M#13 浜崎あゆみ「CAROLS」

noteには素敵な機能がたくさん備わっていて
おそらくは使いこなせばもっと読みやすくなるんだと思います。
が、私は使いこなせないので、淡々と書いています。

なんとなく今更言ってみました。

では、13本目の音楽感想です。

2004年の浜崎あゆみ、秋のヒット曲「CAROLS」です。


私は、浜崎あゆみのアルバムを何枚か持っていて、シングルもたくさん聴いたのですが
彼女の背景とか歌詞に込めた思いとかをあまり読んでいません。
1つは、彼女を知った頃、私はもう大人の手前で日常を忙しくて本を読む時間があまりなかったから。
1つは、次々と生み出されていく彼女の曲に途中で付いていけなくなったから。

毎年のように、秋から冬になると
浜崎あゆみの新曲が生まれてきました。

2004年は、この「CAROLS」でした。
「CAROL」の複数形……ってどういうことなんでしょうね。
「CAROL」というと、TM NETWORK好きとしては、どうしてもあの名盤をイメージしてしまいますが、あのアルバムが舞台なはずもなく。。。

歌詞の中で、「いくつもの季節が」「通り過ぎた」とあります。
僕と君は出会ってから数年の月日が流れていると解釈できます。
ちょっと強引ですが
CAROL⇒クリスマスキャロル⇒何年かの冬を超えてきた⇒なので「CAROLS」
ってことかなぁと考えてみました。

全体として「僕」は「君」を大切にしたいんだっていうことが伝わりますし、
どんな君でも受け止めるという「君」と共に歩いていく意志が伝わってきます。

冬から春になっても一緒にいたいという「僕」の未来への眼差しが描かれていますが
「過去を許せる日」ってどういう意味なのかよくわかりません。
特に前後に「僕」(サビでは「私」だけど)が何か過ちがあるようなことは書かれていなかったような気がして
2番で突然後ろ向きな言葉が出てきます。

まぁ小説ではないので
詳細に書かれている必要なんてないと思います。
だからこそリスナーはいろんな想像をするわけです。

どんな人でもつらい過去はありますし
(おそらくは歌詞を書いた浜崎あゆみ自身もそうなのでしょう)
前向きな未来への夢を語る君に対し、その後ろ向きな思いを捨てて一緒に行きたいという願いが込められているのかなーと思ってます。

この歌が流れてた2004年頃は
正直、私自身は未来を語ることなんてできなかったですし
その日暮らしなところもあって、いまの2023年に繋がる未来は想像できませんでした。
その日暮らしではありましたが楽しいこともあったし
お酒を飲んでも楽しいと思えてた頃でもありました。

お金はなかったけれど、漠然と未来は続くんだろうと思っていましたが
もう少し未来設計をしておくべきだろと今の私からは突っ込みたいです。
この「CAROLS」をよく歌っていた女性は
歌詞のとおり私をよく困らせてばかりの人でした。
あの頃の私はあの人にどんな風に見えていたのでしょう……。

浜崎あゆみの秋から冬の歌を聴くと、ちょっと自分の過去に浸りがちです。



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