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国立国会図書館を活用しよう!

コスパ良し

前提として、公共図書館使うのって、かなりコスパ良いです。
どうせ税金払うなら使った方が得です。
まあ、新刊にこだわらないとか、多少汚れていてもいいとか大らかな気持ちも必要ですが。

私の住んでいるところは、隣接している自治体でも図書館カードを作ることができます。(隣の自治体では予約サービスを使えないなどの制約がありますがそのくらいは無問題)。

国立国会図書館デジタルコレクション

「国立国会図書館デジタルコレクション」はご存知でしょうか。

その中でも特に2022年5月より始まった「個人向けデジタル化資料送信サービス」が本当に素晴らしいサービスです。
登録すれば、絶版や入手困難本を無料で、手元のデバイスで読めます。※もちろん「個人送信」されるものには限りがあります。
詳しくは以下の画像から。

国立国会図書館月報740号2022.12 p20より

例えば、「国語教育」と検索します。
すると「井上敏夫国語教育著作集1~5」がまずヒットします。

右の方「送信サービスで閲覧可能」に注目!

「送信サービスで閲覧可能」と書いてあるものは、全て無料で、手元のデバイスで読むことができます!
中には「国会図書館限定」などがあり、そういったものは現地でないと見られません。

PDFデータをそのまま読むので、多少扱いにくいですが、十分に活用することができます。

私は「井上敏夫国語教育著作集1~5」と「波多野完治国語教育著作集上・下」を読みました。
デジタルコレクションでなければ、触れることも存在を知ることもなかったでしょう。

「向山洋一」と検索してみます。
「斎藤喜博を追って : 向山教室の授業実践記」
「教師であることを怖れつつ : 1年の学級経営 (向山洋一の学級経営)」
「跳び箱は誰でも跳ばせられる (教師修業 ; 1)」
などなど10冊ほど読むことができます。

「大村はま」「斎藤喜博」「有田和正」など、名だたる実践家たちの著作も読むことができます。
ぜひ色々調べてみてください。

国立国会図書館月報

ここから話はさらにマニアックになりますので興味のある方だけごらんください。
「国立国会図書館月報」という蔵書や各種サービスについて紹介する月刊誌が発行されています。

私は中でも「館内スコープ」というページが大好きです。
職員の方が、職務に関する裏話を書いています。
過去の記事タイトルをいくつか引用してみます。

理想と現実の間で~データベース導入あれこれ(2024年2月号)
博士論文デジタル化の片隅で(2023年11月号)
僕たち典拠三兄弟(2023年6月号)

国立国会図書館月報

特に「博士論文デジタル化の片隅で」では、古い論文は紙が劣化しているなど、苦労がありありと書かれていて興味をひかれたことを覚えています。
何よりも、皆さん文章が上手い。引き込まれます。
こうして、地道に作業して下さっている方のおかげで貴重な資料が守られたり、閲覧しやすくなったりしているのだと感じます。

漫画「税金で買った本」

「税金で買った本」=公共図書館の本のことです。
ヤンキー×図書館のお仕事漫画です。(情報量が多い)。
図書館の裏側ってこんな感じか!平日の昼間の図書館も大変なんだな…。と、非常に勉強になります。

「国立国会図書館月報」を読んでいると「税金で買った本」のリアル版だ!そんな気持ちにさえさせてもらいます。

まとめ

・図書館はいい
・国立国会図書館デジタルコレクションは便利
・国立国会図書館月報おもしろい
・「税金で買った本」おもしろい
以上!

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