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学級通信は廃止すべき?

通信に関するアンケート調査結果


2018年9月理想教育財団は、「学校における各種通信の実態と教育効果に関する調査研究最終報告書」を発表しました。

教師、管理職、保護者それぞれにアンケート調査を行った結果がまとめられています。全国から抽出された方々から有効回答数およそ3000。通信に関してこの規模の調査は初めてでしょう。
「学校における各種通信」とある通り、学級通信に限らず、学年通信、学校通信、そして「保健室だより」まで網羅されています。

どんな結果が出ているのか、その一部をご紹介します。(上記報告書は、理想教育財団HP https://www.riso-ef.or.jp/index.html#ideaから無料で見ることができます。)

例えば、一般教諭からの調査結果です。

学級通信の発行頻度は「週1回」が42%
学級通信を発行しない最大の理由は「時間がない」小学校48%、中学校61%
学級通信のタイトルは 「クラスの合言葉や目標になるもの」 「動植物や自然をイメージしたもの」が人気
モノクロが8割を占めるなか、カラーも 11%と健闘

細かいところまで項目があって、「カラーも 11%と健闘」のように書きっぷりもおもしろく、127ページありますがざっと目を通すだけでも興味深いと思います。

学級通信は廃止すべき?

かつて、同僚から「板男くんのクラスだけ学級通信出してるけど、保護者から他のクラスも出してくれって要望出たら嫌だな~。○○小学校は禁止にしたって言ってたよ。時代だよね。」のようなことを言われたことがあります。
こういう時に調査結果を活用しましょう。

管理職(有効回答数1,839)

 学級通信を発行している先生と発行していない先生がいる場合の対応は?
先生の自主性に任せる 47%
全員出すように指導  27%
学年の自主性に任せる 24%
全員出さないように指導 1%

全員出すように指導するが27%ということが驚きですが…。
ここでは、「全員出さないように指導」がわずか1%です。
実際にこの数字を突き付ける必要はありません。喧嘩になるだけですから。しかし、あのように言われるのは気持ちのいいものではありません。

教師が主体性を発揮して、得意分野で勝負しなくてどうするんですか。子どもたちの主体性を育みたいのではないですか。

強みを生かす

私たちの強みは学級通信です。
強みを発揮して学級経営をしていきます。
学級通信出す派のみなさま、連帯していきましょう!
出したことない方、思ったよりもハードルは低いです。ものすごい威力を発揮ます。よろしければ、共に書きませんか!
懐疑派のみなさま、先生の強みで、得意で共に頑張りましょう!

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