年が明けるとともに、思わず言葉を失う事態が続発しています。

能登半島の大地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りし、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
寒い中、地震が続き、物心両面の支援を必要とされていることと思います。
できることをしなければ…。

そして羽田空港の滑走路上で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故にも、映像を見ながら、これはフィクションなのではと目を疑いました。
亡くなられた海保の方々のご冥福と、負傷された両機の方々の心身のご回復をお祈りいたします。
また、ヒューマンエラーを責めるためではなく、今後の運輸の安全のため、原因究明と再発防止の取り組みが進められることを願ってやみません。

その他にも事件や火災などいろいろあり、不穏なお正月となっていますが、
そんな年末年始に、心を奪われる美しい音色に出会いましたので、記録しておきたいと思います。
２０２３年から２４年にかけての、大晦日恒例東急ジルベスターコンサートの生中継で初めて拝見した、ヴァイオリニストの周防亮介さん。
穏やかな『タイスの瞑想曲』とドラマチックな『ツィゴイネルワイゼン』の対照的な２曲を演奏されたのですが、静謐で清澄でまろやかな『タイス…』に、超絶技巧と熱情が詰め込まれた『ツィゴイネルワイゼン』♪　すっかり惹き込まれて聴き入りました。
高音部の、よく通り、かつ神経に障らない美しさは特筆ものだと思います。
外見も演奏もとても繊細な方だという印象も抱きましたが、トークの場面で「今年も自分にも色々なことが起こるだろうけど、ツィゴイネルワイゼンのように、最後には華やかに締めくくりたい」というようなコメントをされていて、「ああ、色々あるだろうけれど強い人だな」と感じました。

テレビ越しではありますが、新年早々に嬉しい出会いとなりました。
今後応援していきたい人がまた一人増えて、ゾクゾクしています。

というわけで（？）
ご訪問くださった皆さま
本年もよろしくお願いいたします。