花の都 2024/02/16
先月末、6年間住んだ大阪を離れた。退去立ち会いでは上半身を重点的に鍛えている不動産屋に大阪弁でひとしきりの嫌味を言われ、引っ越す前の名残惜しさを解消してくれるサービスのようであった。重たいキャリーケースとパンパンのリュックに体を破壊されながらも、やはり西中島南方から新大阪は歩くものだからと意地を張り、なんとか昼頃には新幹線内で黒ラベルを呷ることに成功。富士山も束の間、品川駅の往来を大きな荷物で妨害しながら不動産屋に赴き、契約書のいたるところに意味もわからずハンコを押した。こ