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藤色に包まれて(^O^)

洋の東西を問わず、古来、高貴な色とされてきた紫。
淡い青みを帯びた紫色の花、藤も、何となく高貴なイメージがありますね。
薔薇や牡丹、フリージア、沈丁花などなど、普通、花は色のある方が白い方よりも華やかですが、藤に限っては、藤色よりも白が華やかに見えます。

晩春から初夏に移り変わるこの時季を楚々と締めくくる藤を観に、埼玉県は加須市にある玉敷公園を訪れました。
電車とバスを乗り継ぎ、最寄りのバス停から数分歩いて辿り着いた公園では
藤がまさに見頃! GW中にはお祭りが行われるようですが、昨日は幸い、イベント前で人出も屋台なども多すぎるほどではなかったです。
甘い香りがほのかに漂う中、そよ風に長い房がゆらゆら揺れて、心洗われるとても美しい眺めでした。(蜂さんが盛んに飛び回っていましたが、こちらから刺激しない限り、刺されることはあまりないとのこと)
公園には神社が隣り合っていて、一体的に散策を楽しめます。

白い藤
こちらの見頃はもう少し先のよう
樹齢500年以上という、見事な藤
敷地内には水琴窟も
脇に置いてある1m程の竹筒で、清らかな音を楽しめます
玉敷神社
右手が拝殿、左手が神楽殿
神楽殿のアップ
重厚な趣で迫力がありました
玉敷神社の境内にて
鯛を抱えておいでなので恵比寿さまでしょうね


そして、数年ぶりに会う友人のお誘いで、歌舞伎座の4月大歌舞伎千秋楽を一幕だけ観劇する機会を頂きました。
演目は『於染久松色読販』。四世鶴屋南北 作で、公式サイトの謳うところによると「南北ならではの悪の魅力あふれる名作」とのこと。
片岡仁左衛門・坂東玉三郎黄金コンビによる、歌舞伎らしいお芝居を堪能した約1時間でした。お二人の悪役を観るのが初めてで、5代目の歌舞伎座場内に足を踏み入れるのもお初とあって、いろんな意味で愉しかったです。
仁左・玉のお二人本来の持ち味である上品さ、端正さ(そうそう、それこそ藤色のイメージ)が底にあってこその面白さなのでしょうね。
友人に大いに感謝です。
久しぶりに少しだけれど直接話せて嬉しかったですし。


最後にこの日の美味しいもの。

加須駅に戻って、駅からほど近い昭和な雰囲気の喫茶店『千珈夛』で頂いたのは、珈琲と自家製レアチーズケーキのセット。
うっかり写真を撮り忘れたのですが、珈琲もケーキも、失礼乍ら思いがけずとても美味しくて、寛ぎのひとときを過せました。常連さんに愛されているらしい雰囲気も好ましく、珈琲カップの可愛らしさにも目が留まります。

そして東銀座では、歌舞伎座横の有名店、喫茶youにて、名物のオムライスをこれまた初めて食しました。ふわふわの卵と、トッピングとして追加したチーズとがケチャップライスに絡んで、噂通りのおいしさ♪

喫茶YOUの名物オムライス


盛りだくさんの一日でした♪

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