M#16 hide with Spread Beaver「HURRY GO ROUND」

しばらく期間が空いてしまいましたが
本業が忙しかったのもありますが、体調を崩していたので更新できなくなっていました。

さて本日は、1998年の名曲、hide with Spread Beaver「HURRY GO ROUND」です。

もう25年も前の楽曲なんですね……。


hideが同年5月に逝去し、その後に発売された「ピンクスパイダー」「ever free」がそれぞれヒットし
アルバム「Ja.zoo」の発売が控える中でリリースされたのが

「HURRY GO ROUND」

です。

hideの死後、Spread Beaverのメンバーによって完成された楽曲です。
今までにないストリングスが入った楽曲で、冬に近づき空気が冷えていくあの時期にぴったりな曲でした。

当時の私はこれからの道をどこへ進めていけばいいのかわからず
暗中模索な日々でした。
そんな中、hideが歌うこの曲は私を落ち着かせてくれるような優しい歌でした。

「ROCKET DIVE」で始まった1998年、
「ピンクスパイダー」「ever free」とひとつの繋がりのあるシングルが並んでいました。
ちょうど挫折を味わっていた私としては、この流れはもう一度立ち上がるために必要なものだったような気がします。

歌詞の本当の意味は、hideがいないこの世界ではわからないですが
辿り着く場所がわからず進み、
いつかは身は朽ち果てて、思い出の欠片も土に還るけれど
また花となって開く……という世界観は前向きなものであったと思っています。
倒れてもまた咲くという、復活を意味する歌だったんじゃないかなぁと。

かくして
私も復活するのだと12月から奮起し、また歩きはじめました。
そしてその頃の仲間に、また春に会うことはなく、
新しい場所で、今に繋がる日々が始まることになりました。

この曲を聴くと、冬の寒さの中で図書館に通ってたことを思い出します。
hideは次の春直後には現れませんでしたが、
5月にトリビュートアルバム「hide TRIBUTE SPIRITS」でその楽曲たちを蘇らせました。




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