1位で表彰されたそうです

『勉強でトップなら嬉しいけれど
 大した成績ではなかったのに
 努力賞みたいなものをもらっても
 恥ずかしかった』

と言っていましたが そんな

妹の努力が僕を救ってくれた

のです
僕はドロップアウトして苦しんでいた時

妹が自分にも何か才能があるはずだと
死にもの狂いで努力をしていたことを思い出し

「僕はまだ、もう駄目だとあきらめられるほど
 全力で努力していない。少なくとも妹ほどには
 恥ずかしくないのか?自分の才能に溺れて
 うまくいかなかったら逃げて
 自分の才能で苦しめた弟妹たちに
 兄として恥ずかしくない生き様を
 見せなければならないんじゃないのか?
 あきらめがつくほど全力で努力し
 その姿を弟妹達に見せるんだ。」
 と思ったのです

妹の努力が、生きる目標を与えてくれたのです

そこから僕はありとあらゆることに
全身全霊で取り組みました

仕事も全力

入院生活で低下した体力を元に戻すための
トレーニングも全力

自分の感情表現を豊かにするために
カラオケをするなど遊びも全力

スーパーの従業員なので
土用丑の日のうなぎなどの予約販売などにも全力

コミュニケーション力を高めるため
会社の労働組合の仕事も全力

とにかく取り組む機会があったあらゆることに
全力を尽くしました

そうした生き方をずっと続けて
自分を高めることで人生が拓けてきたのです

最後に

妹には感謝してもしきれません

非常に苦しい状況で
希死念慮にも苦しめられましたが

「逃げて死ぬくらいなら戦って死ぬ」
と自分に言い聞かせてきました

一度死んだ気になって
必死に努力すれば
人生ひらけていくと思います

残念ながら人生に一発逆転は起こりませんが
泥臭く泥臭く努力すれば
きっと状況は好転していくと思います

ここまでお付き合い下さり
ありがとうございました
ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。