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イスラエルのベンチャー・グループTeam8、新たなテック・ファンドで5億ドルを調達

このインタビューに答えているTeam8のYuval Shachar氏は3度自身の会社をCiscoに売却した御仁です。しかし、とても物腰が柔らかく、温かみのある方で、昔はイスラエルでGoogleの元CEOであったエリック・シュミット氏のファンドを運用していました。

しかし、この状況下のイスラエルで資金調達をすることは大変難しかったであろうと思われますが、戦争で直面するサイバー攻撃など、この状況であるからこそ信頼を勝ち取っているということもあるかと思います。

たくさん知っている人がいるので、改めて、本当にスゴいチームだなぁ、と感心するばかりです。


イスラエルのベンチャー企業グループTeam8は火曜日、サイバー、データインフラ、フィンテック、デジタルヘルス、人工知能(AI)の新興企業に投資するため、5億ドルを調達したと発表した。

過去10年間で、チーム8は20社を設立し、更に別の21社に投資してきた。これまでに8件のエグジットを達成している。

Team8のマネージング・パートナーであるユヴァル・シャハールは、ロイターに「この(新たな)資本により、さらに30社ほどの企業を設立し、投資することが可能になるでしょう」と語った。「我々のモデルは、2回目、3回目の起業家にとって非常に魅力的であることが証明されています。」

Team8のルーツはイスラエル軍8200情報部隊のサイバーセキュリティだが、現在はデータインフラ、金融技術、AI、デジタルヘルスに焦点を広げている。

今回の資金は3つの新しいファンドに充てられる予定で、2号目のベンチャーキャピタルファンドには2億3500万ドル、さらに1億1,000万ドルはTeam8が1年に2社を設立する3号目のベンチャークリエーションファンドに充てられる。

また、7,000万ドルのデジタルヘルスファンドも新設した。

シャハール氏によると、資金調達の過程で、すでにサイバー企業2社、デジタルヘルス分野でさらに2社、ベンチャー・キャピタル・ファンドから数社に投資している。

Team8の資金調達は、ガザ地区でのイスラエルとパレスチナのイスラム主義組織ハマスとの5か月にわたる戦争にもかかわらず行われた。この戦争は、世界経済の減速とイスラエル政府の司法制度改革計画に起因する2023年の厳しいテクノロジー環境に続いたものである。 なお、それ以来、司法計画は保留になっている。

シャハールは、イスラエル企業であるにもかかわらず、投資家は現在の軍事衝突の先を見ていると述べた。

「投資家は1年単位ではなく、10年単位で見ています。イスラエルのハイテク・エコシステムの10年後の見通しを見ると、おそらくこれまで以上に良いものになるでしょう」と彼は述べ、成長著しいAI技術におけるイスラエルの強みを挙げた。

「だから、長期的には、投資家はここで多くの価値が生まれると信じています。」

Source Link ↓

https://www.reuters.com/technology/israeli-venture-group-team8-raises-500-million-new-tech-funds-2024-03-05/

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