2日目、インド全開


とりあえず外に出た。行くとこは昨日調べたジャーマーマスジド(?)という場所。
昨日と同じような場所でトゥクトゥクを待った。
その後行き先と値段交渉を終えジャーマーマスジドへ。
値段交渉は年配のおじさんの方が話がよくわかる、そんな気がする。

30分くらいで着いた。マスジドまでは数分歩いた。歩きながら辺りを見ると、異常なほどの異臭でゴミまみれの道だった。横にいる男は地面に唾を吐いている。道には缶や食べ物のゴミがあって異常な汚さだったし、なんとも言えない光景だ。


門を入ろうとすると男が、「300ルピー支払え」と。500ルピーしか持ち合わせていなかったので、「高っ」と思ったが、他の人も払っているらしくここはおとなしく払った。その後短パンはダメだからと言って適当に切り分けた布を腰に巻いてくれた。(結構イケてる)これは100ルピーらしい。



中に入ると、案内人みたいなのが一緒についてくる。頼んだ覚えはないが、ずっと俺に話しかけてくる。マスジドについてなんか言ってる。俺は興味が浅かったので、その男とは写真を撮って、もういいと言って別れた。(もちろんgive me money!とは言われたけど。)
マスジドには欧米の観光客もいたし、日本人にも遭遇した。マスジドから見た街の景色は想像の何倍もの汚さがあり、もうそれは想像を絶する!


そしてマスジドを出ると、近くにレッドフォートがあるらしく行ってみることに。歩いてちょうど1キロくらい。途中何度も乗ってけと声をかけられたが、さっき400ルピーを支払ったため、何度も断った。途中兄ちゃんに追いかけられたりもした。「安くするよ」って。走って逃げたけど。
さっきも言ったようにここら辺の道は、本当に汚い。店の量。人の量。ゴミの量。どれもすごい、特に匂いはハンパない。

そしてなんとかレッドフォートに着く。しかし門のまわりには銃を持った大量の警察官。そいつらに話を聞くと、どうも入れないらしい。俺は嘘だと思って何人にも聞いたが、入れてはくれなかった。よく見ると看板に
「15日まで閉まっている」と書いてあった。


「マジか、せっかくここまできたのに…」と諦められない気持ちはあったが、仕方なく次の目的地に行こうと思った。適当にトゥクトゥクを捕まえ向かう。

また信号を待っているときだった。5歳くらいの少女たちが現れた。お金をねだってくる。グダグダしていると反対側からも子供が現れた。今思えば、少し払ってもよかったなと思ったが、その時は、お金に余裕がなく払わなかった。そしてまた動き出す。
また止まると、今度はニューハーフの男が!
確実に男の顔をしていたが、胸が出ている。
「なんじゃこりゃ!」 この顔は今でも忘れられない、衝撃的。

そうこうしてるうちになんとか目的地に着いた。
そこは、ジャンタルマンタルという建物。数枚写真を撮ったら飽きてしまい、また次の目的地へ。歩いて30分くらいあったが、お金を渋って歩いて行った。

そして次の目的地、グルドヴァラバングラサヒブ。名前もよくわからん。数枚写真を撮ると、建物からおばさんが現れて、「こっちへ来い」と。俺はなんとなくついていく。すると冷房の効いた部屋に入れられた。そこにはアルゼンチン人の夫妻とメキシコドイツ人の夫妻。そこに俺が加わった。このアルゼンチン人の女の人がめちゃくちゃ綺麗。服のモデルの仕事をしていて、写真を見たけど、美し過ぎた。旦那うらやましい。

衣服を着替え、説明の動画を見せられた。そして、ガイドが俺たちをいろんなところに案内してくれた。いかにもヒンドゥー教である光景を何度も目にし、インドを体感した気になり、嬉しかった。
それが終わってまた着替えると、そこの支配人らしき男が、
「ドネイション!ドネイション!」という。正直お金だろうと思ったけど、余裕がなかったし、よく意味がわからなかったのでその場を後にした。(ドネイションは寄付、寄贈)
男は不満げにしていた、そりゃそうだ、こんな経験をさせてもらったのに。後から申し訳ない気持ちになった。
その後も何個か見て回ってホテルに帰ってきた。

流石に何か食べたいと思ったが、ホテルの飯は高すぎる。少し調べて、インドに行ったら食べてみたいと思っていたモモという料理に決めた。レストランまでは歩いて行き、なんとか入れた。
俺はモモとチャイを頼んだ。待っていると、女の子2人組が話しかけてくれた。「どこから来たの」とか「インドはどう?」とか。
2人は19歳で学生らしい。俺より年下なのに英語がペラペラ。「すごいなぁ、どうやって勉強してるんだろう」と思ってた。


そうこうしてるうちにモモが到着して食べた。うまい、日本のたこ焼きみたいな味だった。女の子たちは日本のたこ焼きを知らなかったので、人気料理と伝えといた。そしてチャイもきたので飲んでみた。これもうまい。日本のミルクティーと同じ。彼女たちとは、日本に来たら連絡すると言って別れた。

ホテルに着いた。時間もあったので、ホテルの近くにあったプールに入ることにした。プールにはすでに1組の家族がいて、俺と同じホテルで泊まっている。出る時に、シャワーを浴びながら少し話した。父親はここから3キロくらいにあるホテルのオーナーらしい。首のネックレスを見るからに明らかに金持ってそう。確かにここのホテルは高い。私は家族に本当に恵まれている。またそう実感した。
部屋に戻ると、一気に疲れが押し寄せてきて寝た。


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