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僕の漫画論~泥をすすってでも生きる姿がいい~

こんにちは~ 某所で漫画の話で盛り上がっているのを見て僕も漫画についての記事を書きたくなりました。結論から言うと大義のために命を懸けるような漫画は受け付けないんです。どれだけみっともなくても泥をすすってでも生きる姿の方が好きなんです。今回はそんな記事です。

スーパーで食玩を売っていて

ここまで人気が出るのはなぜか?
と気になって読んでみた

「鬼滅の刃」

の感想です

鬼が人間から見て「敵」なのは分かるけど

人間と家畜の関係が成立するなら
鬼と人間も同様の関係で成立してもいいはず

主人公炭次郎が

鬼というあだなす存在相手でも
生命として尊重し

慈愛の溢れる行動を取り
憎しみに囚われていない点は
学ぶところがあります

犬も猫も蚊もゴキブリも
もちろん人間も一生命として
同様に尊重されるべき存在です

ただ 僕らは「人間」だから
人間にとって都合のいい生命は大切にするし
都合の悪い生命は命を奪う

主人公にとっての鬼は
憎むべき対象ではなくて
立場の違いで戦うことになっただけの
尊重されるべき一生命だったのだと思います

そうした憎しみに囚われていない
主人公の姿勢は学びがありました

その一方でネガティブな感想を言うと

僕は若い頃から希死念慮に囚われて
苦しみながらずっと生きてきて

長年かけてようやく自分が生きることを
許せるようになってきただけに

命を軽々しく投げ出す姿が
なんで美談として成立するの?
って思ってしまいました

どれだけみっともなくても
泥をすすってでも生きる姿を見る方が
ずっとずっと感動します

命の軽さは気になったものの
学ぶべきところもあった鬼滅の刃と比べて

問題ありありなのは

「呪術廻線」

ですよ

第1話からもう受け付けないと脳が言いました
主人公の「いい死に方がしたい」発言

耐えて耐えて9巻くらいまで読んだのですが
差別発言で心が折られました

主人公の女性の好みが
「身長があってケツがデカい女」

それはまだいいよ

けど どんな女性がタイプかで
男としての格が決まるって何?

身長が低い男を好きになる女は
程度が低いって言ってるのと一緒よ
ついていけないわ~

他にも
スーパーパワーをぶっ放して
超遠距離射程で敵に命中させるって
どこでそのパワーを
コントロールする修行してんお前って

とにかくとにかくTONIKAKU
ツッコみどころ満載でしたね

あかん珍しく毒吐きモードになってしまった


少年漫画の中でなら僕がおすすめしたいのは

「僕のヒーローアカデミア」

です

各キャラクターの
こういう境遇で育ったら
こういう思考になり
この場面でこういう感情を持つ
といった描写に
矛盾をほとんど感じないんです

命を懸けて戦う話ではあるけど
感情移入がしやすいし

スーパーパワーのコントロールも
地道な修行で身につけていくのも面白いです

お子さんに ぜひおすすめしたい漫画ですね

最後に

僕は

善と悪とがはっきりと分かれていて
悪をやっつけてめでたしめでたし
というのは好きではありません

悪者になら何をしても許されるというのは

不倫やSNSで問題発言をした人などを
集団で過剰に叩くことと近いように思います

悪い行ないをした人を責めるのではなく
悪い行ないをするに至った原因を見つめ
その原因を排除するにはどうしたらいいかを
考えていきたいですね

完璧な人なんていないはずで

仕事だって失敗をしながら
成長していくのですから

罪を憎んで人を憎まずだと思っています


あと僕は
苦労して努力してようやく
自分が生きることを
肯定できるようになったので

軽々しく命を投げ出す姿や
死を恐れずに戦う姿は
受け入れがたい部分があります

格好悪く 泥臭く
みじめでも歯を喰いしばって
生きている人を応援したいです

ここまで読んで下さり
ありがとうございました
ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。