見出し画像

AWS GameDayに参加して熾烈な優勝争いを繰り広げた話

 こんにちは! 網屋ALog開発チームのみつやです。先日、Amazon Web Services社が主催する「AWS GameDay」にチームメンバー数人で参加してきました。本記事はその体験レポです。AWS GameDayに興味がある方、参加してみたいけれどどのようなイベントなのかいまいちイメージが沸かないといった方に、イベントの雰囲気や魅力をお伝えできればと思います。


AWS GameDayとは

 AWS GameDayは、Amazon Web Services社が主催するコンテスト型ワークショップです。4人程度でチームを組み、実際にAWSのサービスを使いながら、Webサービスの模擬的な運用・保守を行い、デプロイ速度・耐障害性・スケール戦略などを競い合います。与えられる課題に関してはネタバレ厳禁なので具体的には書けませんが、コンテスト中は実際のサービス運用でも遭遇しそうな様々な問題がリアルタイムに生じ、参加者には臨機応変な対応が求められます。本物の障害が発生してから慌てることがないように、あらかじめ練習用の環境で障害対応をシミュレートしておこうというのがワークショップの趣旨です。まさにWebサービス運用の避難訓練のようなイベントですね。
 コンテスト中に行う作業はAWSサービスをUI上で操作するといったものがほとんどなので、開発チームにも運用チームにもおすすめできるイベントです。Webサービスの運用に関わる方であればどなたでも、GameDayに参加して得られるものは大きいと思います。

GameDay当日

 今回GameDayに参加したALogチームのメンバーは以下の4名です。

  • フクチ:我らがTL。AWS認定のバッジを9個くらいもっている。先日はAWS Dev Dayにも登壇した。

  • 明間:リサーチエンジニア。博士(工学)。専門は機械学習。学術研究を進めながら開発でも鬼の進捗を生むすごい人。

  • チャン:SREエンジニア。技術力がすごい新卒1年目。最近はSAP(AWS Certified Solutions Architect - Professional)の勉強をしている。

  • みつや:SREエンジニア。AWS認定のバッジを1個もっている(AWS Certified Cloud Practitioner)

 チームごとに設けられたテーブルについてお菓子を食べながら和気あいあいとしていると、ワークショップの概要説明が始まりました。最初に今回運用することになるサービスに関するユーモアたっぷりな解説があり、コンテスト開始時刻になったらせーので運用を始めます。
 日ごろからAWSサービスに親しんでいるメンバーが集まったこともあり、駆け出しは順調でした。フクチさんは持ち前のAWS知識で作業をどんどん進め、明間さんは〇〇(ネタバレにつき伏せ字)というコアサービスを初見で使いこなし、チャンさんはあらゆるタスクを縦横無尽に片づけました。みつやは何か問題が起きないか見守っていました。
 コンテスト開催中はダッシュボードで全チームの得点と順位を閲覧することができます。私たちのチームは冒頭1~2位を揺れ動き、中盤では安定して1位をキープしていました。残り時間も15分ほどとなり、これは1位で駆け抜けられるのではと祝勝ムードが漂い始めましたが、なんとここにきて2位のチームが追い上げてきて順位が逆転。非常に僅差だったので何か得点を稼げないかと最後まで再逆転を目指しましたが、ぎりぎりのところで追いつけず、最終的な順位は2位となりました。
 コンテストが終了するとそのまま結果発表と表彰式に入ります。3位のチームから順に表彰され、景品が授与されました。私たちのチームはAWSのロゴ入りのかっこいいバッグをいただきました。受賞スピーチはチャンさんが行い、「プライベートでもよく趣味でAWSサービスを使って開発するんですけど……」と開発大好きっぷりをアピールしつつ、GameDayがいかに楽しかったか感想を語ってくれました。
 表彰式の後はそのまま懇親会です。参加者やGameDayスタッフの皆様と軽食をとりながら技術の話などをして交流を深めました。

参加した感想

 初めて参加したAWS GameDayでしたが、とても楽しかったです! 特に以下の点が魅力的でした。

  • 使ったことがないAWSサービスを実際に触って試すことができた

  • リアルな障害対応を模擬的に経験し、本番運用でもありうるトラブルへの対応の訓練を積むことができた

  • 運用・監視に関わるAWSサービスのアーキテクチャについて新たな知見を得られた

  • コンテスト要素が白熱し、競技として面白かった(1位を逃したのはとても悔しかった)

 AWS GameDayは楽しく競いながらWebサービスの運用について学び、訓練を積むことができるとても素敵なイベントでした。もし今後ふたたび参加できる機会があれば、ぜひ社内の他のメンバーにも参加してほしいと感じました。そのときは今度こそ1位をとってほしいですね!


この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!