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私がしている特定口座とNISA口座の使い分け

1、特定口座とNISA(非課税制度)の違い
2、(使い方①)特定口座内での損益通算ができる
3、(使い方②)特定口座は確定申告により、損失繰越ができる
4、(使い方③)長期投資目的銘柄は、NISA口座を使う
5、(使い方④)長期目的の投資信託は、NISA口座を使う
6、(使い方⑤)外国株ADR銘柄で、NISA口座を使う

1、特定口座とNISA(非課税制度)の違い
 ・特定口座は、譲渡益や配当金などで得られた利益に20.315%の税金が
  かか離ますが、NISA口座では、利益に対して税金はかかりません。
 ・現在は旧NISAと新NISAの両方があり、旧NISAは満期になると、
  特定口座へ移行されます。
 ・2024年施行の新NISAは、(今のところ?)満期なし。

2、(使い方①)特定口座内での損益通算ができる
 ・例えば、年末の時点で、
  特定口座内で利益20万円(年間配当金10万円+譲渡益10万円)を
  すでに獲得しており、すでに40,630円の税金を支払っている状態で。
 ・含み損(10万円)がある塩付け銘柄の損だしを行うと、その時点で20,315円
  の税金が戻ってくる。
 ・このように、すでに利益がある場合は、塩付け銘柄と相殺することで塩付け銘
  柄を処分できる。ある程度配当金がある方だと、個別銘柄である程度含み損を
  抱えても出口を作ることができますね。

3、(使い方②)特定口座は確定申告により、損失繰越ができる
 ・特定口座では、確定申告することにより損失を3年間繰り越すことができま
  す。これを譲渡損失の繰越控除制度と言いいます。私もリーマンショック時に
  使ったことがあります。
 ・NISA口座では、もともと税金を支払っていないので、繰越の概念はないとい
  う理解をするとわかりやすいですね。

4、(使い方③)長期投資目的銘柄は、NISA口座を使う
 ・上記3のように、損失繰越やその他の投資と損益通算が不可なため、できるだ
  け損する恐れのない銘柄に長期投資、もしくは優待銘柄への長期投資にNISA
  口座を使用すると良いでしょう。
 ・私の場合は、現在でも割安かつ高配当な銘柄にNISA口座を使用しています。
  三菱HC、三菱UFJ、三菱商事・・・。今後売る必要のなさそうな銘柄です。

5、(使い方④)長期目的の投資信託は、NISA口座を使う
 ・理由は上記4と同じです。
 ・オルカン、SP500などの、長期目的の一般的な投資信託へNISA口座を使用し
  ています。

6、(使い方⑤)外国株ADR銘柄で、NISA口座を使う
 ・ナスダック上場の英国ADR銘柄、例えばブリティッシュアメリカンタバコ
 (BTI)はNISA口座を使うと、非課税になります。
 ・特定口座だと、20.315%と外国税10%の30.315%の税金がかかり
  ますが、NISA口座だとゼロです。
 ・BTIの現在の利回りは約9%で、72の法則によると8年で資産が2倍になる計
  算です。割安なバリュー投資としてオススメかと思います。

以上となります。




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